「いちゃこら」に透けた嫉妬!万太郎が寿恵子ママにプロポーズ宣言

桧山珠美 TVコラムニスト
更新日:2023-06-02 11:54
投稿日:2023-06-02 11:48

NHK朝ドラ「らんまん」~第9週「ヒルムシロ」#45

(C)NHK
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 高藤(伊礼彼方)にお姫さま抱っこされた寿恵子(浜辺美波)の姿が頭から離れず、植物研究にも身が入らない万太郎(神木隆之介)。

 心の中のモヤモヤを十徳長屋のりん(安藤玉恵)やえい(成海璃子)、ゆう(山谷花純)に聞いてもらう。彼女たちも過去の恋の話をし、万太郎の背中を押す。

 押された万太郎は白梅堂へ。店番をしていた寿恵子の母まつ(牧瀬里穂)に、薔薇の絵を託し、寿恵子への想いと、自分はやるべきことを全力で成し遂げ、寿恵子を迎えにくる、と宣言する。

【本日のツボ】

いちゃこら

 ※※以下、ネタバレあります※※

 長屋でダラダラしている万太郎。りんに「万さん、暗いよ」と声を掛けられ、「どういても消えんことがある」と心の中のモヤモヤを打ち明けました。

「可愛らしい花のようなお人です。その方が男に抱えられて、い、いちゃこら……。そのことを頭から追い払うにはどういたらええがでしょうか」

 高藤に抱えられた寿恵子、万太郎には「いちゃこら」としていると見ていた万太郎。いちゃこらには若干、嫉妬の感情が入っていると思われます。

 恋をしているのだと十徳長屋婦人会の3人に指摘されるも、「恋は明るうて浮き立つもの。それなのに今はどんどん黒いもんが沸いてくるがです。あの人にわしだけを見て欲しい、いやほかにもなんちゃ、どんどん……とにかく気持ち悪いがです」と。

 万太郎の恋、十徳長屋婦人会とともに応援するとしましょう。

桧山珠美
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TVコラムニスト
大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。読売新聞「アンテナ」、放送批評誌「GALAC」、日刊ゲンダイ「あれもこれも言わせて」などで連載中。

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