深キョン「おばさん」呼ばわりに違和感!“実年齢相応”の役は絶対なのか

コクハク編集部
更新日:2023-07-14 06:00
投稿日:2023-07-14 06:00

「18/40」初回でいきなり「おばさん」呼ばわり

 女優の福原遥(24)と深田恭子(40)が、ダブル主演のTBS系ドラマ「18/40~ふたりなら夢も恋も~」(火曜夜10時)が11日にスタートした。キュレーターを夢見る18歳の大学生とアートスペシャリストとして働くバリキャリ40歳の間に生まれるシスターフッド(女性の絆)をテーマにした内容だが、初回からネットがざわつく展開に……。

 福原演じる有栖の希望しない妊娠が発覚し、深田が演じる瞳子は子どもができにくい体質だと知る。取り乱す瞳子に対し、有栖が「おばさん」呼ばわりするシーンが描かれ、

《深田恭子がおばさんって言われてる…年齢的にはそうかもだけど見た目が可愛すぎて“おばさん”に違和感持ってしまう》

《深田恭子がおばさんなら、その他はおばあさんになるのでは?》

《ドラマとはいえ、深田恭子におばさんと言う破壊力ハンパない》

 などと反論意見が相次いだのだ。

 1982年生まれの深田自身、11月には41歳の誕生日を迎え「おばさん」と呼ばれても不思議ではなく、役の幅から言えばキャリアウーマンの管理職役や母親役を受けていてもおかしくない。

 だが、1998年放送の「神様、もう少しだけ」(フジテレビ系)でヒロインの女子高生を演じた頃から見た目も話し方の印象も変わらず、「ダメな私に恋してください」(2016年放送、TBS系)や「初めて恋をした日に読む話」(19年、同)、同「ルパンの娘」(フジ系)など、年齢を意識させないかわいい役がハマってきた女優だけに、視聴者も突然の「おばさん」を受け入れがたいわけで……。

年齢相応の方向転換は必要なのか?

 それでも、深キョンも多分に漏れず、年齢相応の方向転換を余儀なくされるのだろうか。芸能リポーターの川内天子氏の見立てはこうだ。

「深田さんの所属事務所は従来の路線を継続させたいのではないでしょうか。20代から恋多き女優としてたびたび交際報道がありましたが、見た目は大人になっても、少女らしさや清潔感が抜群で、生々しいベッドシーンが似合わないタイプ。ドラマや映画のなかでは男性の影がちらつかない珍しい女優さんです。

 同世代にキャラ被りするライバルがいないのも大きな強みといえるでしょう。先人でいえば、『科捜研の女』シリーズで年齢を感じさせない純粋でかわいい女性を演じる沢口靖子さん(58)と同じ路線です」

「かっこいい女性」枠は大渋滞

 一方、対角となる「かっこいい女性」で存在感を増す筆頭といえば、天海祐希(55)だ。警察や探偵、弁護士、教師などデキる女を演じてきたが、この後に続くポジションは“大渋滞”となっている。

「40代なら、吉田羊さん、米倉涼子さん、吉瀬美智子さん。30代には綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、高畑充希さんが、結婚の有無にかかわらず期待されていると聞きます。かっこいい、かわいいどちらにも触れられるのが、吉高由里子さんですね。いずれにしても、深田さんは現在の路線なら女優業も安泰とみられています」(前出の川内天子氏)

 今作は適応障害による休養を終えて初めての主演ドラマ。「おばさん」は話題を狙った台詞だと割り切り、永遠のかわいい女子・深キョンで癒されましょう。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


「あんぱん」千尋(中沢元紀)は本当に良い子…史実どおりの展開なのか。しょくぱんまんのようなイケメンだ
 けんかした嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)に、寛(竹野内豊)は改めて後継ぎはいらないと告げる。そして、何をしながら生き...
桧山珠美 2025-04-23 17:51 エンタメ
こうでなくちゃ! 志尊淳の正解を「恋は闇」で見た。いい人よりも“妖しい姿”に妄想が駆り立てられる
 新ドラマ「恋は闇」(日本テレビ系)の志尊淳が良きです。  前クールの「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった...
「あんぱん」なんて贅沢!今が旬、河合優実の“目で語る”表現力と色気に驚く。俳優・ソニンのEE JUMP感を消した演技も見事
 なりたい夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。同じ...
桧山珠美 2025-04-21 14:23 エンタメ
怪演・市原隼人に「ヤバい超大物」2人が熱烈ラブコール。迫真すぎる“ガンギマリ”の演技がモテる理由か
 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)にて、盲目の大富豪にしてゾクッとする異様な雰囲気を放つ鳥山検校を怪演...
堺屋大地 2025-04-21 06:00 エンタメ
ラランド・サーヤは「名誉男性」なのか? お笑い界の“女すぎる”という悪口に思うこと
 ラランド・サーヤが参加するバンド「礼賛」が大阪で行ったライブで、痴漢行為が発生。被害女性がSNSで被害を訴えたことで発...
帽子田 2025-04-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」松嶋菜々子の“毒”さえチャーミングにする厄介な美しさ。ドキンちゃんにも見えてしまった
 8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を...
桧山珠美 2025-04-19 06:00 エンタメ
「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)の登場が不穏…色っぽいけど。貴島中尉(市川知宏)は“あのキャラ”を意識?
 新聞社に出した漫画で賞金をもらい、ご機嫌の嵩(北村匠海)。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところ...
桧山珠美 2025-04-17 16:02 エンタメ
カトパンへの嫌味に物議…新井恵理那は承認欲求のカタマリか、悪役を演じる聖人か?
 昨年3月、8年間出演して総合司会も務めていたテレビ朝日系の朝の情報番組『グッド!モーニング』を降板したフリーアナウンサ...
堺屋大地 2025-04-17 06:00 エンタメ
【募集】春ドラマ何見る? 面白かった&ガッカリを教えて!『最後から二番目の恋』『あんぱん』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「期待している」「面白...
笠松将、柳楽優弥を超えなければと思っていた。俳優業の“わからなさ”は「自分自身にビビッている感覚」『ガンニバル』シーズン2インタビュー
“この村では、人が喰われているらしい……”    2022年の年末にディズニープラス スターにて独占配信がスタートす...
望月ふみ 2025-04-15 06:00 エンタメ
「あんぱん」嵩(北村匠海)の“ジェラシー”がなんとも可愛い! 寛(竹野内豊)の診察シーンが見たかった
 昭和10年、高等女学校の5年生になったのぶ(今田美桜)は、ある日、貴島中尉(市川知宏)と再会。祭りのパン食い競走で使う...
桧山珠美 2025-04-14 19:03 エンタメ
15分の朝ドラで高揚感を得られるんだ! のぶ&嵩の“子役最終回”が見せた未来の夫婦関係
 久しぶりに登美子(松嶋菜々子)の顔を見て胸がいっぱいになる嵩(木村優来)だったが、登美子は困惑した表情を浮かべる。のぶ...
桧山珠美 2025-04-12 06:00 エンタメ
旧ジャニ会見から1年半、STARTO社の再興成否…CD売上と人権意識から考察、ファンは一体何を望む?
 2023年9月および10月、旧ジャニーズ事務所は創業者問題で2度記者会見を開いた。その後、同社所属タレントのテレビ・C...
こじらぶ 2025-04-12 06:00 エンタメ
「あんぱん」阿部サダヲの配合絶妙な演技。高知つながりで“しょくぱんまん”登場!
 元気のない家族のために力を貸してほしいというのぶ(永瀬ゆずな)の頼みに、草吉(阿部サダヲ)は1回きりの約束であんぱんを...
桧山珠美 2025-04-09 17:20 エンタメ
『あんぱん』RADWIMPSの主題歌は本当に「合っていない」のか? 正統派・朝ドラOPの真逆を貫いた意味
 2025年3月31日より、NHK連続テレビ小説『あんぱん』の放送が開始された。国民的キャラクター「アンパンマン」生みの...