これまでのあらすじ
出産を機に自宅でリトミック教室を始めたアミさん(仮名・31歳リトミック講師/既婚)。自らを肉食女子と言うショートボブの似合う明るい女性だ。
運命のいたずらか、「近所に引っ越して来た」とリトミック教室の説明を聞きに来たのは、高校時代の元カレ・ユウキさん(31歳スポーツジム勤務/既婚)だった。
話の流れから、2人には同い年の娘がいることがわかったが、ユウキさんの妻は、高校時代の同級生・ヨウコさん(31歳主婦)であることも判明。しかも、ニセ情報を流して、ユウキさんを奪ったことも暴かれた。
アミさんの復讐心に火がともり、ユウキさんを寝取ることに成功。やがて、ヨウコさんと対面したアミさんは人生をかけた復讐を企(くわだ)てて――。
女の復讐劇、第4話!
元カレとの子供を我が子として育てる
――ヨウコさんとリアル対面して、人生をかけた復讐を思い立った。その後をお聞かせください。
「ヨウコとの会話を思い出すと、いまだに吐きそうなほどムカつきます。『ユウキにまだ未練たらたら?』と勝ち誇ったように言った嘘つき女に人生をぶち壊された恨みは、鬼になることさえいとわなかった……。ヨウコが地団駄踏んで悔しがる顔を見たい一心で練った計画は、『ユウキの子供を産む』です」
――えっ、それは……本当ですか?
「はい、まさに人生をかけた復讐ですよね。私自身、娘のアンナに妹か弟がいればいいなと思っていましたが、夫とは疎遠になっていて……。もしかしたら夫にも浮気相手がいるのかもしれませんが、そんなことは関係ないほど、ユウキにのめり込んでいる自分がいました。
ただ、ユウキに抱かれている時は幸せなのに、ひとたび離れると、どうしようもない寂しさに包まれる。家庭では妊娠中のヨウコを気遣い、時々苛立ちながらも、新しく生まれてくる第2子を心待ちにしているだろうと想像すると、苦しくて、悔しくて……。
だからこそ、ユウキとの子供が欲しかったんです。ユウキとの間にできた子供を自分の子供として育てる――最高の復讐じゃありませんか?
ある書籍では、10%前後の子供が法律的な父親と遺伝的なつながりがないのでは? と書かれていました。世の中には父親の違う子供を何も知らずに育てているケースもあるんです。幸い、ユウキと夫は同じ血液型です」
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