福原愛ドロ沼騒動、泣き虫愛ちゃんはいずこへ…長男を巡る対抗姿勢の行方

コクハク編集部
更新日:2023-08-04 06:00
投稿日:2023-08-04 06:00

新たに物議を醸す3000字の声明文

 卓球の元日本代表で五輪2大会連続メダリストの福原愛(34)と、元夫で16年リオデジャネイロ五輪台湾代表の江宏傑氏(34)が長男を巡って争っている問題がドロ沼化し、国民的人気だった元天才卓球少女のイメージダウンは大きい。

 発端は先月27日に江氏が都内の日本外国特派員協会で開いた記者会見。弁護士を通じて、東京家庭裁判所が福原に長男の引き渡しを命じる保全命令を出したことを公表し、応じなければ強制執行や「未成年者誘拐罪」で刑事告訴も辞さないことを示唆していた。

 福原側の弁護士は直前に会見中止を要請し、会見後にも「残念ながら、本日の江氏の記者会見は、子供を守る配慮に欠けていました」「母親は、このような形で子どもたちが晒しものになっていくことに大変に胸を痛めております」などと江氏らを批判。

 さらに今月1日の約3000字の新たな声明文で、「福原愛さんが犯罪を犯したのではないかという誤解をされる」「福原さんを社会的に葬ろうしているように見受けられます」と抗議した。

《福原愛に弁護士、ダメっぽい》の声

 しかし、相次ぐ声明文は意に反し、福原のイメージダウンに……。SNSでは、

《そもそも、江宏傑に黙って長男を日本に連れ去ったのは福原愛だろ 自分がやらかしたことを棚に上げての、この声明内容 まさしく逆効果だよな 福原愛のイメージダウンのために弁護士が動いてるようなもんだ》

《なんか、福原愛に弁護士、ダメっぽいな。このままだと福原愛は誘拐犯で確定してしまいそうだ。弁護士選びは慎重に…》

 などの声が散見される。

福原さんは分が悪い

 民事裁判に詳しい弁護士の山口宏氏が言う。

「日本の裁判所が保全命令を出していることを考慮すると、福原さんは分が悪い。命令を守らず、声明文を出して先延ばしにすると裁判所からの印象も良くありません。江さん側から、裁判所の決定を守られなかったことによる慰謝料などを損害賠償請求されるリスクもあり、その際の裁判結果も不利に影響しかねません」

 強制執行されたり、その後「未成年者誘拐罪」で刑事告発に発展した場合、損するのは福原だろう。

パブリックイメージの“崩壊”

 現在、青森大学の客員教授、WTT(ワールドテーブルテニス)日本法人のゼネラルマネジャー、卓球大会の中継やコメンテーター業が中心だが、現状のままでは、今後の活動は先がまったく見えない。

 福原は長男を巡る問題以前に、離婚直前の21年3月には大手商社に勤務していた現交際相手とのW不倫疑惑が報じられ、22年に交際相手の元妻との訴訟が取り沙汰されたのは記憶に新しい。

本能のままに生きるオンナへ…

 芸能リポーターの川内天子氏が言う。

「天才卓球少女だった“泣き虫・愛ちゃん”の親しみやすいイメージが強烈だったぶん、不倫疑惑や長男を巡る報道、現恋人との同棲報道はギャップが大きく、“周囲を顧みず本能のままに生きるオンナ”を印象づけてしまいました。

 女性支持はダダ下がり、バラエティ番組や新規のCM出演などは遠のいたでしょう。さらには一連の報道に加え、弁護士が感情的な声明を出したことで、『言い訳』しているイメージもついてしまった。これは逆効果です。

 ただ卓球の解説業は五輪出場の実績から需要は見込めますが、卓球以外の場面で目にすることが無くなる可能性が高いのは残念ですね」

 当事者にしかわからない夫婦の問題はあるだろう。ただ、このまま騒動が拡大することが福原にとって得策ではないのは、間違いない……。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


太陽とシスコムーンとの共通点にザワッ Z世代に人気のIS:SUEがたまらん
 6月7日、太陽とシスコムーンの楽曲がサブスク解禁され、40代を中心としたお祭り状態になっていましたね。懐かしすぎて私も...
よねと轟の新「相棒」爆誕!男と女“くっつく思考”に冷や水を浴びせた
 花岡(岩田剛典)が違法である闇市の食べものを一切拒否して栄養失調で亡くなったと聞き、衝撃を受ける寅子(伊藤沙莉)。花岡...
桧山珠美 2024-06-10 16:20 エンタメ
“マッチ先輩”近藤真彦がうたコン降臨!ヤンチャ返上?謙虚な発言に驚き
 4日放送のNHK「うたコン」は「作曲家 筒美京平特集」。尾崎紀世彦「また逢う日まで」、太田裕美「木綿のハンカチーフ」、...
花岡死す「栄養失調で死亡」見出しの衝撃…“甘党男子”桂場は和洋イケる口
 穂高(小林薫)は法の道へ導いて不幸にしたと寅子(伊藤沙莉)に謝罪し、新しい仕事を紹介すると言い出す。しかし寅子はむしろ...
桧山珠美 2024-06-07 15:30 エンタメ
公園ランチの約束は叶うのか? 花岡の“しょんぼり言動”が不穏すぎる
 ホーナー(ブレイク・クロフォード)から子供たちにとチョコレートをもらった寅子(伊藤沙莉)は、公園で花岡(岩田剛典)に再...
桧山珠美 2024-06-06 17:00 エンタメ
いよいよ裁判官編。NHK制作陣の遊び心、8時14分過ぎに見たり
 昭和22年3月。新しい日本の憲法に希望を見出した寅子(伊藤沙莉)が向かったのは法曹会館。そこには空襲で被害を受けた司法...
桧山珠美 2024-06-03 16:05 エンタメ
「虎に翼」お宝物件!三山凌輝はピアスにアクセジャラジャラの“チャラ”男
 先週のNHK朝ドラ「虎に翼」第9週「男は度胸、女は愛嬌?」は、ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)にとって、悲しみの連続でした。...
刮目!伊藤沙莉“静”の演技、「佐田優三 仲野太賀」表示も期待は泡沫に…
 これまでの後悔と秘密をすべて打ち明けて、直言(岡部たかし)は安らかに亡くなった。  寅子(伊藤沙莉)は何事もなか...
桧山珠美 2024-05-30 19:10 エンタメ
古谷徹は“あの役”降板?声優不倫騒動の後始末、カギは「キャラの私物化」
 レジェンド声優・古谷徹(70)の不倫報道が世間を騒がせている。 『文春オンライン』よって報じられた37歳年下女性...
優三も草葉の陰で苦笑い? 前代未聞な別れの“懺悔”は直言らしい名場面に
 直言(岡部たかし)は栄養失調と肺炎でもう長くはないと診断される。直言が大事なことを隠していたと知った寅子(伊藤沙莉)の...
桧山珠美 2024-05-30 18:50 エンタメ
「見るんじゃない」と直言。ダチョウ倶楽部の“押すなよ、押すなよ”を彷彿
 直言(岡部たかし)の体調が優れない。寅子(伊藤沙莉)と直明(三山凌輝)はマッチ製造の仕事を紹介してもらい、はる(石田ゆ...
桧山珠美 2024-05-28 15:30 エンタメ
視聴率苦戦だから失敗に物申す!山下智久と錦戸亮、5年ぶり民放作の意義
 山下智久(39)が主演を務める「ブルーモーメント」(フジテレビ系)、錦戸亮(39)がキーマンとして出演する「Re:リベ...
こじらぶ 2024-05-25 06:00 エンタメ
「おいしいものは一緒に」出征前の河原デート。はて?初回を思い出すと…
 寅子(伊藤沙莉)は訪ねてきた後輩の小泉(福室莉音)から、女子部が閉鎖されることになったと知らされる。  今年は高...
桧山珠美 2024-05-24 15:30 エンタメ
優三の優しさシャワー全開!寅子のゴロゴロ床入り作戦も大成功だった神回
 昭和17年3月。直言(岡部たかし)の工場は軍からの注文が途切れず、順調に稼働を続けていた。戦時下で食べ物が貴重になる中...
桧山珠美 2024-05-21 15:30 エンタメ
朝ドラヒロインは「大日本国防婦人会」と揉めるのがお約束
 結婚した寅子(伊藤沙莉)は弁護の依頼も来るようになり順調な日々を送る。  ある日、手伝いとして働くよね(土居志央...
桧山珠美 2024-05-20 15:30 エンタメ
角界一の美容力士・翔猿らが明かした脱毛&モテ事情、全力で推したいのは
 圧倒的な強さと精神力、鍛え抜かれた筋肉美、昭和の名横綱“ウルフ”千代の富士、整った顔立ちと沸き立つ色気がたまらない“各...