更新日:2024-09-03 13:53
投稿日:2023-08-18 06:00
2人きりでお疲れ様会に
――それは大変でしたね。イベントは大丈夫でしたか?
「はい、社員総出で各方面にイベントへの参加を募り、無事、大盛況となりました。本来ならうちの広報部がやるべき業務も、他の部署の社員や、芸人さんに頼み込んでSNSで告知をしてもらったり……。とにかく、皆さんの協力のおかげで週末の2日間とも満席。皆さんの温かさに助けられたと、今も感謝の気持ちでいっぱいです。
……で、イベントが終わった夜、アツオ部長から『頑張ったな。よかったら2人でお疲れ様会をしないか』と誘われたんです。
近くの居酒屋に入り、ビールで乾杯して……。私はイベントが終わった安堵よりも、ひそかに憧れているアツオ部長を目の前にした緊張感で落ち着かなくて……。
ただ、彼の左手の薬指に光る結婚指輪が嫌でも目に入って……この人は決して手に入らない男性だと思うと、虚しさがこみ上げてきたんです」
男女の関係に発展
――お気持ち、お察しします。続けてください。
「居酒屋を出た後、気づけば私のほうから『もう少し一緒にいたいです』と告げていました。彼の顔を見ることはできません。彼がどのような表情をしているかわからず、私自身もどんな顔をすべきか迷いましたが、気持ちを伝えずにはいられなかった。すると、『わかった』と私の手を引いて、近くのシティホテルに入ったんです」
ミクさんと部長はその日のうちに男女の関係になったという。
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