夫に「他の男性としていい?」と聞いたら…レス9年目夫婦の現状は玉虫色

豆木メイ フリーライター
更新日:2023-09-12 06:00
投稿日:2023-09-12 06:00

夫の返事はイエスでもノーでもなく…

 冒頭、筆者が夫に「他の男性とそういう関係になっていいの?」と問いただした話に戻りますが、結論から言うと返事は聞けていないまま今に至ります。

 彼の返事は「いいとは言えないけれど……」と、なんとも煮え切らない答えでした。

 おそらく自分がセックスをしない事実に罪悪感を抱いているのだと思います。

 しかし、不倫を認めるわけにはいかない葛藤があったのでしょう。

「じゃあ、また聞くから考えておいてね」と言ったきり、その話題を出すのも嫌になりそのままにしてしまいました。

 本来はきちんと最後まで話し合うべきですよね。

役割ごとのパートナーがいてもいい

 結婚するとそれまでの恋人同士の関係とは違い、「生活」が始まります。

 その中で子供が生まれて子育てがスタートする人もありますし、双方の親の介護をしないといけない人もいます。

 基本的には毎日顔を合わせて、人生の良い出来事も悪い出来事も共有する関係です。

 そして結婚すると配偶者としかセックスはできません、本来は。

 しかし、“家庭”という団体を運営するパートナーでありつつ、セックスをする恋人のような関係を両立させるのって困難な気がしています。

 だったら、その役割ごとのパートナーがいてもいいのではないか? と思う時があるのです。

 セックスレスだから、配偶者以外の人とセックスをする。

 そんなにダメな考え方なのでしょうか?

「そこまでしてやりたければ、離婚してから好きに楽しめばいいのに。自分勝手過ぎる!」と反対意見が出るので大きな声では言えませんが……。

 理性では片付けられない感情だってあるのではないでしょうか。

簡単にはいかない理由

 役割ごとにパートナーを分けると言葉で言うのは簡単ですが、相手は人間ですから感情があります。

 自分は割り切った気持ちでオープンマリッジや婚外恋愛を始めたつもりが、いつの間にか本気になっていた。または逆に相手が本気になってしまった。なんてケースも起こり得るでしょう。

 そのパートナーが独身なのか、既婚者なのか、子供が欲しいと思っているのか……と考え出すとキリがありません。

 このように考えると、婚姻関係を結ぶのは社会規範を守るための合理的な契約なのかもしれません。

(※)e-venz「オープンマリッジとは?自由な夫婦関係のメリット・デメリット」(https://e-venz.com/column/14087)

豆木メイ
記事一覧
フリーライター
アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
XInstagramnoteYoutube

ラブ 新着一覧


「魔性の女」を自称する者よ、自信はどこから? 赤っ恥エピとその頭ん中
 自称 “魔性の女” を名乗る女性に限って、痛いエピソードはつきものだったりします。「恋愛相談なら私に任せて!」「男たち...
恋バナ調査隊 2024-08-08 06:00 ラブ
若さ至上主義にうんざり!レス夫の「この人老けたね」の一言が嫌いなワケ
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  夫がテレビに...
豆木メイ 2024-08-06 06:00 ラブ
ハイスぺ女子はモテない説を逆手に取り、男の庇護欲をくすぐる3つのツボ
 高学歴で、仕事もバリバリこなす高収入のハイスペ女子。女性としては羨ましい限りですが、実は意外にも男性にモテないと悩む人...
恋バナ調査隊 2024-08-06 06:00 ラブ
“いいね500件楽勝”の茶飯ボンビー女が化石男子とAIマッチングした話
 学生時代、知り合いから頼まれマッチングアプリにはびこるサクラのアルバイトをしていた。 一般ユーザーに扮してマチアプに登...
時短美容協会 2024-08-06 06:00 ラブ
禁断の恋が燃え上がるのは一瞬だけ…ダブル不倫のキレイな別れ方4つ
「ダブル不倫、そろそろ潮時な気がする…」「夫を裏切り続けるのはもう耐え切れない」このように、ダブル不倫に足を踏み入れてし...
恋バナ調査隊 2024-08-05 06:00 ラブ
彼とはセックスレス。5つの性欲解消法で不満や寂しさを抱えない!
 交際期間や夫婦生活が長くなると、セックスレスになりやすいですよね。日本では「20代から40代夫婦のセックスレス率が4割...
恋バナ調査隊 2024-08-04 06:00 ラブ
仕事を干され、月収10万円に激減しても彼女より猫と暮らしたい男の本音
「冷酷と激情のあいだvol.206〜女性編〜」では、自立した大人のパートナーシップを前提に、交際を続けてきた恋人・ユウジ...
並木まき 2024-08-17 08:49 ラブ
彼が緊急事態!メンタル崩壊を助けたいが、猫とは暮らせない犬派女の主張
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-08-03 06:00 ラブ
私よりもTwitter(Xでしょ)ですか!  ツイ廃彼氏の驚愕あるある4選
 現代では、男女関係なくSNSに依存してしまう人が増えています。その代表例が「ツイ廃」(※Xに改名したのは知ってます! ...
恋バナ調査隊 2024-08-03 06:00 ラブ
元NGT48の中井りか《ウエディング写真が怖い》と話題…距離置きしたい友人をSNSで見分ける方法
 今年3月にテレビ東京のプロデューサー・三宅優樹氏との結婚を発表した元NGT48中井りか(26)のウエディングフォトが「...
実は夜職で稼いでいます! で、彼氏に言うor黙ってる? どっちが得策か
「夜職をしていることを、彼氏に正直に言うか迷う…」こんな悩みを抱えている女性もいるのではないでしょうか。  今回は、夜...
恋バナ調査隊 2024-08-02 06:00 ラブ
遊びと本気入り混じるマチアプで「奇跡の出会い」を狙うには? プロフの検索ワードが超重要
 結婚するカップルのうち、出会いのきっかけがマッチングアプリだという人は年々増加し、今や5組に1組がマチアプ婚なんて話も...
内藤みか 2024-08-01 06:00 ラブ
“西園寺さん”に憧れます! 子持ち男性と結婚するメリット5つ。ダントツ優良物件って本当?
 ドラマ「西園寺さんは家事をしない」観てますか〜? 娘ちゃんを抱っこするシンパパ・松村北斗(楠見くん)がたまらん♡ と...
恋バナ調査隊 2024-07-31 06:00 ラブ
バツイチ同士の恋愛の悩み4選 元嫁、子問題…頭では理解できても心は別!
 独身同士の恋愛とは違う、バツイチ同士の恋愛では何やら悩みが尽きない模様です。彼の元嫁にモヤモヤしたり、子どもにどう打ち...
恋バナ調査隊 2024-07-30 06:00 ラブ
親の離婚で子どもは不幸確定?自分の幸せを追求するのはわがままじゃない
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。 「子どもの...
豆木メイ 2024-07-30 06:00 ラブ
【既婚隠して不倫する男の心理】ご丁寧に結婚指輪を外していても“ウソを見極める”4つの方法
 あなたが今恋愛している男性は、本当に独身でしょうか? もしかしたら既婚者であることを隠しているかもしれません。 ...
恋バナ調査隊 2024-07-29 06:00 ラブ