「結婚6年でメシマズは致命傷」妻に抱かない宣言を突き付けた夫の決断

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-09-23 06:00
投稿日:2023-09-23 06:00
冷酷と激情のあいだvol.161〜女性編〜」では、結婚6年目にして完全にセックスレスになり、夫婦で話し合うたびに状況が悪化することに悩む優子さん(43歳・仮名)の悲痛な心情をお届けしました。
 では、優子さんの夫であるコウイチさん(40代・仮名)は夫婦の現状についてどんな思いを抱いているのでしょうか。

気持ちの面では赤の他人

「なんかもう、俺ら夫婦は終わっているんだろうなって気がしますね。いや、同じ家に暮らしていますし表面的には普通の夫婦に見えると思うんですけど……、気持ちの面ではもう赤の他人っていうか。

 正直なところ、いつ離婚してもいいかなって、俺は思っちゃっているんです」

 結婚した当時は「一生を添い遂げる」と、それなりの覚悟と責任をもって優子さんと一緒になったと振り返るコウイチさん。

 しかし結婚してしばらくすると「想像もしなかった優子の本性に対して、気持ちは冷めるばかりだった」とのこと……。

諦めで6年続けた結婚生活

「思っていた女性ではなかった、というのが正直な気持ちです。だけどそんなこと口にするのは申し訳ないし情けないから、これまで本人には言ったことがありません。

 波長が合わないって言うのかなぁ、一緒にいても安らぎを感じないんですよ。

 それでも6年も一緒に暮らしているのは、結婚したから仕方ないっていう諦めですね。

 正直、何年も前からまわりの誰かが『離婚した』って聞くたびに、いいなぁ、俺も早く離婚したいなぁ、でも離婚はエネルギーが必要だって聞くしなぁ……って。

 俺は夫婦仲を改善することもできなければ、離婚をすることもできていなくて、ものすごくヘタレだなって自分で情けなくなります」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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