ほっぽらかし園芸はズボラの味方! 秋に植えたい「宿根草・多年草」6選

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-09-27 06:00
投稿日:2023-09-27 06:00

ズボラ人間の味方

 頭の構造が単純で「めんどくせぇ」が口癖。そう、ワタクシは“どうなんでしょうね”な超ズボラ人間でございます。

 そのくせ美しいものやキレイなものが大好きで、ちょっとした手間だけで幸せを感じられる「何か」をいつも探しております。

 そんな何かのひとつでもある、自宅の庭や愛すべき我が花屋の店先に植えられた草花たちは、ジャングルのようになっても不思議と美しい花々で季節の訪れを教えてくれるのですが、みなさんは宿根草・多年草の効果的な植え時、ご存じですか?

 今回は「絶え間なく咲く花のある暮らしは開運への近道! 宿根・多年草の植え時」の解説でございます。

ほっぽらかし園芸の最高の味方

 ズボラには最高の味方である「宿根草・多年草」は、庭や鉢物に一度植えたら毎年花を咲かせてくれる律儀な植物。宿根草は、花が咲かないオフシーズンには地上の葉は一旦なくなりますが、根っこは生きているので、季節がやってくれば芽が出て復活します。

 多年草とは、開花が終わった休眠期間でも枯れることなく葉は残して存在している植物のこと。宿根も多年も花の咲く季節にはお花屋さんの店頭に並んでいるので、購入後、そのまま植えられる方も多いと思うのですが……。

 たとえば春や初夏に咲いている宿根・多年植物を買ったらそのまま植え込む。もちろん、それでもオッケー。でも、苗の気持ちを代弁するなら「激アツな夏が来るんだから涼しくなってからにしてくれよ」と思っているかもしれません。喋れないから分からんけど。

 近年の日本の夏の暑さは尋常ではございません。せっかく植えたばかりの宿根・多年植物が根を付けたり張ったりする時期に過酷な夏を経験させるのは危険だと、ワタクシ、判断いたします。

 だって、若い苗の根が付かないまま・張らないままで立ち枯れや高温障害を起こす可能性がぐんと高くなるんですね。

 ならば、いつが良いのか。

植えるならこれからの季節ぜよ

 宿根・多年草の本来の植え込みシーズンは春~初夏、秋の2シーズンがありますが、実はオススメは根張りが期待できる秋!

 春咲き植物の場合、秋に苗を選ぶ際、どんな花が咲くか分からんのぉ~というデメリットはありますが、秋に植えれば、秋・冬・春と3つの季節を植物に経験させてあげられ、十分に根が張った状態で最高のシーズンである春を迎えられます。

 頑丈に育った苗は過酷な日本の夏も耐えやすく、年々力強く育っていきますわよ。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


子育ては「完璧主義」だと詰む! SNSの“キラキラママ”に振り回されないためには?
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
小馬鹿にする人って実は…。隠された心理とメンタルを死守するための3つの対処法
 会話の節々で「私のことを小馬鹿にしてる…?」と感じるような言動をとってくる人、いますよね。今回は、他人を小馬鹿にする人...
「寝香水」って知ってる?【10月前半】調香師が睡眠の質を高めるアロマをタイプ別に解説
 少しずつ寒くなる季節の変わり目は、しっかり睡眠をとって自律神経を整えましょう。今回は、調香師ならではの裏ワザ【幸福感に...
秋の祭りを共に過ごす時間
 このひと時が宝物だなって気が付くのは、  まだまだ先の話。
老化、苦労、ボトックスとも無縁な御年50のハローキティちゃん
 踊り子として舞台に立ち、エッセイも書く新井見枝香さんの月イチ連載です。アラフォーいろいろあるけど、楽しいよ…!
見せ場もばっちりにゃん! プロレスごっこの“たまたま”が可愛すぎる~
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ほっこり癒し漫画/第82回「ウシオの大変身」
【連載第82回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「破瓜」って何歳? バージン喪失の意味もある!?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
昭和レトロぎゃふん!「ほの字のカレのため、がんばりマッスル」あえての昭和言葉がエモいLINE3選
 令和の今、昭和は遥か昔の時代に感じますよね。40代女性の皆さんは、必死に「昭和感」が出ないよう、細心の注意を払ってきた...
令和のコメ不足、その手があった!価格高騰の秋も使える我が家の対策6選
 新米シーズンに突入し、少し落ち着きを見せているものの、この夏みんなが気になって仕方なかったニュースといえば、令和の米騒...
刺さるわあ…親の“結婚しろ圧”LINE3選。OVER30が涙した「いつまでも元気でいられないから」
 30代半ばを超えると、親からの結婚に対する圧もより一層強くなってきますよね。  LINEに忍ばせた小さなプレッシャー...
自己顕示欲バンザイ! スナックママが教える「自分らしく生きる」ヒント
 みなさん、SNSとかで目立つ人は好きですか? 私はついこの間まで、正直めちゃくちゃ苦手でした。  でも先日、スナ...
東京のごちゃごちゃに疲れる…貸切コンパクトボートで“泡飲み”東京湾クルージングが当たりだった
 都会とは、長年いると何をしていいのか分からなくなる場所である。おいしいご飯もお酒も、どの街にいても味わえる。新しいスポ...
イイ男が大集合♡ 素敵“たまたま”がいっぱいで目の焦点が合わない~!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
面倒な“かまってLINE”への返信うざ。寂しがり屋のド定番「寝てないアピ」は華麗にスルーがよろし
 いつも話題の中心にいたくて、寂しがりやな「かまってちゃん」。時々ならいいですが、LINEメッセージでもかまってアピール...
諦めないで!猫と共に送る安全な植物生活。花屋が実践する「3つの心得と6つの対策」
 植物は我々の心豊かな生活を送る癒しですが、残念ながら猫にとって有害なものはたくさんあります。  種類によっては中毒症...