ありがとうはNG? 年長者との会話では注意すべき2つの言葉

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2023-11-03 06:00
投稿日:2023-11-03 06:00
 誰しもエレベーターの開ボタンを押して待つ瞬間って、ありますよね。みなさんなら、乗ってきた人に「ありがとう」と「すみません」のどちらを言われるのが好きですか?
 私は「ありがとう」派だったのですが、どうやら良く思わない人もいるようで……。

「ありがとう」より「すみません」がしっくりくる?

 

 

 

 

使うタイミングには注意が必要かも…

「すみません」を「ありがとう」に言い換える方法は、私も以前このコラムで紹介しました。

 自信がない人や、人の目が気になる人にとって他人が何かをしてくれるのは、ものすごく申し訳ない気持ちになります。

 けれど、せっかく善意でしてくれた行動には「ありがとう」と笑顔で言える方がいいーー。

 先日、某デパートのエレベーターでこんな出来事がありました。扉が閉まる寸前に急いで乗ってきた人がいたので、中の女性が開ボタンを押して待ってあげてたんですね。

 乗ってきた人は「ありがとうございます」と言っていて、なんとも気持ちがいいなと思ってたんです。

 ところが、その人が降りた後、扉を開けていた女性が「今の人、偉そうね」と連れの方に言ってるんですよ!

 え? お礼を言ってたし、それでいいのでは? と思っていたら、「普通は、すみませんって言うでしょ」と……。

感謝よりも謝ってほしい

 なるほど。もしかしたら「ありがとう」は、時に礼儀がないとみなされるのかもしれません。

 そうおっしゃっていたのは、ご年配の女性だったのですが、「すみません」と言われるのに慣れてしまっているのかもしれません。

 私の肌感だと、最近は「すみません」よりも「ありがとう」と聞くほうが多いような……。

 いずれにしても、言われ慣れるというのは怖いですね。人生の先輩になればなるほど、「すみません」と言われる回数も増えるはずです。

「ありがとう」が偉そうに聞こえる時があるのかも、と思った出来事でした。

 みなさんは「ありがとう」派ですか? それとも「すみません」派ですか? ぜひ考えてみてください。

登場人物紹介

コミ:どろんぱの人気ホステス。明るく気の利く姉御肌。ママに一番怒られるが、一番信頼されてもいる。酒乱なのが玉にきず。

ママ:どろんぱのママ。厳しくも優しく世のことわりを教えてくれる全人類の大先輩。でも時々、世の中の流れについていけなくなる時も。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


円満退職に必要な最低限のマナー6選、「立つ鳥跡を濁さず」は社会人として当たり前!
 終身雇用の時代は終わり、今では6割の社会人が転職経験ありだというデータも出ています。読者の皆さまのなかにも、「転職しよ...
更年期、それはある日突然に…45歳女の体が『倦怠感で満タン』になった
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まった老...
生理前を穏やかに過ごすご機嫌アロマ術【調香師が解説】タイプ別おすすめの香り・精油・香水は?
 女性の体は生理が近づくとホルモンのバランスが崩れ、精神的なイライラや落ち込みに加え、むくみや便秘、疲れやすさなど、PM...
兄弟姉妹なのになぜ不仲? 怒る前に知っておきたい原因5つと対応策3つ
 子育てをしていると、兄弟姉妹の不仲に悩む人が多いですよね。一体何が原因なのでしょうか? また、自身が親になっても兄弟姉...
思わず二度見!『バブ』新商品・MEGA級のボコボコ泡の実力は? 自宅の風呂がジャグジーになるのか
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの? 」「買ってみたいけれど、...
手のぬくもりとともに
 自然と手を合わせるときの気持ちって、  みんな、おんなじだよね。
実りの秋! 澄みわたる青空の下“たまたま”狩りに出かけませんか?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
女と水がいっぱいだ…『娑婆』は何て読む? ヒント:「娑婆はいいな」
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第83回「迷いインコ歌をうたう 前編」
【連載第83回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
中目黒「ダコー」はまだ大混雑? 代官山「無印良品」新店はオサレな店員さんだらけだった!【秋の東京散歩】
 8月のオープン時には話題を呼び、大行列をなしていた中目黒のパン屋「ダコー(dacō)」。あれから2カ月が経ち、やっぱり...
下世話な仕事がバレた? 夫や息子の「意外な反応」で主婦が気づいたこと
 大崎の高層マンションに暮らす華は、テレビ局に勤める夫・大輔と二人の子供に囲まれ悠々自適な専業主婦生活を送っている。毎日...
地味な女に負けた? 夢を諦めた“こたつライター”の「プライド」が砕かれるまで
 大崎の高層マンションに暮らす華は、テレビ局に勤める夫・大輔と二人の子供に囲まれ悠々自適な専業主婦生活を送っている。毎日...
私の「仕事」は夫に内緒。専業主婦が下世話なゴシップにのめり込むワケ
 夫を仕事に、ふたりの息子を小学校に送り出してからが、自分の時間だ。  長時間かけて丁寧に淹れたブルーマウンテンを...
プロ作家・村上龍先生をリスペクト。64歳のプロ童貞が語る「自己啓発本を好きなこれだけの理由」
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
「#男児ママ」トレンド入り 小学校低学年の息子が大浴場で誰かに触れて問題になったら?【弁護士解説】
 9月末、X(旧ツイッター)で「男児ママ」がトレンド入り。これは男児を銭湯や温泉、または女子トイレに連れてくる男児の母親...
え、これだけで? 爆速で人と仲良くなれる「超簡単」なテクニック
 みなさんは距離を縮めたい人にはどんな風に接していますか? 私はミリ単位でジリジリ近づくことが多いのですが、スナックでの...