ストレスで声が出ない…急遽ソロ参戦した夫の「親子遠足」で学んだこと

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2023-11-27 06:00
投稿日:2023-11-27 06:00

急遽パパにバトンタッチ!子どもはパパとの遠足に大はしゃぎ

 慌てた私は遠足のプリントを見つけ出し夫に手渡しました。それを見た夫は何かを察したかのようにこちらを見て一言。

「俺が行くよ」

 たまたま夫も休みだったのが幸いし、明日の遠足はバトンタッチすることになりました。

 一緒に準備をしながらあれやこれを筆談で伝え、不安なままその日は就寝。翌朝、やはり症状は変わりません。

 声が出なくなった私を見た長女は「ゆっくり休んでね」と声をかけてくれ、長男は昨日喧嘩したことを忘れたかのような態度で心配していました。苦笑いするしかありません。

 一方、末っ子はパパと遠足に行けるというレアな状況にテンションが爆上がり! 2人分のお弁当やお菓子を詰めたリュックを手渡すと、意気揚々と出かけていきました。

 その後はゆっくりと養生しながら、2人の帰りを待つことに。夫から道中撮った写真や動画がLINEに送られてきます。

 満面の笑みを浮かべた末っ子の表情を見て、良かったような、少し寂しいような、複雑な気持ちになりました(笑)。

 無事遠足も終わったようで、家に帰るなり開口一番「楽しかった~!」とご満悦な末っ子。

「○○くんと一緒に遊んだ」、「お弁当の卵焼きがおいしかった」、「パパと鬼ごっこした」などのお土産話を次から次へと披露してくれます。

 対する夫は見るからにお疲れモード。きっと末っ子と一緒に身体をたくさん動かしたのでしょう。早々にお昼寝タイムに突入してしまいました。

 回復してから話を聞くと、周りはママさんたちばかりで少し気まずい思いをしたそうですが、末っ子やクラスのお友達と走り回ったり、普段見れない末っ子の幼稚園生活を垣間見れたようで、結果的に「行ってよかった」そうです。

 私も久しぶりにひとりでゆっくりと休むことができました。おかげさまで夜から少しずつ声に音が乗るようになり、カスカスではあるものの会話ができるレベルまで復活。なんとか日常生活を送れるようになったのでした。

幼稚園行事は父親でも母親でもどちらでもOK!

 遠足の後日、幼稚園のバスを待っているとクラスのママさんたちから声を掛けられました。

 井戸端会議がてら会話をしていると、ほかのママさんから見ても夫は相当頑張っていたそうです。自分の夫が褒められ、なんだか少し誇らしい気持ちになりました。

 また今回の一件で分かったのが、夫ひとりでも幼稚園行事が成り立つということです。普段、幼稚園関係はノータッチの夫ですが、準備さえしてあげれば子どもと一緒に行事を楽しくこなすことができました。

 私が子どもの時代は幼稚園や学校行事といえば母親のイメージが強かったです。しかし、今の時代は夫婦共働きが多く、助け合わないと生活がままならないと私自身も強く感じています。

 幼稚園行事は母親が行くのが一般的という固定観念はまだまだ払拭できませんが、保護者であれば良いわけですし、父親でも母親でもどちらでも良いのではないでしょうか?

 私もこれからは積極的に夫へと任せようと思っています。次に狙うは長女の三者面談かな(笑)。

 みなさんも一度、旦那さんへ行事の丸投げをしてみてはいかがでしょうか?

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


子ども同士のLINEにもドラマが!将来の夢はスパイに忍者…ピュアな感じがたまらん
 最近では、小学生でもスマホを持っている子が増えていますよね。連絡ツールとして友達とLINEを使いこなし、時代は変わった...
女はお嫁さん要員? 年収800万でも「行き遅れ」と見下される田舎の地獄
 西新宿の高層ビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、悠々自...
毒親の介護をしたくない 実家から逃げた女が「決別」のため払った金額は
 西新宿のビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、おひとりさ...
田舎を捨てた「独身女」は不幸ですか 絶縁した家族が来て…今さら何の用?
 いまだ残暑が残る9月の初め。月曜日のAM7:30。  すでに汗ばむ陽気に包まれながら、西村咲子は新宿西口の高層ビ...
職場で飛び交う「大人のちくちく言葉」4選。無意識に同僚・後輩のモチベを下げてない?
 人の気持ちを不快にさせる、ちくちく言葉。子どものちくちく言葉は「アホ」「バカ」「マヌケ」などストレートですが、大人にな...
“たまたま”に見覚えあり!尾道市立美術館の「ケンちゃん」ではないかぃ?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
大優勝!秋から元気な“開運最強”花5選。一輪挿しでも存在感たっぷりで映える1本を紹介
 台風10号の遠隔豪雨は、神奈川にあります猫店長「さぶ」率いる我がお花屋にも様々な影響を及ぼしました。大雨を睨みなが...
みんなどうしてる? 大地震の経験者が語る我が家のリアルな地震対策7選
 南海トラフ地震の危機感が高まる中、「我が家も地震対策を見直さないと」と思っている人は増えているようです。ただ、実際に被...
バツイチ女一匹「昭和の意地」を捨てたおじさまから商店会会長を任されましたよ…!
 前回、ポンコツ商店会再起動という渦に巻き込まれた私。とりあえず、様々な問題解決のため、床屋さんと元酒屋さんとの密なミー...
猫飼う40独女が準備する「防災グッズ」元カレのアレと被災した親の経験談が沁みる…
 9月1日は「防災の日」でした。地震や台風などに対する不安が高まっている今、災害に備えていますか? 私は、しなきゃしなき...
40代“子育て女”キャリア再形成に苦戦中。専業主婦→パートを経たその先のハードルが高すぎる
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  最近、フ...
簡単!秋におすすめのアロマと桃尻・股関節・ふくらはぎ・内ももの鍛え方【調香師がチャート別に解説】
 適度な運動で汗をかくと健康になるのはもちろん、達成感で幸福ホルモンが刺激され、心や肌にも潤いを与えます。今回は、フェロ...
祝“たまたま”2nd写真集発売!「神表紙」の魅惑ポーズの裏側に迫る
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
水の中の緑のカーテン
 水底に沈んで  上を見上げているつもりになって  涼んでみる
「阿婆擦れ」は“当て字”。もともと男性にも使われていた
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
目指すは我が家でホムパ! プ~ンと漂う家の臭いの根源と3つのテッパン対処法
 自分の家の玄関を開けてふわっと嫌な臭いがした時、本当に凹みますよね。  わが家の臭いには、慣れてしまいがち。他人に気...