独身友人が“メンタル落ち”に…結婚しないなら孤独を避けよ!

豆木メイ フリーライター
更新日:2023-11-28 06:00
投稿日:2023-11-28 06:00

同年代の独身の女性が羨ましく感じる

 私自身は20代で結婚し、子どもを2人出産しています。

 順調なライフステージを進んでいるように思われるかもしれません。
 
 しかし、人間はないものねだりで、隣の芝生が青く見える生き物です。

 独身でキャリアを重ねて、自分の趣味や好きなものに時間を使っている同年代の女性をとても羨ましく感じていました。

 私も結婚・出産をしないで女盛りの30代を謳歌したかった……。

 本当にこのように思っていましたし、今でも子育てに追われて終わっていった30代を振り返って切ない気持ちになる時があります。

 もちろん、妊娠・出産を経ても育児休暇を取得してキャリアを継続している女性も多くいるのですが、私はその根性がなく、諦めた勢です。

 出産後のキャリアについては、「出産を機に中途半端なキャリアに…今にマッチした働き方は?」でも触れています。

未婚、パートナーなし、コミュニティなしは孤独

 しかし、最近自分の考え方に変化がありました。

 結婚をしておらず、パートナーもいない、そして正規雇用されていない友人がいるのですが、彼女のメンタルがかなり病んでいて頻繁に連絡がくるようになったのです。

 その彼女を見ていると、人間は何かしらのコミュニティに属していないと、とても孤独であると感じます。

 結婚して家族を持たないのであれば、趣味や友人関係で恒久的に人と関われるコミュニティに属さなければならないと強く感じるのです。

 結婚して、家族ができると「たまには一人でのんびりさせてくれよ!」と思う時もしばしば。

 でも、家に帰れば誰かがいるのは幸せなことなんですよね。

意識的にコミュニティに属すると孤独は避けられる

 だからといって、結婚が正義である! と言いたいわけではありません。

 生活を共にするパートナーがいないのであれば、自分を気にかけてくれる友人と良い関係を築いたり、趣味のコミュニティに参加して、連絡が取れなければ心配してくれる仲間を作ったりするのも重要です。
 
 このコミュニティ作りは、仕事を通してでも良いと思います。

 普段の業務やプロジェクトで自分を必要としてくれる人がいるのは、生きていく糧になりますよね。

 ただし、仕事ばかりしすぎてプライベートがおざなりになってしまうと、将来的に孤独が待っているので注意が必要でしょう。

 人と関わりを持つのを面倒だと感じる時もあるでしょう。

 しかし、自分が心地よいと思える仲間とは、繋がっておく努力をしなければ本当に一人ぼっちになってしまいます

 このように、「孤独」や、「コミュニティの大切さ」について改めて考えてみると、結婚して家族というコミュニティを持つのは、孤独を避けるためのスムーズな手段なのかもしれません。

(※)出典元:「日本の生涯未婚率は男性が28.25%、女性が17.85%」期間工合同会社

豆木メイ
記事一覧
フリーライター
アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
XInstagramnoteYoutube

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ゴールデンボンバーの「女々しくて」は言い得て妙だった!
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
LINEのない生活は無理!父の死、仕事の失敗、自分の病…心が救われた話
 仕事で大きなミスをして落ち込んだり、大事な人を失って悲しんだりと、気持ちが沈んでしまう瞬間がありますよね。そんなとき、...
他人の不幸は蜜の味でも不倫より「よろめき」のほうが風情があっていい
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
義母が若すぎるとこうなるのか!介護の心配もジョークで交わせるって素敵
 年下の男性と結婚した場合や、夫の母親が若くして出産している場合には、若すぎる義母が誕生するケースがあります。中には、義...
ほっこり読み切り漫画/第59回「ボクは君で、君はボク」
【連載第59回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「「しっ...
「たかが、ものもらい」じゃなかった 30代女、霰粒腫の手術をしました
 先日、眼科で右目のまつ毛の生え際にあった“しこり”の切除手術をしました。「たかが、ものもらい」と思っていたのですが、こ...
久々に会ったペルシャ料理店の友人は変わらず元気だった
 お互いにいい歳。出合った頃より額は広くなったし、シワも増えた。  そして、なぜだか年々服装がハデになっていくんだ...
木下優樹菜はイチャイチャ公開…子の将来に悪影響を及ぼす母親の恋愛は?
 元タレントの木下優樹菜(35)が“アクセル全開”、SNSの投稿や出演番組があれやこれやと話題になっている。  た...
子供の言葉遣いが悪い時はどうすれば? 考えられる4つの原因
 子供が保育園や小学校に通い出すと、悪い言葉遣いを覚えて帰ってきます。また、悪い言葉遣いはSNSや動画サイトなどからも大...
“たまたま”の日常♡ この写真にぴったりな名前を選んでニャ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
コクハク専属ライバー コクハクリーダーズ第1期生を大募集!
 日刊ゲンダイが運営する女性webメディア「コクハク」では、メディア制作に協力してくださる「コクハクリーダーズ第1期生」...
金木犀の香りが空前のブーム!甘く懐かしくアンチエイジングに運気UPも
 とある量販店に行った時のことです。入り口付近に黄金色の商品ばかりが並び、遠巻きに見ると店舗全体が黄金色に輝いてみえる。...
タイパ? なにそれ。映画館で初対面の作品と出会う胸のときめき
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
リュウジ氏と港区女子の相容れぬ価値観「男子全奢り論争」諸悪の根源は?
 諸悪の根源はリュウジさんでも港区女子でもなく、ズバリ“あの人物”でしょう。 「バズレシピ」でお馴染みの人気料理研...
街が茜色に染まり始めた頃…ほんの1カ月前がすでに懐かしい
 夕暮れ前、ぼんやりしていたら辺りは真っ暗。少し前はそんなことなかったのに。  湿度を含んだ空気や強すぎる日差しが...
まるでリヴァー・フェニックス!美少年“たまたま”にうっとり
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...