更新日:2023-12-08 14:26
投稿日:2023-12-01 06:00
酔った演技で男性用化粧室へ
――続けてください。
「以前も話したように、合コン会場は新宿の複合施設内のレストランです。涼介さんが化粧室に入った時、
――少し酔っちゃったみたい。
ヒールの脚をよろめかせて男性用化粧室に入ったんです。運のいい事に、他に人はいません。
――あれっ、沙雪さん! ここは男性用ですよ。
壁際の便器に向かってファスナーをおろそうとしていた彼が、ハッとこちらを向きました。
――あっ……ごめんなさい。
よろける私の体を、彼の腕が抱きとめました。そこまで来たら、こっちのペースです。
個室に素早く入って…
――ねえ、来て……!
私は彼の腕を掴み、開いていた個室に素早く入りました。ガチャンと施錠をして、彼の前にひざまずいたんです。
目の前にはファスナーが半分開いたままの彼の股間がありました。
――沙雪さん……大丈夫?
――大丈夫よ。
私は彼の股間に手を伸ばしました。
――あっ!
――しーっ、聞こえるわ。静かにして。
私は人差し指を口の前で立てて、声を潜めたんです。こんな時、男性も声を出さないんですね(笑)。酔ったふりして、彼のベルトに手をかけ、素早く外すと、
――お、おい……沙雪さん。
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