松下洸平は“最弱の目力”が魅力!ネトラレ役が似合う、時代が生んだスター

ボルドー太田 イケメンソムリエ
更新日:2023-12-10 06:00
投稿日:2023-12-10 06:00

松下洸平は「優しさ」でできている

 松下洸平(36)の主成分は優しさです。現在、出演しているドラマ「いちばんすきな花」(フジテレビ系)を見ていてしみじみそう思います。

 松下演じる春木椿は、婚約者を結婚直前で彼女の男友達にネトラレてしまいます。2人で暮らす新居も購入したというのに。いくら温厚な人でもここまでコケにされたら怒るはず。場合によっては慰謝料請求の案件です。

 ところが、椿はというと、ただの一度も声を荒げることなく、身勝手な彼女を許します。「そんな奴、いるわけない! 人がよすぎるでしょ」と思いつつも、それを演じるのが優しさ成分100%の松下なので、リアリティが感じられます。

自分よりも相手を思う優しさ

 椿のいいことも悪いことも相手のすべてを受け入れる心の広さ、自分よりも相手を思う優しさは、イコール松下洸平そのものでは、と思えてきます。

 これまで人とうまくつきあえなかった、ゆくえ(多部未華子)、夜々(今田美桜)、紅葉(神尾楓珠)が、椿の家に居心地良さを感じ、集まってくるようになったのもわからないではありません。

 みんなが帰るときの「お邪魔しました~」に、「またおいで~」と応える椿の声。これほどの癒しボイスを聴いたことがありません。

フッた男に似ているかも?

 松下の優しさはその目に表れています。よく“目力が強い”などと言いますが、目力が強い男って正直、うざい人が多くないですか?(ボルドー調べ)

 相手を従わせようという強さ、パワハラ、モラハラ体質とでもいうか。松下の場合、その反対で“最弱の目力”が魅力です。慈愛に満ちた優しい目。濡れた子犬のような目がもうたまりません。

 ドラマの中でネトラレてしまう役柄ですが、こういってはなんですが、松下もネトラレが似合います。

 ハッピー全開よりもちょっと不幸をまとっているくらいがお似合いです。もっと言えば、昔、フッた男に似ている気がしませんか。

「いいひとなんだけど…」

 若い頃は、いいひとよりも悪い男、というか刺激の強い男に惹かれるもので、どうしても松下のような草食系は分が悪くなり、結果、フラれることに。

世の女性は疲れている

 こちらも年齢を重ねて恋愛経験もそれなりに増えれば、いいひとが最強だということもわかるのですが…。

 なので、女性たちは濡れた子犬のような目でじっと見つめてくる松下に、昔、フッた男を無意識に重ねてみているのかもしれません。

 年上のお姉さま人気が高いのもわかるような気がします。世の女性は疲れています。そんな女性たちに優しく寄り添ってくれそうな“いいひと”松下は、時代が生んだスターといえます。

 松下にはアーティストとしての顔もあります。先日、放送された「FNS歌謡祭」ではユーミンの「卒業アルバム」を優しく歌い上げていました。

 アーティスト松下洸平はイケメン度もアップ、12月13日には待望のセカンドアルバム「R&M」もリリースされ、露出も多くなるのでは。

「いちばんすきな花」の今後の展開も気になります。ますます目が離せません。

ボルドー太田
記事一覧
イケメンソムリエ
毎クールすべてのテレビドラマをチェックする最強のドラマウォッチャー。が、その目的がイケメンにあることは誰も知らない。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


曽田陵介、FANTASTICS佐藤大樹と“縁”に驚き「青春時代の人が隣にいた!」甘酸っぱい中学生の頃
 2019年に俳優デビューをきっかけにドラマ、映画、舞台とさまざまな作品に出演。そして先ごろ放送を終了した『いつか、ヒー...
望月ふみ 2025-06-23 07:00 エンタメ
【募集】2025春ドラマの感想は? 面白かった&ガッカリを教えて!『対岸の家事』『最後から二番目の恋』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「面白かった」作品や「...
72歳、ザ・ぼんち里見まさとに“若い女子”が熱狂。イケジジブームが来るか? 老害にならずモテる大人の魅力
 去る5月17日フジテレビ系で放送された結成16年以上の漫才師による大会『THE SECOND~漫才トーナメント~・グラ...
「あんぱん」ここがヘンだよ、戦争パート。のぶが夫に駆け寄らないのはなぜだ?
 次郎(中島歩)からの便りに顔を輝かせるのぶ(今田美桜)だったが、それは海軍病院からだった。のぶが不安な気持ちで病室に入...
桧山珠美 2025-06-21 12:55 エンタメ
『バチェラー6』第7話を正直レビュー!石森さんの“事実発覚”に全視聴者が驚いた…。辻󠄀本さんの高度な会話テクにも注目
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。第7話は、クアラルンプールへ久次米...
中村未来 2025-06-21 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第6話を正直レビュー!小田美夢の“あまりにあざとい”テクニック。キス連発は最初から決めてた?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第6話。前回のラストで、早朝...
中村未来 2025-06-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」清(二宮和也)は出る出る詐欺じゃなくて一安心。岩男とリンはやっぱり“チリンの鈴”だった
 銃撃された岩男(濱尾ノリタカ)は、嵩(北村匠海)にリンはよくやったと言って息絶える。八木(妻夫木聡)は、リンは親のかた...
桧山珠美 2025-06-19 17:28 エンタメ
『バチェラー6』第5話を正直レビュー。自然体の笑顔をやっと見れた。で、なんで突然キスした?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第5話。もう折り返しなんて早...
中村未来 2025-06-19 06:00 エンタメ
令和ロマンくるま、吉本退所でも絶好調の今。もう一度「M-1」優勝を狙ってみてはどうか
 4月末で吉本興業との契約を終了した令和ロマン高比良くるま。一時期活動休止していたが、5月末には復帰。現在、精力的に活動...
帽子田 2025-06-19 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第4話を正直レビュー。石森さんまさかの本命? みんな久次米さんの魅力をもっと伝えて~!
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第4話。ホワイトローズを受け...
中村未来 2025-06-18 06:00 エンタメ
奥平大兼、世間とのギャップに戸惑い「僕のプライベートを見たら驚くと思う」悩んだときの考え方は?
 長澤まさみさんと共演した映画『MOTHER マザー』でのデビューに始まり、映画やドラマで常に心に残る芝居を見せている奥...
望月ふみ 2025-06-18 06:00 エンタメ
田中圭ショックか?木梨憲武、玉木宏ら「夫婦円満」をアピールするイケメンたち。向井理も丸くなった
 サントリー「角瓶」のCMが新しくなりましたね。「♪ウィスキーがお好きでしょ」の歌をバックに、バーテンダーの井川遥と客の...
「あんぱん」嵩(北村匠海)と健ちゃん(高橋文哉)コンビが心強い。岩男には“嫌な予感”しかない…
 嵩(北村匠海)は、絵の才能を見込まれ宣撫班勤務を命じられる。宣撫班では紙芝居を見せていた市場でひと騒動があったといい、...
桧山珠美 2025-06-16 16:45 エンタメ
前田敦子の「アイドル否定発言」に物議。卒業後に佐藤健と撮られても、現役時は“偶像”を演じきったプロなのに
 先月、『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に出演した元AKB48の前田敦子。番組内で「『アイドルになりた...
堺屋大地 2025-06-16 06:00 エンタメ
ジュニア退所は「timeleszのせい」…何かと荒れるタイプロ界隈、それでも彼らは“必要だった”といえるわけ
 6月2日、STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所。以下、SE社)のジュニア内グループ・Go!Go...
こじらぶ 2025-06-23 18:09 エンタメ
「あんぱん」戦場での緊迫シーンにホッ。嵩(北村匠海)らの“偶然の再会”、まるでドラマみたい…は禁句です
 小倉連隊に動員が下令され、嵩(北村匠海)は中国に行くことに。出発前日、嵩はひとり星を眺める八木(妻夫木聡)にこれまでの...
桧山珠美 2025-06-16 16:27 エンタメ