ごく普通の33歳OLが「高望みの婚活」をやめた“たったひとつ”の考え方

内藤みか 作家
更新日:2023-12-28 06:00
投稿日:2023-12-28 06:00

婚活と就活は同じ

 受験の時を思い出してみると、東大や早慶に行きたい人はかなり大勢います。

 しかし偏差値が届かないとわかると断念して、自分に合ったレベルの大学に進学していきます。

 就職も同様で、有名企業に就職したかったけれど落とされてしまい、自分を受け入れてくれる会社を探すしかない人も多いのです。

 受験も就活も、自分に合うところで妥協する必要があります。婚活も同じようなところはあるのです。

 自分が好みの男性を探すのではなく、自分を好んでくれる男性はどんな人なのかを考えていく必要があるのです。

おじさんとお見合いするなんて…

 結局好みの男性と会えないまま月日ばかりが過ぎて行くので、エミさんは結婚相談所が勧める男性と渋々お見合いすることになりました。

 お相手は40代男性です。エミさんのところには30代男性からの申し込みはほとんどなく、40代と50代ばかりだったのです。

 しかし、会って一瞬で「ない」と感じたのだとか。

「年収や身長以前に、とにかく顔が苦手だったので無理でした」と話すエミさん。

 老けて見えるうえに清潔感がない男性だったので、即日お断りをしたそうです。

 けれど、これが彼女の転機となったのです。

レベルアップチャレンジに成功!

 今のままの自分ではこういう男性しか寄ってきてくれないんだ、と現実を突きつけられたエミさんは、やっとここで気づきました。

 自分のレベル上げをしていかないと、好みの男性の目に留まらないのだと。

 以来、エミさんは仕事関係の資格にチャレンジし、TOEICを受けて英語力も上げ、さらにピラティスにも通い始めました。

 メイクの単発レッスンも受け、外見でも内面でもより輝く自分になれるよう努力をし始めたのです。

 すると、驚くことに身近な男性の態度が変わってきたのです。

「今度食事でも」などと誘われる機会も増えました。そのおかげで、自分も捨てたものではないと少しずつ自信を取り戻せているそうです。

 いい条件の男を捕まえるためには、自分もいい条件の女になる必要があるのだとエミさんは実感したのです。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


男性のうざい武勇伝は強制終了が正解!ベストなあしらい方
 男はかっこつけようとする生き物。目の前に気になる女性がいるとしたら、その意識は格段と強まります。  そこでやらかしが...
恋バナ調査隊 2023-02-24 06:00 ラブ
宅飲みに誘われた!付き合っていない男だよ、上手な断り方は
 まだ付き合っていない男性から、宅飲みに誘われたらどう断っていますか?「もう少し相手のことも知りたいから、断って嫌われた...
恋バナ調査隊 2023-02-24 06:00 ラブ
40代彼女の“草”発言にゲンナリ…「あ、無理」と感じる男性たちの本音
 今回ご紹介するのは、40代の彼女を持つ男性の不満。直接彼女には言えないけれど、ひそかに「そこ無理!」と思っていることが...
恋バナ調査隊 2023-02-23 06:00 ラブ
優良物件!妻や彼女を大事にする「いいマザコン」の見抜き方
 恋愛や結婚相手を選ぶ際、あなたは何をNG条件にしていますか? 人それぞれとはいえ、きっと「マザコンだけは避けたい!」と...
恋バナ調査隊 2023-02-23 06:00 ラブ
「僕からは動きません」マッチングアプリで急増する“定型プロフ”に要警戒
 コロナ禍以降、すっかり市民権を得たマッチングアプリ。その中には首を傾げたくなるようなプロフィールをアップしている男性も...
内藤みか 2023-02-23 06:00 ラブ
デートのお礼LINEは二の矢三の矢を!「また今度」の社交辞令回避テク
 素敵な男性とせっかくデートまでこぎつけても、2回目につながらずフェードアウトしてしまう恋はたくさんありますよね。実は、...
恋バナ調査隊 2023-02-22 06:00 ラブ
本命彼女になりたい…男性を沼らせて手放せない女になる方法
 いつも彼女になれず、都合のいい女止まりになってしまう。彼女になっても全然大切にされない……。  男性になかなか大事に...
若林杏樹 2023-02-22 10:58 ラブ
既婚者マッチングアプリで出会った男性と“お寿司ランチ”した
「コクハク」の本コラムで、「既婚者マッチングアプリって?実際に使ってみた感想と注意点」を書いたのですが、今回はさらに深掘...
豆木メイ 2023-02-21 06:00 ラブ
黒歴史!借金、束縛、浮気常習…別れてよかった元カレ大集合
 交際中に「この人しかいない」「絶対結婚する!」と、相手に執着してしまう女性もいるでしょう。でも、もしかしたら“別れたほ...
恋バナ調査隊 2023-02-21 06:00 ラブ
マンネリ打破に!夫婦のラブホテルデートはメリットだらけ
 新婚の頃は夫への愛情でいっぱいだったのに、結婚生活が長くなり、子供が生まれてみると、すっかりときめきがなくなってしまっ...
恋バナ調査隊 2023-02-20 06:00 ラブ
サレ妻が浮気夫に復讐!ダメージ100倍・スカッと1000倍エピ
 世の中には、浮気や不倫をして、愛していたはずの妻を「サレ妻」にしてしまう夫が存在するようです。でも現代において、黙って...
恋バナ調査隊 2023-02-19 06:00 ラブ
私のテクじゃつまらない? 交際1カ月でのレスに悩む37歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-02-18 06:00 ラブ
ムラムラするのに反応しない! 予想外の事態に困惑する50男
「冷酷と激情のあいだvol.130〜女性編〜」では、交際中の恋人と交際1カ月にしてすでにレスに悩んでいる女性・里香さん(...
並木まき 2023-02-18 06:00 ラブ
夫の2回目の不倫が発覚! 冷静にソッコーで手を打つべきこと
 一番信頼している人に「不倫」という形で裏切られた妻は、たくさんの葛藤や苦しみと戦いながら、必死で笑顔を作ろう、前に進も...
恋バナ調査隊 2023-02-18 06:00 ラブ
一周回って親の紹介から始まる恋愛ってアリ♡ と思えるエピ
 お見合いと聞くと、古くて堅苦しい印象を持つ人も多いですよね! でも実は、時代が変わり、最近では親の紹介で恋愛をはじめる...
恋バナ調査隊 2023-02-18 06:00 ラブ
シンクが豚脂まみれ!妻が離婚を考えるほど困る「夫の趣味」
 趣味を持つのはとてもいいことですよね。でも、一口に趣味といってもいろいろな種類があります。中には、離婚を考えさせてしま...
恋バナ調査隊 2023-02-17 06:00 ラブ