信頼の証じゃない 身内に“八つ当たりする”人の心理と対処方

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2023-12-29 06:00
投稿日:2023-12-29 06:00
 今回はお悩み相談回です。職場に好きな人がいる男性の方なのですが、よく想い人の女性から八つ当たりされるのだとか。
「信頼されているから」と自分に言い聞かせて受け止めているらしいのですが、やっぱりキツイみたい。…やばい、私も心当たりがあります。

いい大人なのに八つ当たりしていませんか?

 

 

 

八つ当たりは全くかわいくない“甘え行動”

 心のコントロールって本当に難しいですよね。私は正直、できていない時の方が多いです。

 なので、これまで何度も誰かに当たってしまって、その度に後悔してきました。自分だってされて嫌な思いをしているのにです。

 そして八つ当たり経験が豊富な私が思うに、八つ当たりって完全に甘えているんですよね。

 例えば今回の相談者さんのような、恋人に八つ当たりするケースなんて最たるもの。

 恋人や家族などの身近な人にイライラをぶつける行為は、甘え以外の何物でもありません。

 実体験として、ためし行動のひとつでもあるかと思います。

「こんな私でも受け入れてくれるかな」
「甘えさせてほしいのを察してほしい」

 そのあとのキラキラ展開を期待してしまうんですよね。でもそれはフィクションの世界だけなのです。

機嫌が悪いと事前に伝える

 現実は相手との関係に亀裂が入るケースも少なくありません。

 そんな謎のワンクッションを入れるより、ストレートに「今日はこんな出来事があって、機嫌が悪い。だから〇〇してほしい」と伝えるのがベスト。

 もしも自分の要望まで思いが巡らないなら、機嫌が悪いと伝えておきましょう。そして逆に八つ当たりされてしまった側は、あまり寛大な心で受け止めるばかりになるのは危険だと思います。

「今のは八つ当たりだな」と思ったら、ささっと逃げてしまうのが一番です。するもされるも、八つ当たりにいいことはひとつもありません。

 どちらの側にもならないよう、気をつけたいものです。

登場人物紹介

モジョ子:自信がほしい主人公。気の弱さゆえに八つ当たりされる機会が多く、人と深い関係になるのが怖い。恋愛経験ゼロを初めてコクハク。

コミ:モジョ子の先輩で、どろんぱの人気ホステス。明るい性格で男女問わず支持される。惚れっぽいところと、酒乱なのが玉にきず。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

ライフスタイル 新着一覧


ドラマみたい! 葬儀に愛人が次々登場…身内に仰天した非常識エピソード。泥酔して全裸になる義父も
 非常識な人を見ると「あんな風にはなりたくないな」と距離を置いたりするものですが、非常識なのが義両親や親戚となると話は別...
可愛いのは“実の娘”の子どもだけ…義母からの孫差別に苦悩する妻。なぜ「うちの孫」と言われない?
 幸せなはずの新婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。
やば!電磁波カット、牛乳を顔に…健康と美容オタクのやりすぎLINE6選。もはや異次元?
 いつまでも元気で若々しい魅力を保ちたいと考えている人は多いはず。でも、中にはちょっと暴走気味な“クセ強”キャラも…。 ...
「僕んち来ないか?」って誘ってる? きゅるるん猫の“にゃんたま”に妄想が捗ります♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第105回「サツマイモ祭だーっ」
【連載第105回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
【表現クイズ】「ガラスの天井」以外もあった! 昇進を阻む意味を持つもう1つの「天井」は?(難易度★★★★☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
「お年玉は1万以上で」金額指定すんのかーい! 親戚からの“図々しいLINE”3選。開いた口が塞がらない…
 普段あまり会うことのない親戚や遠い親戚から、図々しいLINEが届いて困惑した経験がある方もいるでしょう。今回はそんなL...
私、変わったと思ったのに…また都合のいい関係!?「成長してない自分」に気付いた瞬間6選
「前よりは大人になったつもり」「昔と比べて変われたはず」そう思っていたのに、ある瞬間「あれ、私、全然変わってない…?」と...
今日は甘やかす日♡ “自分へのご褒美”どうしてる? 女たちの欲望だだ漏れエピ7選
 あなたは、毎日頑張ってる自分にご褒美を与えるとしたらなにをしますか? 今回は、アラフォー女性をターゲットに、自分へのご...
見返り“にゃんたま”の眼差しにズキュン♡白ソックスの王道ポーズにやられた…
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
中年女の前髪問題、もう「600円カット」で良くない? “アンガ田中似”美容師の実力はいかほどか
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
“そういうこと”を求められて――芸能界で夢を追う娘からのSOS。頬はこけ、目にはクマ…送り出した母の後悔
 世間を揺るがす芸能界のさまざまな噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。現在は清浄化が行われて...
花粉症の敵“ブタクサ”と間違えないで!「黄色い悪者」が秘めた意外なパワー。実は身体や美容の味方?
 神奈川の片田舎にございます、猫店長「さぶ」率いる我がお花屋。この季節になると店のぐるりはアノ「黄色いテロリスト」に包囲...
七五三の“裏側”は苦労だらけ!親たちの泣き笑いエピソード。せっかくの着付けが一瞬で台無しに…
 子どもの健やかな成長を祝う「七五三」。日本ではとてもメジャーな行事ですが、実は準備から当日まで、各家庭には様々な苦労が...
私は“お義母さん”と結婚したんじゃない! 姑はまるで上司…「実家マウント」に妻がとった対抗策
 幸せなはずの新婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。
「おめでた?」それセクハラ! 上司からの面倒くさいLINEを晒します。ダジャレ連発はキツイって…
 どんな職場にも気の合わない人はいますよね。たいていはスルーしたり、距離をおいたりすればいいと思うのですが、相手が上司だ...