不倫相手とレス…でも47歳女が本当に恐れているのは「固定手当の消滅」

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-01-06 06:00
投稿日:2024-01-06 06:00

今の生活を手放したくない

 47歳という年齢で「これ」というキャリアもないと話す咲子さん。

 現在は小さな会社の経理として勤務していますが、自分のお給料だけでは生活はカツカツなのだそうです。

「シンゾウさんとお付き合いをする前には、そのカツカツな生活費でもなんとかなってはいたのですが、かなり生活はきつかったです。

 今はやっと、食べたいものや欲しいものをあまりためらわずに買えるようになっていて、これはシンゾウさんからの生活費のおかげです。

 この生活を手放したくないので、シンゾウさんとのレスをなんとか解決しないといけないなって思うんです」

自分が情けない

 生活費の対価として不倫を始めたわけではないのに、気づけば不倫相手からのお金をあてにしている自分が情けないとも、咲子さんは話します。

「だけど綺麗事だけでは、生きていけないので…。

 今さら新しい恋愛をして、事実婚だの法律婚だのの相手を探すのは、かなりしんどい年齢ですし、キャリア形成だって今からは難しいでしょうね。

 正直に言えば、レスのままでも不倫が続いて、ずっと生活費をもらえるなら、それが1番ありがたいです。でもきっと、そんな都合のいい話はないですよね。

 となると、レスをなんとかして解消しなくてはなりません」

レスを解消しないのはどうでもいいから?

 また、シンゾウさんがレス問題を深刻に捉えていない様子であることも、咲子さんからすると「気がかり」なのだとか。

「普通、レスになったらもっと焦ったり、何かしようと試したりしません?

 シンゾウさんは、そういうのが一切ないんですよ。最近ではうちに来ても、夕食を食べてテレビを見て、自宅に帰ってしまう日ばかり。

 こんなお付き合いは、シンゾウさんだって望んでいないはず。なのに、なんで私と別れないままでいるのか、ちょっとよくわかりません。

 レスを解消しようとしないってことは、それだけ私のことがどうでもよくなっているのかもしれないです。

 彼の考えていることがわからないからこそ、ある日いきなり関係を切られそうな気がして、不安も大きいのです」

 ◇  ◇  ◇

 咲子さんは、肉体関係は不倫関係の「要」だと捉えているそう。では、シンゾウさんはふたりの関係を、どう受け止めているのでしょうか。

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


喧嘩からの大逆転! 彼にキュンとさせちゃう仲直りの方法
 喧嘩してしまった彼氏と仲直りするためには、一度感情的になってしまった自分を見つめ直し、相手の気持ちを理解しようと考える...
若林杏樹 2023-03-29 06:00 ラブ
主婦が投資に挑戦する理由 お金以外に得られるメリットとは
 皆さんは投資していますか? 今はNISA(ニーサ/少額投資非課税制度)やiDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)など、...
豆木メイ 2023-03-28 06:00 ラブ
男版かまってちゃん、こわっ!ドン引きした返信催促LINE3選
 好きな彼からLINEが来ていても、すぐには返せないときってありますよね。それなのに、相手から返信を催促するようなLIN...
恋バナ調査隊 2023-03-28 06:00 ラブ
同じ過ちは繰り返さない!バツイチ女性が離婚から学んだ4つのこと
 離婚率の高い日本では、多くの夫婦が離婚の道を選択しています。離婚する理由はさまざまですが、少なからずつらく苦しい時間を...
恋バナ調査隊 2023-03-28 06:00 ラブ
夜の誘いを断ったらいつの間に…仮面夫婦の実態とバレる言動
 夫婦の仲は良いに越したことはありませんよね。でも、お互いのペースで過ごしているうちに実は愛がない仮面夫婦になってしまう...
恋バナ調査隊 2023-03-27 06:00 ラブ
全否定はNG!彼氏に「専業主婦になってほしい」と言われたら
 男女平等の時代になりつつあるとはいえ、まだまだ結婚生活では「男が働きに出て、妻は家を守る」というイメージを持っている男...
恋バナ調査隊 2023-03-27 06:00 ラブ
「金払ってるし、パパ活は浮気じゃない」夫のトンデモ主張に疲弊する女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-03-25 06:00 ラブ
「カネさえチラつかせば遊べる」妻バレしてもパパ活を続ける男の本心
「冷酷と激情のあいだvol.135〜女性編〜」では、肉体関係のあるパパ活を「浮気ではない」と開き直る夫に愛想を尽かしてい...
並木まき 2023-03-25 06:00 ラブ
年下彼氏と初のお泊りデート♡2人の仲がグッと深まる極意3つ
 年下彼と初めてのお泊まりデートは、この先長く付き合えるか否かのターニングポイントに……! そんな勝負のお泊まりデートで...
恋バナ調査隊 2023-06-24 19:53 ラブ
DV被害女性が自立するためのシェルター兼シェアハウスを見学
 DVの被害に遭った女性が、同じ思いをした女性を支援するためのシェアハウスを始めました。どのような場所で、今までのシェル...
内藤みか 2023-03-23 06:00 ラブ
夫の年収を超えた!夫婦険悪回避5カ条&見直したいお金の管理
 結婚や出産後も仕事を続けやすくなりつつある今、収入アップする女性が増えています。中には「気が付いたら夫の年収を超えてい...
恋バナ調査隊 2023-03-23 06:00 ラブ
子供の名前は「翼」…スポーツ好き夫がうざい!対処法は?
 いろいろな趣味がある中で、スポーツ好きな男性は結構多いですよね! 妻としては夫の好きなことを尊重してあげたいと思う反面...
恋バナ調査隊 2023-03-22 06:00 ラブ
夫婦だってあくまで他人 「過度な束縛」は人権侵害だと思う
 男友達と話していてたまに聞くのが、「妻からの束縛が激しくてさぁ……」といった愚痴です。  例えば、「家に帰ったら...
豆木メイ 2023-03-21 06:00 ラブ
「下の毛に白髪が4本!」浴室で絶叫する夫、老化を感じるトホホな話
 気がつけば結婚して十数年。40代になってから、日常生活で夫の「老い」を感じる瞬間が増えてきた人も多いでしょう。いつも家...
恋バナ調査隊 2023-03-21 06:00 ラブ
生理中に彼氏が神対応!好きな人とブルーな時でも仲良くする方法
 毎月やってくる生理。重さの違いはあれど、憂鬱になったり、体がしんどくなったりして、彼氏とつい喧嘩に発展してしまう人も多...
恋バナ調査隊 2023-03-20 06:00 ラブ
国籍限定!韓国人と出会えると噂のマッチングアプリを試してみた
 未だ衰えない韓流ブーム。「韓流アイドルのようなイケメンと出会いたい……」と、韓国人との出会いを夢見る人も多いのではない...
2023-03-20 06:00 ラブ