安易な同居は地獄! 姑との付き合いで大事なたった1つのこと

豆木メイ フリーライター
更新日:2024-01-09 06:00
投稿日:2024-01-09 06:00

夫をスーパーに行かせるな

 前情報として、夫は私より、10歳以上年上でさらに第三子。結婚した時は既に、姑はかなり高齢でした。

 しかも、外で働いた経験がない古風な人物です。

 もうこのデータだけで、やばい雰囲気がぷんぷんしますよね。

 その予感通り、「女は男を立てるべし!」といった考えの女性でした。

 まず、「息子を近所のスーパーに買い物に行かせないで! そんな恥ずかしい思いを私はさせたことがないから」と言われて面食らいました。

 しかし、夫に確認したところ、「買い物なんて普通にする」と言います。

 なんだ、はったりか…?

 とまぁ、こんな昭和のような世界線を、日常として生きていました。

 今となっては本当に信じられません。

姑の考え方を押し付けられるように…

 姑と同居していた当時、私は営業職として仕事をしていました。

「男性だから」「女性だから」とあまり意識せずに、会社でも思ったことは意見していました。

 ですので、「あなたはどう思う?」と聞かれれば、自分の意見を言うのが当然だと思っていたのですが…。

 姑に何か意見を問われた際にも、自分の考えを話していると、やはり年齢も違いますし、育ってきた環境も異なるため、意見が合いません。

 それは当然ですし、「そんな考え方もあるよね」とお互いを容認するのが多様性ですよね。

 ですが、昭和の世代を生きた彼女には「多様性」は通じず、自分と考えの違う私に嫌悪感を抱いていたはずです。

 自分と違う人間を認めることは敗北とでも思っているかのように、彼女の考え方を私に押し付けるようになってきました。

自分の意見を言うな

 自分の意見を言っては否定される。そして姑の考えを聞かされてそれに賛同する。このループを繰り返してるうちに、私はほとほとに疲れてしまいました。

 そこで、私がたどり着いたのは「自分の意見を言わない」でした。

 はじめから、彼女の意にそぐわないであろう意見は言わないで、まず先に彼女の意見を聞いてみることにしました。

 そして、うんうんと頷く。

 これで面倒なトラブルを回避できます。

 自分の心を殺して大丈夫なのか? と思われるかもしれませんが、姑との関係は同居している嫁にとっては非常にデリケートかつ、エネルギーを使う問題なのです。

 姑に意見して、無駄なエネルギーを消費してもなんの生産性もないと気づいたのです。

 自分が姑との関係がうまくいかなかったため、自分の子どもが家庭を持った暁には、適度な距離感を持って接したいと強く思う今日この頃です。

豆木メイ
記事一覧
フリーライター
アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
XInstagramnoteYoutube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


既読スルーを撃破!返信催促がうますぎる絶妙なLINE3選。褒められたらつい…
 気になる人、好きな人とのLINEはなるべく長く続けたいですよね。でも「返信は?」と催促するのは重く思われそうで気が引け...
恋バナ調査隊 2025-11-16 08:00 ラブ
「絶対に離婚しますよ」妻の冷たい一言で45歳夫が覚醒。毎日コンビニ弁当でも“期限までには”別れたい理由
「冷酷と激情のあいだvol.272〜女性編〜」では、仮面夫婦から完全なる家庭内別居まで悪化した夫婦関係に悩む妻・絵里香さ...
並木まき 2025-11-15 11:45 ラブ
「完全に“他人”扱いです」結婚18年目、こぼれた本音に夫が青ざめて…45歳妻が今も悔やむ一言
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-11-15 11:45 ラブ
【漫画】「妻の価値0点」夫の暴言に涙。扉の向こうにいた女は…サレ妻の復讐が始まる!『60点の夫婦でいいのに』#3
【『60点の夫婦でいいのに』あらすじ】  「お前の主婦力20点」「もはや妻としての価値0点」――結婚してから態度が豹変...
【漫画】「旦那さんかっこいい」自称・100点女の発言に戸惑い…不穏な笑みの意味は?『60点の夫婦でいいのに』#2
【『60点の夫婦でいいのに』あらすじ】 「お前の主婦力20点」「もはや妻としての価値0点」――結婚してから態度が豹変し...
【漫画】私の最高得点は60点…モラハラ夫の“採点”に耐える日々「俺に見合う女になれ」って何様?『60点の夫婦でいいのに』#1
【『60点の夫婦でいいのに』あらすじ】 「お前の主婦力20点」「もはや妻としての価値0点」――結婚してから態度が豹変し...
「後ろ振り向いてみてー」のLINEにギョッ! 浮気がバレた3つの瞬間
 今回は、浮気がバレた瞬間のLINE、つまりフラれる直前のLINEを見せてもらいました。長年付き合っていたとしても、終わ...
恋バナ調査隊 2025-11-15 08:00 ラブ
「俺は子作りの道具?」男性が反発する理由。年末に焦る女に伝えたい、本当の結婚への近道
 2025年の年頭に「今年こそ結婚する!」と誓った女性は、かなりいると思います。その言葉を胸に婚活に励んだ人もいたでしょ...
内藤みか 2025-11-14 11:45 ラブ
「全部 知ってるよ」に戦慄…ハイスぺ夫がストーカー化。元ホステスの妻が怯える“もう一つの顔”
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-11-14 11:45 ラブ
クリスマスまで間に合うか!? 私が進行中の“彼氏作り大作戦”。マチアプで同時進行、女友達から攻めるetc.
 ハロウィンが終わり、クリスマスムードが漂ってくるこの季節。「今年こそは彼氏と過ごしたい!」そんな想いから、今まさに“恋...
恋バナ調査隊 2025-11-13 08:00 ラブ
特別だけど恋人じゃない。“名前のない関係”に揺らぐ4人の体験談。「夜を過ごしたのは一度だけ」
 恋人じゃないけど、他の人より特別。曖昧で切ない“名前のない関係”に心を揺らした経験はありませんか? 今回は、誰にも言え...
恋バナ調査隊 2025-11-12 08:00 ラブ
「もう離婚だ!」小さな不満が露わに――年代別に見る夫婦の危機の注意ポイント。どうすればうまく乗り越えられる?
 長い結婚生活を送っていると、いろいろな課題や困難に心が折れそうになることがありますよね。実は「夫婦の危機」は、年代別に...
恋バナ調査隊 2025-11-12 09:50 ラブ
若者世代で「キスはOK、その先はNG」が増えている? 性欲を“汚いもの”と決めつけるのは酷じゃないか
 先日Xで「キスやハグはいいけど、行為だけは無理」という投稿を見かけました。  そのコメント欄やリポストを眺めてい...
豆木メイ 2025-11-11 11:45 ラブ
40代でこう変わった! 私達の“理想の恋愛”5つのカタチ。「離婚後は初恋のようなトキメキを…」
 皆さん、40代になってからの恋愛観は、若いころと変わりましたか? それもと同じ? 酸いも甘いも経験したからこそ、「こう...
恋バナ調査隊 2025-11-11 08:00 ラブ
「推しは浮気」で破局!恋と推し活の両立うまくいく? 成功と失敗、6つの体験談。デート代<遠征代は当然♡
「推し」がいるあなたは、推し活にかける時間と恋愛にかける時間、どちらの方が長いでしょうか?   今回は恋愛と推し活...
恋バナ調査隊 2025-11-10 08:00 ラブ
また愚痴かよ…と思わないで~! 恋人の“仕事の文句”を受け止める5つの方法。愛を試されてるのかも?
 もし彼氏に、仕事の愚痴を言われたらあなたはなんと答えますか? 答え方を間違えると、二人の関係を悪くしてしまう可能性も…...
恋バナ調査隊 2025-11-10 08:00 ラブ