任侠ドラマ出演の高岡蒼佑様…小栗旬&芸能界批判に“かわいいチワワ”か!

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2024-01-11 06:00
投稿日:2024-01-11 06:00
 アウトローな役柄などで人気を博していた元俳優の高岡蒼佑。役者引退宣言をしていたものの、今年2月にリリースされる任侠ドラマに出演するという。
 コラムニストで恋愛カウンセラーでもある堺屋大地さんが、離婚してシンパパ(シングルファーザー)になっていたことも明かし、再び注目を集めている高岡のメンタリティを分析します。

解雇&離婚、再婚&離婚…起伏が激しい人生

高岡蒼佑(元俳優・41歳)

 映画「クローズZERO」シリーズ(2007年~)や、ドラマ・映画「ROOKIES」シリーズ(2008年~)などで知られる元俳優の高岡蒼佑様。

 代表作がヤンキー役だったため、プライベートの素の彼もアウトローな性格と思われがちですが、実は「かわいい」のプロフェッショナルに思えてなりません。

 まず、紆余曲折あった彼の半生を振り返っておきましょう。

 高岡様の人生が大きく変わっていったのは、人気女優・宮崎あおいさんと結婚していた時期の2011年。

 SNSで《正直、お世話になった事も多々あるけど8は今マジで見ない。韓国のTV局かと思う事もしばしば》などと、韓流推しをしていたフジテレビを猛烈批判。その後、所属事務所を解雇され、宮崎さんとは離婚をする憂き目に…。

 2016年には一般女性と再婚し二人の子を授かったものの、2021年ごろに離婚していたようで、現在は片方の子と二人暮らし。子どもの送迎やキャラ弁作りなどに勤しみ、よきシンパパとして奮闘している模様です。

 一方、2020年8月に役者引退を宣言。以降、芸能界批判や「芸能界に戻るつもりはない」という趣旨の発言をたびたびしていましたが、なぜか今年2月2日から配信開始・DVDセル&レンタルリリースされる任侠ドラマ「CONNECT-覇者への道-」に、主要キャストとして出演するとのこと。

 ですが、この作品には縁があって参加しただけで俳優復帰ではないと強調しています。

 ユッキーナ(木下優樹菜さん)が写真集発売やモデル活動、さらには番組出演しているのに「一般人」だと主張する謎ロジックに通ずるものがありますが、ひとまずそこはスルーしておきましょう。

アウトローではない「かわいい」のプロ

 2020年に役者引退を宣言していた高岡様は、2022年に格闘家デビューを果たし、これまでに数戦、リングに上がっています。

 また、近年の彼は芸能界全体やかつての俳優仲間への批判を繰り返しており、たびたびネットニュースに取り上げられ、世間をザワつかせているのです。

 特に、格闘家デビュー戦に花を贈ってくれていたかつての盟友・小栗旬さんへの口撃は過激化。

 昨年はSNSにて《小栗社長には長年、仕事を妨害され続けてきた》《旬は今スタッフにまで、ケチをつけ出してる》《小栗はやっぱり小物だな。改めてね。裏で動きまくってるけど、全部筒抜け》などと痛烈批判していたのです。

 ほかにも田中圭さんや八嶋智人さんなどの人気俳優にも口撃の矛先を向けており、高岡様には彼なりの正義があるのでしょうが、残念ながら大衆からは“暴走”“迷走”しているように受け取られているのが現状です。

 いずれにしても、ますます狂暴性に磨きがかかってきているように思えるかもしれませんが、筆者は高岡様のことをアウトローどころか、「かわいい」のプロフェッショナルだと分析しています。

かつての仲間にかまってほしい?

 まず、確かに高岡様の言うとおり、芸能界はどす黒い部分が多々あるのでしょうし、小栗さんらもまっさらな清廉潔白というわけではないのかもしれません。

 が、高岡様の一連の言動は義侠心から芸能界の闇を暴こうとしているというよりは、かつていた華やかな世界や、その世界で大活躍している仲間に「かまってほしい」というマインドな気がしてならないのです。

 高岡様のいかつい外見に惑わされてはいけません。ちっちゃくてかわいい「チワワ」だと思ったら…?

 虚勢を張って芸能界や小栗さんらに強気かつ強烈な言葉を浴びせていますが、遠くからキャンキャンと吠えまくっているだけに見えてこないでしょうか。

 要するに、負け犬の遠吠え。いや、負けチワワの遠吠え。

 高岡様のことをかまってちゃん気質の“負けチワワ”だと考えると、途端にめちゃくちゃかわいく見えてくるはず。なかなか遊んでもらえないから寂しくて、かまってかまってと鳴き叫ぶチワワちゃんなのです。

 ちなみに、この“かわいさ”は計算して出せるものではありません。おそらく高岡様は、類まれな才能を持って生まれた「かわいい」のプロフェッショナルなのです。

 人を見かけで判断しちゃいけないよという教訓を、彼は身を持って教えてくれているのかもしれません。

 外見がいくらコワモテでも、高岡様はとってもとってもかわいらしいお方なのです。

堺屋大地
記事一覧
コラムニスト・ライター・カウンセラー
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。
公式X

エンタメ 新着一覧


共亜事件は「虎に翼」のオマージュか。あんぱん、ブギウギの3人が同時代を生きている
 昭和11年、家族や嵩(北村匠海)に見送られ、のぶ(今田美桜)は女子師範学校の寮に入る。軍国主義の担任・黒井雪子(瀧内公...
桧山珠美 2025-04-28 18:40 エンタメ
「あんぱん」最後まで毒親だった登美子(松嶋菜々子)。去っていく彼女に問うてみたいこと
 受験したのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の明暗が分かれる。静まり返った柳井家で、寛(竹野内豊)たちに頭を下げる嵩。そこ...
桧山珠美 2025-04-26 12:50 エンタメ
春ドラマの評判を調査!『最後から二番目の恋』は令和の鬼渡?『あんぱん』『対岸の家事』の感想は
 2025年4月期も話題のドラマが続々スタート! 多すぎてどれを見るのか迷ってしまう…。そんな人のために忖度なしでドラマ...
「あんぱん」千尋(中沢元紀)は本当に良い子…史実どおりの展開なのか。しょくぱんまんのようなイケメンだ
 けんかした嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)に、寛(竹野内豊)は改めて後継ぎはいらないと告げる。そして、何をしながら生き...
桧山珠美 2025-04-23 17:51 エンタメ
こうでなくちゃ! 志尊淳の正解を「恋は闇」で見た。いい人よりも“妖しい姿”に妄想が駆り立てられる
 新ドラマ「恋は闇」(日本テレビ系)の志尊淳が良きです。  前クールの「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった...
「あんぱん」なんて贅沢!今が旬、河合優実の“目で語る”表現力と色気に驚く。俳優・ソニンのEE JUMP感を消した演技も見事
 なりたい夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。同じ...
桧山珠美 2025-04-21 14:23 エンタメ
怪演・市原隼人に「ヤバい超大物」2人が熱烈ラブコール。迫真すぎる“ガンギマリ”の演技がモテる理由か
 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)にて、盲目の大富豪にしてゾクッとする異様な雰囲気を放つ鳥山検校を怪演...
堺屋大地 2025-04-21 06:00 エンタメ
ラランド・サーヤは「名誉男性」なのか? お笑い界の“女すぎる”という悪口に思うこと
 ラランド・サーヤが参加するバンド「礼賛」が大阪で行ったライブで、痴漢行為が発生。被害女性がSNSで被害を訴えたことで発...
帽子田 2025-04-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」松嶋菜々子の“毒”さえチャーミングにする厄介な美しさ。ドキンちゃんにも見えてしまった
 8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を...
桧山珠美 2025-04-19 06:00 エンタメ
「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)の登場が不穏…色っぽいけど。貴島中尉(市川知宏)は“あのキャラ”を意識?
 新聞社に出した漫画で賞金をもらい、ご機嫌の嵩(北村匠海)。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところ...
桧山珠美 2025-04-17 16:02 エンタメ
カトパンへの嫌味に物議…新井恵理那は承認欲求のカタマリか、悪役を演じる聖人か?
 昨年3月、8年間出演して総合司会も務めていたテレビ朝日系の朝の情報番組『グッド!モーニング』を降板したフリーアナウンサ...
堺屋大地 2025-04-17 06:00 エンタメ
【募集】春ドラマ何見る? 面白かった&ガッカリを教えて!『最後から二番目の恋』『あんぱん』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「期待している」「面白...
笠松将、柳楽優弥を超えなければと思っていた。俳優業の“わからなさ”は「自分自身にビビッている感覚」『ガンニバル』シーズン2インタビュー
“この村では、人が喰われているらしい……”    2022年の年末にディズニープラス スターにて独占配信がスタートす...
望月ふみ 2025-04-15 06:00 エンタメ
「あんぱん」嵩(北村匠海)の“ジェラシー”がなんとも可愛い! 寛(竹野内豊)の診察シーンが見たかった
 昭和10年、高等女学校の5年生になったのぶ(今田美桜)は、ある日、貴島中尉(市川知宏)と再会。祭りのパン食い競走で使う...
桧山珠美 2025-04-14 19:03 エンタメ