NHK朝ドラ「ブギウギ」~第16週「ワテはワテだす」#76
喜劇「舞台よ! 踊れ!」の幕が上がる。タナケン(生瀬勝久)に稽古ですべてを受け止めると言われたとおり、スズ子(趣里)は大阪弁で芝居に挑む。
そして、羽鳥善一(草彅剛)の新曲「コペカチータ」も見事に歌い上げる。舞台は大好評で、タナケン・スズ子のコンビは話題となった。
そんなある日、トミ(小雪)から伝言があると、社長秘書室長の矢崎(三浦誠己)が、スズ子と愛助(水上恒司)のもとにやってくる。
【本日のツボ】
タナケン&スズ子、名コンビ誕生!
※※以下、ネタバレあります※※
「ワテはワテだす。ワテらしくやらな」と大阪弁で芝居することに決めたスズ子。タナケンも「面白いね」と。あの「どうだろね」のタナケンに「面白いね」と言わせたスズ子、さすがです。
いよいよ舞台初日。日帝劇場の客席には愛助と坂口(黒田有)、小夜(富田望生)とサム(ジャック・ケネディ)、そして羽鳥の姿も。舞台袖では山下(近藤芳正)がスズ子の舞台女優デビューを見守ります。“シン・スズ子”始動!
ドタバタ寸劇の後、「どうなっても知りまへんで~」というスズ子の台詞で場面転換し、いよいよ新曲「コペカチータ」を披露。舞台は大盛況のうちに幕を閉じます。
「君は君のままでいなさい」
そして、楽屋。「君の芝居は“間”がずれてる。が、そこが面白い。舞台上ではなおさらだ。君が舞台に立った瞬間、お客さんは君から目が離せなくなる。天性のものでしょう。僕とは“間”が違うが、君はそれでいい。君は君のままでいなさい」とタナケン。
「ありがとうございます!」と頭を下げるスズ子。
「礼は言わなくていいよ。だって僕は、君に何も教えてないんだから」と言うタナケンの言葉に「フフ」と笑うスズ子。
「どうしました?」
「最初からそない言うてくれはったらはったらええのに」と目を少し逸らして茶目っ気たっぷりにスズ子。
「答えは自分で探し出すものです。……何事も、道のりは険しい(溜息)だからこそ……面白い」
そう真面目に言うタナケンに、間を置いて、「いや、しんどいわ」とケタケタと笑うスズ子。「いいねぇ、西の言葉は」と笑うタナケン。
天才は天才を知る
あんなにギスギスしていた2人が、笑い合って終わる。いい回でした。天才は天才を知る、といいますか。分かり合えてなにより。あの気難しいタナケンをこんなにも笑顔にするなんて。スズ子の魅力は計り知れません。
タナケン&スズ子コンビ、もっと見たくなりました。
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