地方移住してカフェ運営? 第2の人生を独断で決めた夫に怒る48歳女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-02-03 06:00
投稿日:2024-02-03 06:00

夫からは何の具体的な相談なし

「もはや夫のなかで、移住は既定路線。だけどこっちはまったく納得していないし、準備だってしていません。

 ていうか、何をどう準備すればいいのかだってまったくわかりませんし…。

 それに夫がゆくゆくお店をやるのであれば、どうせ私だって手伝わなくてはいけなくなると思うのですが、そういう話だって夫からは何もないんです」

 数カ月後に退職をする計画で、すでに会社では引き継ぎを始めている夫に対して、香織さんは「あんなに自分勝手な人だとは思わなかった」と幻滅しつつ、現実論としてはどう接していいのかわからずに困っているそうです。

話し合おうとしない夫に本気で腹が立つ

「ひとりでなんでも決めちゃって、なんなの? としか言いようがありません。そんな人じゃなかったはずなのですが…。

 夫が会社を辞めれば確実に収入だって減りますし、引っ越しだって準備しなくてはいけないのに。そういう私と大事なことを話し合おうとしない夫に、本気で腹が立ちます。

 まぁ話し合ったところで、私は絶対的に反対なので、行くならひとりで移住してもらうしかないでしょうけどね。

 そうなると今度はお金の問題が出てきます。2つの家を維持するほどうちにはお金はありませんから。

 それに、私もフリーランスで仕事をもっていますから、東京を離れるとなると、それなりに影響が出ます。

 夫の暴走を止めることができずに、時間ばかり過ぎていくんですよね。夫はいったいどうしちゃったんでしょうね?

 きちんと話し合いもできないままなので、何を考えているのかよくわかりません」

 では香織さんの夫であるシュンペイさんは、なぜこのような急な決断を下したのでしょうか。

 そこにはシュンペイさんなりの想いが隠れていました。

 次回に続きます。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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