その苦労話ですが、聞く価値のあるものと、ないものの2種類ありませんか?
今回は2人のマダムを例に、その見分け方をご紹介します。
苦労話で顔が輝いたらアウト
「あなたの手は本当に白くてキレイね、苦労してない手だよ」
この言葉、みなさんにはどんなふうに聞こえましたか? 私にはハッキリ、イヤミに聞こえます。
現代を生きる私は文明の利器を大いに活用しながら生活していますが、この言葉を仰るマダムが若かりし頃にはそんなものありません。
洗濯は手だし、掃除はハタキと雑巾の時代。
大変だよなぁ…とは思うのですが、なぜイヤミを言うのだろう? と謎だったんですよね。
もしかして、私がイヤミの本場・京都の出身だからそう聞こえるのかな? と思ったり…。
イヤミマダムと学びマダムの違い
実はもう1人、同じように手を褒めてくださるマダムがいらっしゃいます。
その方は必ず「キープのために寝る前にはハンドクリーム塗りなさいよ、シミシワあかぎれ予防!」と自分の経験から得た学びを教えてくださるんです。
ここで謎は解けました。
この2人の差は、苦労した経験にどんな価値を感じているか? にあるみたいです。
イヤミマダムは、昔の苦労話をする時は輝かしい顔をしますが、学びマダムはうんざりした顔をします。
つまり、苦労自体に価値を感じているか、苦労から得た経験に価値を感じているかが問題なんですね。
もちろん若い頃のしんどかった経験は、人生の糧になるでしょう。
ですが当然、どう使うかは本人次第。
イヤミと学び、どっちが大事にされるかは明白ですよね。
さて、みなさんの周りの方はどうでしょうか。
ぜひ一度、周囲を冷静に見渡してみてください。
そして学びマダムを見つけたら、積極的に昔話にお付き合いしてみるといいかもしれません。
登場人物紹介
ウサ田さん:どろんぱの常連客。いつもは大人しくおおらかだが、愚痴をこぼす時はものすごく怖い。新しいガジェットが大好き。
ママ:どろんぱのママ。無駄に苦労するのが大嫌い。美貌はもちろん脳の若さも保つため、ウサ田さんに新しいものをよく教えてもらっている。
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