ラブorマネー…男性がカネより愛を選ぶ時はあるのか?

内藤みか 作家
更新日:2024-02-15 06:00
投稿日:2024-02-15 06:00

疑心暗鬼の日々

 男女5人ずつの参加者には、誰が「ラブキャッチャー」で、誰が「マネーキャッチャー」なのかは知らされていません。

 そのため、マレーシアで撮影された共同生活はなかなかにハード。

 誰かを好きになりかけるたびに「この人の目的はラブ?マネー?」と悩まなくてはならないのです。

 女性目線で観ると、どの女性がマネーなのかは、わりとわかりやすいかもしれません。

「私がマネーだったら同じように振る舞うだろうな」などと、自分の行動と重ねやすいからです。

 しかし難しいのは男性です。ラブかマネーかが非常にわかりづらく、だからこそスリルいっぱいに番組を楽しめてしまいました。

デートしても悩んでしまう

 女性たちがホストに大金を払ってしまうのも、ホストの言動に愛を錯覚しているケースが多いはず。

 つまり女性はお金目的の男性を見抜くのが得意ではないのです。

 甘いムードや優しい言動をされると、それを愛だと信じたくなるのかもしれません。

 そんな状態なので、番組でも、彼の目的が愛なのかお金なのかが判断できず苦しむ女性が続出します。

 あの優しさも、あの微笑みも、もしかしてお金目当てだから? などと疑うのはかなりつらそうです。

 楽しいはずのデートを心から楽しむ余裕もなかなか持てないのではないでしょうか。

お金ではなく愛を選ぶ時

 ホストのニュースを目にしているからか、愛よりお金を取る男性の気持ちはわからなくはありません。

 売上を伸ばし、ナンバーワンの座につきたい、そのためには女性からなんとかお金を引っ張りたい野心。

 ドラマなどにもこうしたギラギラホストはよく出てきます。

 でも私たちはお金より愛を選ぶ男性の姿をほとんど知りません。

 ここにこの番組のキモがあるのではないかとさえ思います。

 結局のところ男性の愛情表現とは、もっとお話ししたいとか、もっと一緒にいたいというような、本当にシンプルな感情の延長なのかもしれません。 

 だからこそ、おだやかでわかりづらいものなのだと思います。

 最終回では、誰がラブで誰がマネーだったか、真相が明らかになるので、ぜひ最後まで見届けることをお勧めします。

 本物の愛情表現とニセモノの愛情表現とを見比べると、私たちは男性の行動パターンを少しだけですが理解できるようになるかもしれません。

ABEMAオリジナル恋愛番組『LOVE CATCHER Japan』(ラブキャッチャージャパン)
全話見逃し配信中
1-6話のダイジェスト映像

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


【2022年アツかった記事】ラッブラブだったのに!「付き合ったら飽きられる彼女」の共通項
【ダラOL】 (2022年7月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)  ※  ※  ※  付...
若林杏樹 2023-01-27 20:01 ラブ
アラフォーの「幸せな婚活」を解説! 無料アプリは即解約を
 今年こそ婚活を成功させるぞ! と意気込む女性は少なくないはずです。しかし年齢を重ねるほど、なかなかいいお相手に出会えな...
内藤みか 2023-01-05 06:00 ラブ
アプリ以外で“運命の人”と出会うには? 試したい5つの方法!
 出会い系アプリの存在は知っているものの、「アプリは使いたくない」と抵抗を感じる人も多いのではないでしょうか。確かに相手...
恋バナ調査隊 2023-01-05 06:00 ラブ
【2022年アツかった記事】急増する“貝男子”の生態! 激戦を制しアプリでやり取りすると…
【内藤みかのあたらしいのがお好き】 (2022年4月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)  ※ ...
内藤みか 2023-01-27 20:00 ラブ
LINEの返信が遅い…仕事で忙しい男性のホンネと女子の対応策
 好きな人からLINEの返信がなく、待つ時間ってツライですよね。 「仕事が忙しい」という理由を出されると、なんて返せば...
若林杏樹 2023-01-04 06:00 ラブ
遊ばれる恋愛は自分にも原因が!男が本気にならない女の特徴
 何度も男性に遊ばれると、男性不信になりますよね。「世の中に真剣な恋愛ができる男っていないのかも」と、ガッカリしている女...
恋バナ調査隊 2023-01-04 06:00 ラブ
【2022年アツかった記事】「それがお弁当だけど?」鬼嫁からの驚愕LINE5選!周囲がドン引きした内容は…
(2022年2月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)   ※  ※  ※  芸能人で“鬼嫁キ...
【2022年アツかった記事】新婚だけど妻を抱けない…自分の選択を後悔する32歳夫の告白
【冷酷と激情のあいだ~男性編~】 (2022年3月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)  ※  ...
並木まき 2023-01-27 20:02 ラブ
【2022年アツかった記事】友達と夫がこたつの中で…靴を脱ぐとパンツを脱ぎたくなる!?
【こちら「オトナの男女問題」相談所です!】 (2022年6月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります) ...
山崎世美子 2023-01-27 20:02 ラブ
「制裁すべき? それとも…」同棲7年の恋人の浮気癖に悩む女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-12-31 06:00 ラブ
「私から略奪する気よ!」被害妄想の強い恋人に辟易する男性
「冷酷と激情のあいだvol.123〜女性編〜」では、同棲中の恋人・ケイタさん(仮名)が浮気を繰り返していると疑っている女...
並木まき 2022-12-31 06:00 ラブ
劣勢になると“逃げ癖”全開! 旦那から届いたムカつくLINE3選
 旦那のLINEにイラッとした経験はありませんか? 家族だからこそムカつく、なんてケースもあるでしょう。ただそれは、世の...
恋バナ調査隊 2022-12-31 06:00 ラブ
恋愛もグローバルに! 外国人にモテる女性の性格と外見は?
 最近は、国内でも外国人と日本人のカップルを良く見かけるようになりました。日本でモテた経験がない女性から、「海外旅行に行...
恋バナ調査隊 2022-12-30 06:00 ラブ
「シン婚活3カ条」一刻も早くパートナーが欲しい女性たちへ
「一所懸命婚活しているのに、ちっともいい人に出会えない。おひとりさまは寂しいから、パートナーと暮らしたいのに……」と嘆く...
内藤みか 2022-12-29 06:00 ラブ
1人で生きていけるよねと振られた…つよつよ系女子の最善策
 仕事をバリバリとこなし、年齢が上がっていくほど経験値が蓄積され、人間は強くなっていきます。  “ソロ活”という言葉が...
若林杏樹 2022-12-28 06:00 ラブ
デートに誘って夜まで未読スルー!女慣れしている男性のLINE
 年齢を重ねると「もう恋愛で痛い目に遭いたくない」と思いますよね。女慣れしている男性に気をつけている大人女性も、多いはず...