更新日:2024-03-01 06:00
投稿日:2024-03-01 06:00
潤滑ゼリーも持ってきたなんて
――香織さん…そろそろ、いいかな。あまりにも気持ちよくて…。
挿入を求めてきたのは彼からです。私も、早く一つになりたい気持ちでいっぱいでした。
――ええ…早く欲しい。
――待ってて。ちゃんと着けるから。
そう言って、自らベッドサイドに置いた避妊具を着けたんです。改めて彼の優しさやリスク管理に感心しましたね。
――念のために、潤滑ゼリーも持ってきたんだけど…。
――えっ?
驚きました。彼、コンドームだけではなく、性交痛を防ぐためのゼリーも用意してくれていたんです。
――香織さんには苦しい思いをさせたくないから。
――ありがとう。もし、つらくなったら言うわね…。
優しさあふれる彼の言葉に感激しつつ、私は『早く抱かれたい』と囁きました。彼がゆっくりと入ってきた時、あふれる優しさに泣きそうになりながら、熱く硬い男の象徴を受け入れたんです。
慈愛に満ちたセックス
――ああ…嬉しい…。
あまりの感動と心地よさに彼の背中に回し、ギュッと抱きしめました。
――痛くない?
――大丈夫。すごく気持ちいい。
私は細めた目で彼を見つめました。
――ゆっくり動くね。
彼が徐々に腰を前後させると、ヒダがペニスに絡みつき、甘美な摩擦がもたらされたんです。これまで経験した激しく情熱的なセックスとは違う、優しく慈愛に満ちたセックスでした。
エロスを求めるより、ひとつになれた悦びを分かち合う心から安心できるセックス…今さらながら『セックスは体ではない、心でするものだ』と感じてしまって…。
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