現役ネトナン師が激白!ネットナンパのシビアな世界と人妻攻略マニュアル

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-03-15 10:17
投稿日:2024-03-08 06:00

「高学歴、高収入」でも、私生活は虚しかった

パパには会いたくない(写真:iStock)
パパには会いたくない (写真:iStock)

――大切な娘さんとの別れ…おつらかったですね。

「はい、全ては家族をないがしろにした僕の責任です。子供時代から両親に『学業に専念』することを強いられ、『高学歴、高収入』といわれる立場になりましたが、私生活は虚しかったですね。大学でサークルに入っても、女性慣れしていないため、恋愛らしい恋愛はできなかったし、青春を謳歌できませんでした。

 結婚できたのは、大手銀行に就職し、上司の紹介があったからです。紹介された妻は小児科医というハイスぺのため、それに釣り合う相手を探していたようです。

 情熱的な恋愛というよりも、『家庭を持った方が会社やお客の信頼度が増す』という上司の助言もあり、結婚に至りました。

 結婚生活が新鮮だったのは1年ほどでしょうか。お互い自分の生活スタイルを乱したくない性格のため、すれ違いが続きました。

 娘が生まれると、妻と義両親が面倒を見てくれて、僕は蚊帳の外です。娘は完全に妻側の子供になりました。

 離婚後も妻側の弁護士を通し『娘はパパに会いたくないと言ってる』と言われて…以来、6年間会っていません」

2人目の妻はバリキャリのお嬢さま

子供は要らない(写真:iStock)
子供は要らない (写真:iStock)

――おつらいでしょうが、話せる範囲でその後をお聞かせください。

「仕事は充実しても、プライベートは寂しくて…。そんな背景もあって、離婚から4年後に結婚相談所でお見合いをし、現在の妻と再婚したんです。

 大手通信会社に勤務する妻は、政治家の父を持つお嬢さま。キャリア志向が強く、現在44歳にもかかわらずバリバリ稼いでいます。再婚当初こそ甘い新婚生活でしたが、住まいは横浜にある妻の実家。つまり僕は『マスオさん』状態で…。

 徐々に肩身が狭くなっていったんです。何よりも、『キャリアの邪魔になるので、子供は要らない』と妻に宣言されたことがショックでしたね。

 そのうち義父の介護が始まると、妻と義母は『介護は身内だけでやるから』と、僕をのけ者扱いし始めたんです。

 結局、平日は事務所兼自宅の目黒のタワマンに住み、週末だけ妻の実家の横浜で過ごす生活です。銀行を辞めて起業すると、平日、人と会うことが激減しました。

 業務はテレワークで十分ですし、趣味で株などの投資もやっているため、年収は2000万円ほど…。でも、心は荒(すさ)んでいました。

男としての劣等感に苛まれる日々

居場所がない(写真:iStock)
居場所がない (写真:iStock)

 子供のころから『高学歴、高収入』を目指し、その夢が叶っても、配偶者やパートナーとは良好な関係を結べなかった。

 元妻にも、現在の妻にも『頭脳明晰でも、あなたは人の心に寄り添う共感性に欠けている』『身勝手』と言われました。

『どの場面で、どんな風に身勝手なの?』と聞いても、『言っても無駄だから』と言われる始末です。

 現在の妻ともセックスレスが続き、男としての劣等感に苛まれましたね。表面上は夫婦を装っていても、夫として居場所がなく、婚外に恋愛を求めてしまったのが始まりです。

 ホステスや風俗嬢など『プロ』は苦手ですから、結果、『素人女性と関係を持ちたい』と願ってたどりついたのがマッチングサイトです。そこで、ネトナン師になることを決意しました」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


生理事情やたら詳しい彼。それ元カノの影響ですよね?っていうエピ4選
 好きな彼に自分よりも先に出会っている元カノ。仕方ないとは思いつつも、存在がチラつくとモヤモヤしますよね。  元カ...
恋バナ調査隊 2024-03-20 06:00 ラブ
バリバリ恋愛中でも孤独感が消えずに寂しい! 3つの原因と対処法
 皆さんは、恋愛中に謎の孤独感や空虚感を抱いた経験はありますか? 一緒にいて愛し合っているのに、寂しく孤独でつらくなって...
恋バナ調査隊 2024-03-19 06:00 ラブ
バツイチ女性が“禁断”の職場恋愛を成就させるには? 3つの秘訣と注意点
 バツイチの女性は、職場で好きな人ができても「既婚者と思われているから無理」「周囲の目が怖いからやめておこう」と、なかな...
恋バナ調査隊 2024-03-19 06:00 ラブ
社内不倫やってるよね? 怪しい二人ならでは特徴と波風立てない対処法
 社内にどう見ても怪しい二人がいると「不倫しているのかな?」と気になってしまいます。もちろん、恋愛は二人の問題で周囲が口...
恋バナ調査隊 2024-03-18 06:00 ラブ
家庭に戻った彼との復縁できる? 本気だったからこそ気になる選択肢3つ
 あなたと不倫中の彼が、そっけなくなり家庭に戻った時、「もう復縁は無理かも」と思うはず。男性が家庭に戻る理由には、いろい...
恋バナ調査隊 2024-03-18 06:00 ラブ
プロ愛人の腕に男性メロメロ? 性欲、癒し、出世に貢献しまくるLINE
 世の中にはたくさんの仕事がありますが、「プロ愛人」という職業をご存知ですか?  プロ愛人の女性たちは、お金をも...
恋バナ調査隊 2024-03-17 06:00 ラブ
床下手の恋人はまるでトドのぬいぐるみ! 57歳モテ男が引いた貧乏くじ
「冷酷と激情のあいだvol.186〜女性編〜」では、マッチングアプリで知り合った10歳年上の恋人・ヒデナリさん(57歳・...
並木まき 2024-03-16 06:00 ラブ
マチアプリ交際3カ月目、57歳の彼氏が性の亡者に変貌! 悔やむ47歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-03-16 06:00 ラブ
結婚10周年、何もしないのありえない? みんなのエピソード
 結婚10周年は、夫婦にとって大きな節目。でも、世間の夫婦の中には、結婚10周年にお祝いする夫婦だけでなく、何もしないで...
恋バナ調査隊 2024-03-16 06:00 ラブ
40代の結婚前提交際…でも縁がない相手だったら? 見極めポイントを解説
 40代になると「結婚を前提に付き合っている彼氏」がいる人も多いですが、どうしても結婚だけは決断できないと悩む人も…。そ...
恋バナ調査隊 2024-03-16 06:00 ラブ
自民青年局はチップ口移し会合 夫の夜のハメ外しはどこから浮気と不倫?
 夫の夜の店通いやハメ外しは裁けないのか――。  2023年11月、自民党青年局の懇親会で行われた過激なダンスショ...
彼氏のスマホやPCに「エロい検索履歴」を見つけたら…要注意ワードは?
 彼氏の検索履歴が目に入ってくる時があります。そこにいかがわしいワードや動画を見つけてケンカになる人も…。けれどちょっと...
内藤みか 2024-03-14 06:00 ラブ
会話なしの40代夫婦が増加中? 3つのワケと幸せに暮らすコツ
 まだ結婚したばかりなのに、まったく会話なしの40代夫婦は多いようです。実際に、ネット上では「結婚1年目にして、まったく...
恋バナ調査隊 2024-03-14 06:00 ラブ
妊活中の女性が抱えるお金より切実な悩み パートナーとの食い違い第1位は
 多様な価値観やライフスタイルが変化する中で、2022年4月より不妊治療の保険適用範囲が拡大し、人工授精等の「一般不妊治...
ミクニシオリ 2024-03-13 06:00 ラブ
気持ちいいな♡ 上手なキスと下手なキスの違いはなに?
 好きな人とのキスの相性がいいと、恋の気持ちも倍増するというもの。 でも、キスが苦手な女性もたくさんいるわけで…。「上手...
恋バナ調査隊 2024-03-13 06:00 ラブ
花粉症カップルにおすすめの屋内デート5選 おうちデートのマンネリ打破!
 花粉症の人にとっては、つらい季節になりましたね。花粉の時期の悩みといえば、「外でのデートが楽しめない」こと。とはいえ、...
恋バナ調査隊 2024-03-12 06:00 ラブ