NHK朝ドラ「ブギウギ」~第23週「マミーのマミーや」#110
久しぶりに香川に戻ったスズ子(趣里)は、梅吉(柳葉敏郎)が写真館を切り盛りし、繁盛していた話を聞く。梅吉が大切にしていた写真が倉庫にあると言われ、スズ子が倉庫にあったアルバムを見ていくと…。
一方、愛子(小野美音)は、はじめは梅吉に近寄らずにいたが、ひとりでこっそりと梅吉の部屋を訪れる。
やがて、医者から今夜が山だと聞かされる。スズ子は寝ている梅吉に昔を思い出しながら話しかける。
【本日のツボ】
父ちゃんブギ
※※以下、ネタバレあります※※
なるほど愛子がずっとブスったれていたのはこのシーンのためだったのか、と。
梅吉に亀と写真を撮ってもらう際、「にーっ」と促され、これまでで一番の笑顔を見せた愛子。あのブスったれ愛子からこんな笑顔を引き出せる梅吉、写真の腕はたしかなようです。
とはいえ、女性たちのモノクロ水着写真は謎でした。あのエピソード、必要だったのかなあ、と。
弟・六郎(黒崎煌代)の亀が久々に登場。梅吉が大切に育てて可愛がっていたというのにじーんとしました。
その亀を怖がらず、「かわいい」と近づき、なんのためらいもなくむんずとつかんだ愛子。その後もずっと持ったままで、よっぽど気に入ったのかもしれません。スズ子の娘に可愛がってもらえれば、六郎も本望でしょう。
血の繋がり云々より心が大事
そして、クライマックスの梅吉オリジナル「父ちゃんブギ」。母・ツヤ(水川あさみ)が亡くなるシーンでスズ子が歌ったのは「恋はやさし野辺の花よ」。子ども時代のスズ子の十八番でした。
打って変わって、父・梅吉は「父ちゃんブギ」。死の間際まで、ユーモアを忘れない梅吉のDNAはしっかりスズ子に受け継がれています。
血の繋がり云々ではなく、心が大事。最後、梅吉に抱きついて「お父ちゃん、いやや」と泣くスズ子、これまでの心のわだかまりがすべてなくなった瞬間でした。
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