高級クラブのホステス→ギャラ飲み嬢に 面識なしで突然10万円ギフトが…

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2024-03-29 06:00
投稿日:2024-03-29 06:00

「ギャラ飲み」とは?

 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全国的に利用エリアが拡大していて、注目度が高まっているんです。

 ちなみに「ギャラ飲み」とは、男性(ゲスト)が女性(キャスト)にお金を払って食事やお酒を楽しんだりすること。「飲み」といっても飲食に限らず、美術館やゴルフコースを一緒に回ることもある、いわば『出張コンパニオン』に近い形態です。

 なかでも、大手サービス「pato」に登録するキャスト(通称「pato嬢」)は狭き門をかいくぐった美女だけがなれるとか。一体、どんな人が……?

 pato嬢として働くキャストに話を聞きたいとキネカ社に連絡。彼女たちを取材してみると、驚くべき“素性(素顔)”が見えてきました。

 前回のpato嬢ルポ「初の顔出し告白! 1日最高40万円稼ぐ、格闘技好き32歳ギャラ飲み女子の私生活」は→コチラ

【話を聞いたpato嬢】マリさん(仮名/31歳)

 今回取材したのは、10年働いた都内の高級クラブをやめて、patoキャストとしてギャラ飲みで稼ぐようになったマリさん(仮名/31歳)。

 パッと見の印象からして、黒髪のロングヘアが似合う、大人の雰囲気を纏った品のある女性です。

 もともとは西日本出身で、18歳の時に上京し、美容関連の職に就きました。

 お昼は美容業に従事しながら、夜はホステスとして勤務する生活をしていましたが、約半年前にOLの友達からpatoを紹介されて、ギャラ飲みの仕事をスタート。

 実際にやってみると、ホステスよりも断然働きやすいことを知り、今は夜の仕事をギャラ飲みにシフトさせたといいます。

ホステスより魅力を感じる「ギャラ飲みのメリット」とは

 一番のメリットは「経費がかからないこと」だと、マリさんは言います。

「ホステス時代には、まず出勤する際にヘアメイクの時間とお金がかかります。それから衣装代に加え、そのドレスや着物を保管する場所やクリーニングなどの維持費も必要です。

 加えて、お中元やお歳暮、誕生日プレゼントやバレンタインなどの贈答品代もかさむ上、そのお客さんがお店に来てくれる保証もありません。考え方次第ですが、タイパもコスパもイマイチな側面はありました(苦笑)」

 お客さんが店に来る時以外の付き合いも多く、「平日にランチへ行こう」とか「休みの日に買い物付き合って」などというプライベートなお誘いもあり、そのリクエストに応えたからといって、来店しないお客さんもいる…。

ギャラ飲みは費用対効果が高い

 そう考えると、ホステス時代の“お店に来る以外の”顧客との付き合う時間に対しても、報酬が発生するギャラ飲みは「費用対効果が高い」というのです。

 さらには、patoでは提携している美容クリニックのポイントがたまるキャンペーンもあり、ギャラ飲みに入るたびに美容施術代も稼げるので、とてもありがたい話なのだそう。

 ただ、もちろんホステスの仕事にもメリットはあって、例えば「月に20日参加して、日当が保証されている」ことなどは、ギャラ飲みにはない特徴です。

 マリさんの場合は、現在の働き方や価値観、生活スタイルがギャラ飲みに合っていたのでしょう。

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「渋谷・円山町のスイーツホテルに行ってみたい!」編
 書店員として本を売りながら、踊り子として舞台に立つ。エッセイも書く。“三足の草鞋をガチで履く”新井見枝香さんの月イチ連...
このまま空へ向かって飛び立ちそう 2023.1.21(土)
 鳥取県の境港市と松江市をつなぐ江島大橋は通称「ベタ踏み坂」と飛ばれている。  急勾配で、車のアクセルを思い切り踏...
ご飯作りたくない!無理しない!ストレス知らずの賢い対処法
 毎日のご飯作り。時には疲れて「どうしてもご飯作りたくない!」と思う日もありますよね。とはいえ、独身ならともかく子供や夫...
顔だけじゃない!勘違いしがちな「人は見た目が9割」の真意
「人は見た目が9割」と聞いて、みなさんはどう感じますか? 同意する人もいれば、「そんなことない」と否定する人もいるかと思...
知ってた? 大寒の日は「シマエナガの日」 2023.1.20(金)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
過度な若作りは罪!?「インスタおばさん」痛い投稿にご用心
 インスタグラムは、年齢に関係なく誰でも簡単に写真投稿を楽しめる人気のSNSです。しかし、30代や40代が年齢に合わない...
“たまたま”流リラックス法を伝授♡ 忙しい時ほど力を抜こう
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「私って天才?」100均グラスでチューリップ2大悩みを解決!
 そろそろお正月気分もなくなり、2023年という新しい年にも慣れた頃ではございませんか? 新春とはいえ寒さの本番はこれか...
最初に食べようと思った人の勇気に感謝 2023.1.18(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
夫婦仲も良好に!夫ウケするとっておきご飯&レンチンレシピ
 どうせ毎日ご飯を作るなら、夫ウケする料理を作りたいですよね! とはいえ、毎日手の込んだものを作る余裕がないという人もい...
華やかビジュ♡ファミマ“あまおうスイーツ”2選は必食 2023.1.17(火)
 先日、ファミリーマートに行ったら、店頭にこんなポスターが! 「ファミマのいちご狩り」ですって?  HPによると、...
ヘアゴム入れた?一人暮らしの女性が備えたい防災グッズ10選
 災害は一人暮らしをしている女性にとって、とても不安なものです。いざという時、困らないためには日頃からの準備が欠かせませ...
凍り付くような空気で胸を満たすと 2023.1.16(月)
 音が雪と氷に吸い込まれていく。  凍り付くような空気で胸を満たすと、一瞬だけ世界が止まったように見えた。 ...
青天を衝け! 憂いを帯びた美少年“たまたま”で視力も回復?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
人の運命について少しあまのじゃくな意見を 2023.1.15(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
趣味がない人、何してる? 休日の“ゆるふわ”な過ごし方5選
 趣味を楽しみながら、充実した休日を過ごしている人がいる一方、無趣味で何もせず一日を終えている人もいます。実は今、そんな...