山田裕貴は「奥さん」と呼び、絶賛の嵐
先月31日に元乃木坂46で女優の西野七瀬(29)との結婚を発表した俳優の山田裕貴(33)。4月3日放送の「めざましテレビ」(フジテレビ系)にVTR出演したのだが、その際の妻(西野)の“呼び方”に注目が集まっている。
番組内のインタビューで「最近テンションがあがった乾杯」について聞かれた山田。第47回日本アカデミー賞話題賞(俳優部門)を受賞後、多忙で祝杯があげられなかった中、ドライバーの友人が乾杯してくれたと明かし「そのときは2人だけで?」と聞かれると、「『奥さん』は別の仕事で地方にいたので男2人で」と答えたのだ。
すぐさまSNSでは、《名前をそのまま呼ぶとかなぁちゃんって呼ぶ訳でもなく奥さんってのがなんか良い》《山田裕貴の口から奥さんはしぬ》などと、「奥さん」呼びを絶賛する声が相次いだ。
過去には俳優の松山ケンイチ(39)が妻・小雪(47)を「嫁さん」呼びしてプチ炎上したことがあったが、妻の呼び方は好感度にも響くようで。
男性は「嫁・嫁さん」呼びが断トツで多い
リクルートの調査「夫婦関係調査2021」によると、「他人に話すときの配偶者の呼び方」で最も多いのが「嫁・嫁さん」(29.8%)。次いで「名前」(13.5%)、「妻」(13.1%)、「奥さん」(9.8%)、「かみさん」(7.0%)、「家内」(6.1%)となっている。
同調査を参考にするならば、松ケンは至って普通の夫だが、実は心理学的には、妻の呼び方には夫婦の関係性が表れ、目には見えない興味深い側面が“ダダ漏れ”だという。
明大講師の関修氏(心理学)はこう解説する。
「嫁さん」呼びは僕のところにお嫁に来てくれたメンタル
「『嫁さん』は字のごとく家に嫁いだ女性から成り立ちます。『嫁さん』と呼ぶ男性は、パートナーに対し、潜在的にお嫁さん(に来てくれた女性)と捉えている傾向があるでしょう。
『妻』の場合は社会的に正しい呼び名とされる呼び方で、社会と家庭との線引きがしっかりできているタイプ。嫁さんも妻も、家庭とは経済的にも夫が支える(引っ張っていく)という意識が働き、ポジティブな意味でも『養いたい』という気持ちが表れています」
山田×西野は対等な夫婦関係を築く?
公的な書類の「世帯主」欄には「夫」と「妻」を書き分けるケースがあるが、「妻」は日本の伝統に基づいた区別であり、伝統的な考えをする傾向にある男性が呼びがちだとも付け加えた。
「『奥さん』呼びは、本来は他人の妻に対し使う尊敬語が砕けたもの。正しい日本語にならえば、自分の妻を奥さんとは呼ばないのですが、深層心理で女性を敬っているともいえますね。
また一人の女性としてリスペクトしているわけですから、対等な夫婦が多いでしょう。たとえば生活費は割り勘とか、共働きなど。山田さんと西野さん夫婦はまさに自立したタイプに見受けられますから、まさにその感性が現れた呼び方ですね」(前出の関修氏)
名前を〇〇さんや△△ちゃんなどと敬称付きで呼ぶのは、家庭に入るよりも恋人関係を重視する男性とのこと。独身時代の自由を大事にするタイプだが、子どもができたり、2人で大きな買い物をするといった金銭が絡む際には、きちんと話し合いをしておきたい。
やっぱり夫婦関係は一日にしてならず
しかも「パートナーには日頃から家族としての自覚を植え付けておけば、干渉し合わない良い関係になる」(前出の関修氏)というから、ローマに限らず、“夫婦関係は一日にしてならず”だ。
松ケンの「嫁さん」である小雪は結婚後、メディアの露出は控え、移住先の田舎で3人の子育て中心の生活をしていると報じられている。
リスペクトのお気持ちがダダ漏れみたい。
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