ルポ:ギャラ飲み額はトップ級の30分1.35万円!看護師の夢と新たな野望

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2024-04-19 06:00
投稿日:2024-04-19 06:00

売れるためには、自己投資も必要!?

 patoで稼いだお金はなるべく貯金するようにしているそうですが、エミさんは旅好きで、3カ月ごとに訪れる沖縄旅行に10万円弱、その間に挟む海外旅行に30~40万円ほど使っているとのこと。最近だとオーストラリアに行ったそうです。

 また 「patoで売れるためには、ある程度自己投資も必要なんです」と、エミさんは言います。

 まず、1年に1アイテムはハイブランドのバッグやコートを自分へのご褒美として買うことにしていて、直近だとシャネルのバックを90万円で購入しています。いいものを持っていると、お客さんから“高い女だ”と思ってもらえる、そのイメージ戦略が大事なのだそう。

豊胸手術に150万円

 そして、エミさんが一番お金をかけている自己投資は、美容施術です。おでこを丸くしたり、顔へのボトックスや脂肪吸引などに30万円ほどをかけ、豊胸手術に150万円かけるなど、美容にトータル450万円ほどかけたと言います。

 確かに、おでこの曲線や胸まわりのボディラインはとても美しく、“これぞ高い時給で働くpatoキャスト”といった印象を受けました。とはいえ、「patoには可愛い子がたくさんいるので、今後も鼻や胸など、美容施術はやっていきたい」と自分磨きに余念がない様子です。

今の生活は“あり得ないもの”だと思って

 エミさんはギャラ飲みについて、「普通の仕事ではあり得ない金額が稼げて、時間を有効活用できています。本当にありがたい」と、感謝を口にします。

「欲を言えば、二十歳くらいでpatoに出会いたかったです。そうしたら20代のうちに億り人(億単位の資産を持つこと)になれていたかも…」

 今の生活は“あり得ないもの”だと思って、なるべく生活水準を上げないように気をつけているエミさん。現実的に老後の不安などを考えると、金銭感覚がぶっ飛ばないそうですよ。

 マイホーム購入と看護師の夢に向かって、今日も六本木の街へと消えていくエミさんでした。

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


あの人気観葉植物が地震を予知!? 植物の異変から事前兆候を察知する話
 テレビ画面に映し出される南海トラフの「巨大地震注意」の文字…。不安で心が押しつぶされそうになりますな。ワタクシが生...
アプローチ中のおんにゃの子は塩対応? “たまたま”の恋の行方にドキドキ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
盆地を見下ろす丘で
 盆地を見下ろす丘で。  くるくると回る風に吹かれ、空に風の交差点を観た。
ほっこり癒し漫画/第79回「来るかな? ニャー」
【連載第79回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「女郎花と男郎花」読める? ヒント:ジョロウは間違い。初秋に愛でたい
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ミルクに難色、昭和育児の「母乳信仰」って何なん? 押しつけがましい上から目線LINEにイラッ
 初めての育児や、何人もの育児をしているお母さんは、とりわけ、毎日大変! そんなお母さんを追い詰める身内、どうにかならな...
セレブ妻が赤羽のサイゼリヤに落ちるまで 上流階級との「品格の差」に絶望
 悠々自適なセレブ生活を送っている医師の妻・大宮由香。ある日、お嬢様学校に通う娘のクラスメイト・愛舞(らぶ)とその母親・...
勝ち組ママ友が放った屈辱的な一言。私を「一般人」と一緒にしないで!
 四ツ谷・番町エリアに暮らす医師の妻である大宮由香は、娘・葵を名門お嬢様学校に通わせている。小学校に入った葵から友人がで...
嘘でしょ…娘の友達が「キラキラネーム」? 玉の輿セレブの大きな誤算
 都会の中心でありながらも、ハイグレードな住宅街として知られる四ツ谷・番町エリア。  大宮由香は、小学校に入ったば...
スメハラ? 90年代の出版社は“異臭”がプ~ン…男と香水と時代の変化
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
移住の思わぬ落とし穴。収入激減で大後悔!こんなはずじゃなかった…
 コロナ禍でリモートワークに対応する会社が多くなり、地方への移住を一つの選択肢として捉える人は増えました。でも、あまり調...
直木賞作家・荻原浩氏インタビュー 世にはびこる誹謗中傷「耳の痛い意見が人を成長させるとは言い切れない」
 パリ五輪でも選手や審判などに対する誹謗中傷は深刻な問題となっている。誹謗中傷は、他人への悪口(誹謗)と根拠のない出鱈目...
まるで最高級の餡子玉! 黒猫のプリプリ“たまたま”がキュートすぎる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
江角マキコ芸能界引退から7年、初めてデビュー作を語る(後編)父を亡くした喪失感を「ゆみ子」に重ね合わせた
 芸能界から引退している江角マキコさんが、7年ぶりとなるインタビュー取材に応じた。目的は、石川県輪島市を支援するために特...
2024-08-07 07:00 ライフスタイル
江角マキコ芸能界引退から7年、初めてデビュー作を語る(前編)伴走してくれた能登の人たちに「感謝と恩返し」を
 芸能界から引退している江角マキコさんが、7年ぶりとなるインタビュー取材に応じた。目的は、石川県輪島市を支援するために特...
2024-08-07 07:00 ライフスタイル