NHK朝ドラ「虎に翼」~第4週「屈み女に反り男?」#16
本科と呼ばれる明律大学法学部に進学した寅子(伊藤沙莉)たち。法改正が行われ、女子も正式に弁護士になるための試験を受けられるようになったことで、いよいよ男子学生には負けていられないと一段と気合いが入っていた。
本科では男子学生の花岡悟(岩田剛典)が待ち受けていたが、花岡は意外にも「これからは男女平等だ」と寅子たちに好意的。自分の偏見を恥じる寅子。
対してよね(土居志央梨)は疑いの目を持っており――。
【本日のツボ】
すっかりお客様扱いの花江
※※以下、ネタバレあります※※
昭和10年のお正月からスタート。はる(石田ゆり子)と花江(森田望智)の嫁姑戦争は、別居というかたちで収束し、良好な関係を保っていて安心しました。
「花江さんもたくさん食べてね」とはるに言われ、「ありがとうございます」と花江。すっかりお客様扱いです。
ということは、テーブルに並ぶおせち料理を作ったのははるで、花江はまったく手伝わなかったのか、という疑問はさておき。子どもも授かりなによりです。
寅子の飲みっぷり
それよりも、寅子の飲みっぷりに見とれました。「ぷはー」、実においしそうにビールを飲みます。そういえば、泥酔した人のことを「トラ」とか「大トラ」などといいますが、寅子の場合は相当に強そうです。
女子部卒業、そして、明律大学法学部進学にあたって、「明日からが勝負ですよ。あなたはやっと地獄の入り口に立っただけ。肝に銘じておきなさい」とはるが忠告している時も、手酌でビールを飲んでいました。
よく見るとそのはるの前にもビール瓶が2本、寅子の酒豪ぶりは、はる譲りかもしれません!?
【おまけのツボ】
「やあ。ごきげんよう」(花岡)
心して、教室の扉を開けた寅子たちご一行。そこに待ち受けていた花岡(岩田剛典)から出た第一声が「やあ、ごきげんよう」でした。
「皆さん、お待ちしていました」、花岡のアップに「キラ~ン」という効果音が重なりました。
キラキラ男子の登場です。「本当に尊敬しているんだ、あなたたちのこと。だってあなた方はいわば開拓者。法曹界を、いや男女平等の世を切り拓いてる。そうでしょ」とどこまでもジェントルマンな花岡に、すっかり骨抜きの寅子たち。
あの、よねまでもが、どことなく表情が和らいでいるような…。花岡の目が笑っていないと思うのは、気のせいでしょうか。
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