岩ちゃんか仲野太賀か…優三株の上昇、高等試験に落ち続ける原因判明!?

桧山珠美 TVコラムニスト
更新日:2024-04-26 16:45
投稿日:2024-04-26 16:45

NHK朝ドラ「虎に翼」~第4週「屈み女に反り男?」#20

 突然、猪爪家に検察が押しかけ、はる(石田ゆり子)は直言(岡部たかし)が贈賄で逮捕されたと告げられる。

 証拠品として家中を物色され、途方に暮れる寅子(伊藤沙莉)たちに、下宿人の優三(仲野太賀)は法律の知識を活かしてできることをしようと提案する。

 寅子たちは無罪を信じて帰りを待つが、直言の逮捕はほんの皮切りに過ぎず、世間を大きく揺るがす大汚職事件「共亜事件」として事態はどんどん悪くなっていく。

【本日のツボ】

花岡とラブラブモードに突入するかと思いきや…

 ※※以下、ネタバレあります※※

「これじゃまた、君のことばかり考えてしまうだろ」

 花岡(岩田剛典)に告白めいたことを言われ、すっかり浮かれる寅子。このままラブラブモードに突入か、とこちらもウキウキしていましたが、そうはならないのが、このドラマのいいところ。父・直言逮捕で、猪爪家は家宅捜査で一気に暗黒モードへ。

 と思ったら、我らが岩ちゃん、じゃなかった花岡が、塀を乗り越えて寅子の元へ。怪我が治ったばかりというのに大丈夫でしょうか。これぞ愛の成せる業!?

 おまけにお役に立ってくれそうな穂高教授(小林薫)まで連れて来て、花岡株、再び上昇中。

「靴だけは脱いでいただきたい」

 株といえば、ここに来て優三株も上昇してきました。家宅捜索に来た検察にも冷静に対応。靴のまま上がろうとした検察官に、「靴だけは脱いでいただきたい」と毅然とした態度で、やるじゃん、優三と。

 検察官たちを見送ったあと、「悔しい。何も言えなかった。今まで学んだことがなんにも出てこなかった」と意気消沈する寅子に対して、「寅ちゃん、悔しがるのは後回しだ。これからつらいことがたくさん起こると思う。でもひとつ救いなのは僕らが法を学んでいることだ」と励まします。

優三(仲野太賀)が高等試験に落ち続ける原因発覚!?

 ところが、この真面目なシーンでもまさかの事態が。優三の表情が徐々に変わり、お腹のぎゅるぎゅるーという音が。

 なんとか耐えようとするものの、再び、ぎゅるぎゅるーがやってきて、「ごめん、僕、昔から腹の調子(ぎゅるぎゅるー)…すまん、すぐ戻る」と言って、厠のほうへ。

「あっ」

 優三の声に吹き出しそうな寅子。その様子に「悔しがるのも泣くのも後」と、朋子が平静を取り戻したところで、「寅子ぉ~何があった~!?」と兄・直道(上川周作)が玄関を開け大声で叫ぶと、さらにそれを上回る大声で、「遅いよ、お兄ちゃん!」と。

 笑って、怒って、泣いて、笑って。もう感情がおかしくなりそうですが、そこもこのドラマの大きな魅力です。そして、本日、ひとつだけわかったことは、優三が試験を落ち続けている原因です。

 試験で実力を発揮できないのが「ぎゅるぎゅるー」のせいだったとは。ラッパのマークの正露丸を優三にプレゼントしてあげたくなりました。

 寅子と優三の顔芸競演もお見事です。

桧山珠美
記事一覧
TVコラムニスト
大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」、日刊ゲンダイ「あれもこれも言わせて」などで連載中。

エンタメ 新着一覧


『あんぱん』のぶ、山に登って「ボケー!」は“征服欲”の成せる業か? アンパンマンの原型がついに爆誕
 のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の別居生活が続く中、登美子(松嶋菜々子)から嵩の名前の由来を聞いたのぶは、ひとり山へ向...
桧山珠美 2025-08-28 15:04 エンタメ
ラウール、22歳の色気が破壊級!「愛の、がっこう」は“代表作”になると断言してもいい
 夏ドラマも中盤にさしかかりました。そのなかでも回を重ねるごとに盛り上がっているのが、木曜劇場「愛の、がっこう」(フジテ...
【芸能クイズ】松本人志が福山雅治と「HEY!HEY!HEY!」で作った“オリジナル料理”の名前は?
 テレビやネットでふと耳にした、あのひとこと。記憶の片隅に残る発言の背景には、ちょっとした物語があるのかも?  ネ...
「あんぱん」羽多子らの“あの言葉”にあんぐり…のぶも感動してる場合か。落語家の年齢も気になる
 嵩(北村匠海)は「まんが教室」という番組に出演してほしいという健太郎(高橋文哉)の頼みをしぶしぶ承諾する。そして第1回...
桧山珠美 2025-08-28 15:06 エンタメ
「あんぱん」のぶ、議員のコネ入社なのに“クビ”の謎。急成長したアキラ君と老けないオトナ達に酔いそう…
 嵩(北村匠海)が書いた詞にたくや(大森元貴)がメロディーをつけて生まれた「手のひらを太陽に」は、「みんなのうた」でも紹...
桧山珠美 2025-08-28 15:06 エンタメ
スキャンダル続出の花田優一、美女にモテまくるのは何故? 不誠実男に学ぶ「悪名は無名に勝る」メリット
 元横綱・貴乃花光司と元フジテレビアナ・花田景子を両親に持つ“親の十四光り”の花田優一。  現在、元テレビ東京アナ...
堺屋大地 2025-08-17 11:45 エンタメ
「あんぱん」八木(妻夫木聡)と蘭子(河合優実)、“何か”が始まっちゃう? 嵩は作詞能力をいつ見抜かれたのか
 舞台公演は成功裏に幕を閉じる。数日後、なぜかぼんやりした様子の嵩(北村匠海)。そこに、また一緒に楽しい仕事をしようとた...
桧山珠美 2025-09-04 12:26 エンタメ
カズレーザー、山里亮太…芸人はなぜモテる? 業界人が分析する「メロい」現象が起こりやすい納得の理由
 カズレーザーさんと女優の二階堂ふみさんが結婚した。週刊誌にも撮られなかったどころか、噂すらなかったので世間はびっくり&...
帽子田 2025-08-15 11:45 エンタメ
島崎遥香31歳、40代を迎えても「幸せの更新」方法は変わらない。カテゴライズせず“ぱるる”として生きていく
 昨年、初めての著書『ぱるるのおひとりさま論』(大和書房)を出版するなど、このところ「ひとりが好き」「結婚願望はナシ」と...
望月ふみ 2025-08-14 11:45 エンタメ
ドラマ『しあわせな結婚』の奇妙な違和感。松たか子らの“ちぐはぐさ”は計算どおりなのか?
『光る君へ』『ふたりっ子』『大恋愛』などで知られるベテラン脚本家・大石静さんの完全オリジナル作品として、夏ドラマの中でも...
「あんぱん」六原永輔=永六輔の“言葉”に違和感が…。いせたくや(大森元貴)らの記憶力も凄すぎる
 のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)は互いに隠していたことを打ち明け、新たに前を向く。それから7年の歳月が流れ――、未だ漫...
桧山珠美 2025-08-13 18:06 エンタメ
【芸能クイズ】ヒントは有名コンビ!「佐藤嘉彦・粋子」が本名な芸人は誰でしょう?
 テレビやネットでふと耳にした、あのひとこと。記憶の片隅に残る発言の背景には、ちょっとした物語があるのかも?  ネ...
空前のオカルトブーム! 大人も楽しめる「夏のホラーアニメ」3選。平成の“トラウマ級”作品が令和にリメイク
 近年、小説や映画を中心に巻き起こっているホラーブーム。Web記事から単行本化された小説を原作とし大ヒット映画となった「...
ヒカキンは本当に“聖人”だったのか? 炎上騒動で見えたトップYouTuberの人間くささ
 日本を代表するYouTuber・HIKAKIN(以下、ヒカキン)が、パクリ動画を公開したことで炎上しました。  ...
堺屋大地 2025-08-14 10:37 エンタメ
「あんぱん」のぶの不器用設定はどこへ? ボツ原稿を持ち歩く嵩…まだまだあるクエスチョン
 独立した嵩(北村匠海)は独創漫画派という集団に所属し、そこで割り振られた仕事をこなしていた。だが、決して順調とは言えな...
桧山珠美 2025-08-11 17:03 エンタメ
キンプリ岩橋玄樹、A.B.C-Z戸塚祥太ら夏の深夜ドラマ、極上イケメン4選。“フェミ男”の二世息子も俳優デビュー
 常夏の国、ジャパン 日本列島沸騰中です! 連日、熱中症警戒アラートが発令し、無駄な外出はしないようにと呼びかけます。コ...