嗅がないで欲しいのに
――愛香さん…もっと濡れてきた…ああ、甘酸っぱい匂いまで…。
彼はこれ見よがしに鼻先をワレメに押し付け、クンクンと鼻を鳴らしたんです。
――いやっ…嗅がないで。
本心でした。愛液と汗にまみれた私の秘部は、かなり濃厚な匂いを放っているはず…女なら、好きな人には綺麗な部分を愛されたいですよね。
でも、彼は決してやめませんでした。引き寄せた枕を私のお尻の下に置いて、さらに執拗なクンニをし始めたんです。
ピチャ…ニチャッ!
――あううっ!
肉ビラごと吸いしゃぶられ、私はカエルのように脚をだらしなく広げながら快楽の叫びを上げ続けました。
――枕を置いた方が、ずっと気持ちいいでしょう?
彼は嬉々として、クンニリングスを続行してきます。私の太ももを撫でながらのソフトな舌の愛撫にうっとりした直後、鋭く尖らせた舌先でズブリと貫かれ、
――はうううっ!
彼の不意打ちともいえる愛撫に、私はいくども体をもんどりうってしまって…。
濃厚で巧みな愛撫に翻弄されて
(ダメ、カエルみたいな恰好なんてみっともないわ!)
好きな人の前では美しく乱れたい。でも、そんな気持ちさえ凌駕するほど、彼の愛撫は濃厚で巧みでした。
――ああ、すごい…体がおかしくなるほど気持ちいい!
気づけば彼の頭をわしづかみ、股間に押し付けていました。
チュプ…ズジュジュ…ッ!
愛液を啜る音がひときわ淫靡に響きました。大口を開けた彼が私の膣粘膜を肉ビラごと吸いしゃぶり、クリトリスを指ではじいたんです。
――ひっ…ダメ…ッ!
拒絶の言葉を吐きつつも、私は恥丘をせり上げ、激しいクンニリングスをねだりました。クリトリスを刺激されたことで、一気にエクスタシーの階段を駆け上がってしまって…。
でも、彼…なかなかイカせてくれないんです。クリトリスが女の泣き所だと分かっても、指ではじいたり、唇でチュパチュパと吸っても、私が昇りつめそうになった途端に動きを止めてしまう。
私は完全に翻弄されていました。
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