サレ妻“み”のXが話題さらった件【専門家警鐘】不倫女への“鉄槌”正解は?

コクハク編集部
更新日:2024-05-18 06:00
投稿日:2024-05-18 06:00

30代サレ妻「み」の投稿が話題をさらった件

 30代サレ妻の「み」と称したXのアカウントが話題になっているのはご存じか。フォローは12万人(現在は削除)で、夫が職場の10歳以上年下の女性との不倫し、そのいきさつや相手女性とのやり取りを記録していた。

「み」さんのアカウントの情報によれば2023年5月、夫のスマートフォンから不倫が発覚。不倫相手の女性と話をするがこじれ、「み」さんが裁判を起こし、慰謝料請求はしないが「不倫相手と夫との接触禁止」などと約束した。

 しかし、不倫女性はこの時の合意書を反故にしたという。それどころか、女性は母親とともに「み」さんに攻撃的な言葉を吐いたり、連絡を拒否したことから、今月12日には「み」さんがXで《もしあのときすぐに私との約束守ってくれたら絶対に絶対に不倫女に憎しみ向いてない クソ夫だけに攻撃して終わった話だったと思うのに 相手が悪すぎてもう疲れた》とポスト。その後、不倫女性の顔写真や氏名などの個人情報を自身のSNSで公開していた。

《みさんが名誉毀損で逮捕されたぞ》の投稿

 大ごとになったのは同14日。元迷惑系ユーチューバーへずまりゅう(32)がXで、山口市の30代女性が面識のある女性の名誉を傷つける投稿をして逮捕されたとの報道記事とともに、《おいおいヤバいぞ。サレ妻で最近ネットを騒がせていた、みさんが名誉毀損(きそん)で逮捕されたぞ》とポストしたからだ。「み」さんとへずまは同郷で交友があったという。

 報道後はすぐに、オンライン署名サイト「Change.org」で「SNSで不倫相手を晒した女性の不起訴を求める」ページが立ち上がり、2万2000人(17日時点)を超える署名が集まっている。

 名誉毀損の“加害者”であるサレ妻には同情の声が圧倒的で、「み」さんのフォロワーには同じく、サレ妻としての悩みを吐露していたケースも多く見られた。

 しかし、法的には不倫相手の女性の個人情報を公開するのはNG。それでは、どうすれば不倫相手の女性が約束を反故するのを未然に防げたのだろうか。

若くても慰謝料を請求、初犯でもケジメを付けさせる

 不倫や離婚問題の相談も数多く受ける恋愛コンサルタントの小森華代氏が言う。

「このケースでもそうですが、不倫相手の女性がどんなに若くてもその場で慰謝料は必ず請求すべきです。合意書を書いて反省しても、心が変わってしまい、“再犯”する人はとても多いのです。

 初犯であっても、夫と相手の女性にはケジメを付けさせましょう。支払い命令を裁判所などの公の記録に残すことに意味があります。普通の感覚の女性なら精神的にダメージを与えられます。ただし、不倫相手が慰謝料を支払ったことにして、裏で夫が家計から払っているケースは多くある。不倫が発覚したら、両家の親には報告し、共有財産は慰謝料の話が出る前に管理し、把握。夫には共有財産を引き出せない状況をつくるようにするのです」

 不倫の合意書(示談書)は、弁護士などの立ち合いがなくても、互いの氏名・住所・印鑑(押印)があれば法的効力を持つという。

慰謝料や養育費を払わなくなったら?

 家族や信頼できる友人など第三者の立ち合いのもと、署名し、約束を破ったら裁判を起こしたり、追加で慰謝料を請求する旨などを記載すること。もちろん、逃げる相手には裁判所などの力を借りるほかないが、

「夫と離婚する場合、慰謝料や養育費を払わなくなるトラブルは少なくありません。お金にだらしない夫なら、慰謝料が決まったら一緒に銀行(消費者金融)に行って、該当額を目の前で借りるように促す。それを受け取って、縁を切るようにアドバイスしています」(前出の小森華代氏)

 サレ妻にとったら、夫も不倫相手も許せないが、“復讐”は、感情ではなく、お金で解決する。「新たな一歩」を踏み出すのにお金があって困ることはないのだから。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ラブ 新着一覧


もう限界、回避不可能!? 妻の“離婚スイッチ”が入った瞬間6つ
 現在、3組に1組が離婚するといわれている日本。さらに離婚を切り出すのは妻からのほうが圧倒的に多いというデータがあるよう...
2022-07-22 06:00 ラブ
酷暑に負けるな!愛が深まる夏デート4選&NG行為もチェック
 気温が上がり、露出が多くなる夏。気持ちが開放的になるので、カップルたちにとってもデートを楽しむには絶好の季節ですよね!...
恋バナ調査隊 2022-07-21 06:00 ラブ
話題!バチェロレッテに学ぶ恋愛テク いい男の選び方3つの鍵
 大勢の女性の中から、真実に愛する1人を選ぶアマゾンプライムの人気番組「バチェラー」の逆ヴァージョン「バチェロレッテ」の...
内藤みか 2022-07-21 06:00 ラブ
“ウザい認定”される前に!卒業すべきダメダメ愛情表現3選
「彼に好かれるために、かわいい愛情表現を心がけている」なんて女性も多いのではないでしょうか。でもその愛情表現、彼氏に「ウ...
恋バナ調査隊 2022-07-20 06:00 ラブ
ラッブラブだったのに!付き合ったら飽きられる彼女の共通項
 付き合い始めは常に連絡をとったり、いろんなところに行く約束をしたり、ラブラブでいられるのに、時間が経つにつれて雲行きが...
若林杏樹 2022-07-20 06:00 ラブ
まさかの手渡し!? 浮気・不倫での慰謝料請求のガチな注意点
 ステップファミリー5年目になる会社員ライターひでまるです。私は大学卒業と同時に、当時付き合っていた彼女と結婚→当時の妻...
束縛されたいって思うの変?フクザツ心理と男側の本音を解説
「好きな人に束縛されたい」と思う女性もいるでしょう。しかし、自分の自由がなくなるのにどうして束縛を好むのでしょうか? ...
恋バナ調査隊 2022-07-19 06:00 ラブ
彼氏の失敗が許せない人必見! 器の大きな女になる4つの方法
 彼氏の失敗を見ていて、どうしても「許せない!」と感じてしまう時ってありますよね。その瞬間、心の中では「許せない自分」ま...
恋バナ調査隊 2022-07-18 06:00 ラブ
身に覚えない? 叶わない恋、悲しい恋に縁がある女の特徴5つ
 あなたの周りにもいませんか? いつもいつも、叶いそうにない恋ばかりしている女性。もしかして、あなた自身も身に覚えがあっ...
ミクニシオリ 2022-07-18 06:00 ラブ
不幸は一生続かない! 先輩サレ妻が実践した4つの復活方法
 夫に不倫や浮気をされてしまった「サレ妻」。信じていた夫に裏切られ、ショックで立ち直れないと思う人も多いでしょう。でも、...
恋バナ調査隊 2022-07-17 06:00 ラブ
「テクを身につけたかった」浮気男のしょーもない弁解LINE
 浮気にどんな理由があったとしても、まずは誠意をこめて謝罪をするのが人としての筋でしょう。しかし世の中には「これってネタ...
恋バナ調査隊 2024-09-26 18:47 ラブ
遊び人の彼の本気度は? 選ばれる女性の特徴&小悪魔テク3つ
 好きになった彼が遊び人だった場合、「私のことも遊びなのかな?」と不安になってしまいますよね。どうせなら、彼の女遊びを直...
2022-07-16 06:00 ラブ
えっ、話が違う!子作りルールに従わない夫に不信感が募る妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-07-16 06:00 ラブ
妻のマイルールにヘトヘト…子作りに挑めなくなった夫の悲哀
「冷酷と激情のあいだvol.99〜女性編〜」では、3歳年上の夫であるアキラさん(仮名)が子作りルールに従ってくれないこと...
並木まき 2022-07-16 06:00 ラブ
「僕が離婚を決めた理由は…」妻が大嫌いな夫たちの証言3選
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。配偶者に愛想を尽かすのは女性に限った話ではありません。ここ数年、妻と離婚した...
山崎世美子 2022-07-16 06:00 ラブ
嘘でしょ?単なるビビり? 彼女の存在を隠す男性の5つの心理
 彼氏ができたら、すぐにでも「友達に紹介したい」と思う女性は多いでしょう。仲が良い友達だからこそ、彼氏の存在を知っておい...
恋バナ調査隊 2022-07-15 06:00 ラブ