NHK朝ドラ「虎に翼」~第8週「女冥利に尽きる?」#37
昭和17年3月。直言(岡部たかし)の工場は軍からの注文が途切れず、順調に稼働を続けていた。戦時下で食べ物が貴重になる中、優三(仲野太賀)は一緒においしいものを食べて寅子(伊藤沙莉)を元気づけようとする。
その夜、寅子は優三に「どんな弁護士になりたかったか」とたずねる。「法律の本を出すことが夢だった」と語る優三と、仲むつまじく語り合う寅子。やがて、猪爪家にうれしい知らせが舞い込む。
【本日のツボ】
人が恋に落ちるのは突然です
※※以下、ネタバレあります※※
やっぱり寅子は、満智(岡本玲)の件を引きずっていました。そんな寅子を気遣う優三。
「おいしいものを食べたら少しは気も晴れるよ」と、ご近所の農家で貰ったケンタッキーフライドチキンでいうところの“ドラム”を仲良く食べる2人。
「すべてが正しい人間なんていないから」
「ぼくは虎ちゃんに自分の人生を委ねたんだ」
「みんないい面と悪い面があって、だから法律があると思うんだよね」
「いやなことがあったら、こうして2人で隠れてちょっと何かおいしいものを食べましょう。トラちゃんも、ずっと正しい人のまんまだと疲れちゃうから。せめて僕の前では肩の荷をおろしてさ」
優三の優しさシャワーが止まりません。働く女性にとって、こんな理想的な夫がいるでしょうか。寅子もそのことに気づいたようです。
「人が恋に落ちるのは突然です」(ナレーション)
そして、寝室のシーン。寅子がゴロゴロと転がって優三の寝床に近づいていくのが可愛いかったです。寅子のゴロゴロ、チャンスがあればぜひ真似てみようと思いました。
緊張した優三のお腹がゆるくなった感じもお約束。そして、あれこれすっ飛ばして、もうご懐妊。猪爪家も大喜びでした。
久保田先輩も中山先輩もいなくなり、女子部の仲間たちの夢を一身に背負って頑張る寅子に「寅ちゃんのしたいようにやったらいいよ。僕も全力で支えるから」。
どこまでも優しい優三、ここまでいい人過ぎると、逆に神様に愛されて連れていかれてしまうのでは、と心配になります。
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