「真面目で大事にされてもときめかない」味気ない男との再婚迷う41歳女

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-06-08 06:00
投稿日:2024-06-08 06:00

好きだけど、物足りない

 サトルさんのことを「好きか嫌いかと聞かれれば、好きです」と即答する優香さん。しかし、一緒にいても一抹の物足りなさを常に感じていて、このまま彼に決めていいものか、ずいぶんと悩み続けていると話します。

「彼は、私のことをすごく大事にしてくれます。前の夫は自己中なタイプだったから、比べると正反対のタイプですね。

 友だちには『やっと理想の相手と出会えて良かったね〜!』って言われますが、人前で幸せそうなフリをするのにも、もう疲れてしまって…。

 私がこんな気持ちで付き合っていることを、サトルさんに申し訳ないなって思いながらも、別れるほどじゃないから、なんとなく一緒にいるっていう状況です」

夜の生活もつまらない

 歯切れの悪い口調で、サトルさんとの関係を口にする優香さんは、自分でも今の関係をどうすべきなのか答えが出ないまま、モヤモヤだけが募り続けているとのこと。

「サトルさんとの夜の生活も、すごく真面目でつまらないっていうのが本音です。だけど、真面目な人を選びたいって決めたのは自分だし、だから多少の部分には目を瞑らなくちゃいけないってわかっています。

 実は、サトルさんに私から提案や不満を言うと、彼は必要以上に重く受け止めてしまうから、あとが面倒になるっていうのもあって。彼に対しては、本音を口にしにくいんですよね」

 優香さんは、恋人との交際が半年を過ぎても、どこか心が通い合っていない部分を感じているものの、その原因が何なのかがまったくわからず、彼にどう話したら自分の想いが伝わるのかを考えてみても、見当もつかないと言います。

このまま結婚していいの?

「これって…、俗に言う“相性が悪い”っていうやつなんでしょうか。

 でも、条件的には申し分のない相手なので、できればこのまま結婚へと繋げたいんですよね。

 ただ…、自分の抱えているモヤモヤが解消していないのに、流れに任せて結婚をしていいのか。

 答えが出ないまま時間ばかり過ぎていることにイライラするし、彼はこういう関係についてどう考えているのかも、よくわからないんです」

  ◇  ◇  ◇

 まるで雲をつかむような様子で、ふたりの関係性を現実的な関係として捉えられていない優香さん。では、恋人であるサトルさんは、ふたりの関係や将来についてどんな想いを抱いているのでしょうか。 

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「結婚のメリットがわからない」と彼 意識改革“必勝”術あり〼
 パートナーとの関係は良好で自分は結婚したいけれど、相手に将来のことを聞いてみると「結婚のメリットがわからないから……」...
若林杏樹 2022-05-11 06:00 ラブ
「恋愛と結婚は別」ラブラブが続くとは思ってないけども…!
 若い頃はラブラブな結婚生活が続くと思っていた人が多いでしょう。でも、実際に結婚してみると厳しい現実を知ることになります...
恋バナ調査隊 2022-05-11 06:00 ラブ
男にモテる「大人女性」を考察 愛されたいなら流行追うな!
 精神的に大人な女性には、男性の心をわしづかみにする魅力がありますよね。でも、ただ年齢を重ねただけでは、「男性に好かれる...
恋バナ調査隊 2022-05-10 06:00 ラブ
シングルマザーへの助成金に根強い偏見…でも優しい人もいる
 ステップファミリー5年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
彼氏が耳触った、何なん!? スキンシップの場所で分かる心理
 彼氏が何気なくしてくるスキンシップ。触れられるだけで、とても幸せな気持ちになってしまいますよね。実は、そんなスキンシッ...
恋バナ調査隊 2022-05-09 06:00 ラブ
夫に冷めた! 離婚の2文字がちらつく…最優先ですべきこと
 どんなに理想の男性と結婚しても、何年も一緒に生活するうちに嫌になってしまうことがあります。中には、夫に対して「冷めた」...
恋バナ調査隊 2022-05-09 06:00 ラブ
モテる天然女子とモテない天然女子 決定的な違いと見極め方
「天然の女性は男子にモテる」と思っていませんか? でも実は、“天然”には2種類あるようなのです。そして、その種類によって...
恋バナ調査隊 2022-05-08 06:00 ラブ
【女性の浮気】結婚後に遊び始めた“元・非モテ女子”の勘違い
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。「浮気」といえば一昔前まで男性がすることがほとんどというイメージでしたが、今...
山崎世美子 2022-05-07 06:00 ラブ
薄給夫に不倫疑惑!証拠隠滅&ノー自白に翻弄される43歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-05-07 14:51 ラブ
妻に不倫がバレたけど…頑なに認めない43歳控えめ男性の主張
「冷酷と激情のあいだvol.89〜女性編〜」では、夫であるユウスケさんの不倫の証拠を掴みつつも、夫が認めないことに悩む妻...
並木まき 2022-05-07 06:00 ラブ
恋愛下手から恋愛上手になりたい!特徴5つ&注意点3つを習得
 好きな人ができてもなかなか恋愛に進展できない人や、せっかく彼氏ができても交際が長続きしない人は、「私は恋愛下手かも……...
恋バナ調査隊 2022-05-06 06:00 ラブ
【30代女の体験談】ほぼ毎日ささみ!モデル男と交際した顛末
 キレイめモデル系男子と付き合いたい! という女性は大勢います。けれど、実際にイケメン男性モデルとお付き合いしたら、想像...
内藤みか 2022-05-05 06:00 ラブ
男ドン引き!恋愛成就のお邪魔虫“マウント女”になってない?
「アラフォーになっても、なかなか結婚相手が現れない」と焦っていませんか。それ、もしかしたら、恋愛における“マウント女”に...
恋バナ調査隊 2022-05-05 06:00 ラブ
綾瀬はるかなら許せても…“干物女あるある”から脱却方法まで
 数年前、綾瀬はるかさん主演のドラマ「ホタルノヒカリ」でも話題になった「干物女」。何をするにも「面倒臭い!」が前提で、恋...
恋バナ調査隊 2022-05-05 06:00 ラブ
重い女と思われる二大瞬間!男性から嫌われないための解決策
 付き合うきっかけは彼からなのに、いつの間にか「重い女」になってしまう経験はありませんか。そんなつもりはないのに、男性側...
若林杏樹 2022-05-04 06:00 ラブ
ぽっちゃりはモテ!“抱き心地がいい女性”が磨くべき場所は?
 アラサー・アラフォーになると、今までと変わらない生活をしているのに「だんだんぽっちゃり体型になってきた……」と、焦る人...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:32 ラブ