“星型”カーネーションは暑い夏でも長持ちする!スターシリーズ、ご存じ?

斑目茂美 開運花師
更新日:2024-06-26 06:00
投稿日:2024-06-26 06:00
 

 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋が位置する神奈川にも、めまいがするほど暑い夏がやってまいりました。

 電気代UP宣言がなされている今夏、電気を使うエアコンやお花のキーパー(冷蔵庫ね)など猛烈な経費高騰が見込まれる模様…。となると、仕入れなければならない切り花の日持ち問題は、経営を揺るがす大問題なのでござんすが、実は夏の暑さに打ち勝つお花はあるんですよ。

 店頭に置くレギュラー商品で、かつ、日持ちする花とはなんぞや? が今回のテーマ。「カーネーションだけど夏も元気でありがたや~! スターシリーズ」の解説です。

カーネーションはお暑いのが苦手

 お花屋さんのお助け商材「カーネーション」は、母の日以外は飾らないと考えるお客さまが驚くほど多い…! 店頭でオススメするたびに「母の日じゃあるまいし」なんてお言葉、よく耳にします。

 母の日はカーネーションで決まりかあ、カーネーションはそれほどまでの認知度になったのか? と感服しますが、それだけではあまりにカーネーションのポテンシャルの無駄使いってもの。カーネーションはデイリーユースだけでなく、冠婚葬祭オールシーズンで使用される「お助け商材」なのでございます。

 カーネーションは農業技術や輸入カーネーションの素晴らしい発展により、季節問わず入手可能になりましたが、本来の旬は秋から初春の気温が低い時期…ってことは、つまり夏が大キライw。でも困るんですよ~、それじゃあ、お花屋は。

【合わせて読みたい】青い星「ブルースター」は夏の暑さに強い!ポット苗見つけたら即買いで☆

夏の暑さにも比較的強い?カーネーションとは

 夏場はカーネーションが弱いにも関わらず、救世主でないかぃ? とワタクシが勝手に応援しているのが「スターシリーズ」のスプレーカーネーションです。

 生産量は王道のカーネーションと比べてまだ少ないので、お花屋の店頭で見つけたら即ゲット! でございますよ。形状は一本にたくさんの小さな花がついたスプレータイプ。王道のスプレーカーネーションに比べると、花弁がまるで星が輝いているような形です。

 一重のものは白や淡ピンク、複色もあり、ピンクと白の複色だけど八重もございます。星型カーネーションの「スターシリーズ」はワタクシのお花屋では夏場の店頭には絶対に欠かさないのですが、初めてご覧になるお客様は「カーネーションに似てるけど何コレ」と仰ること必至。「え~カーネーション?」と不審がられますが、あまりの可愛らしさで必ずといっていいほどお買い求めになります。

 水揚げもよく、比較的暑い夏場も日持ちよく頑張ってくれます。そして何より小さいお花のくせに、一輪の存在感がハンパない!

 一輪挿しに一本飾るだけでも爆発的に目立ちます。次々とツボミが元気に咲いてくれるので持久力も申し分なし! 店頭価格は地域差もございますが、大体1本200~300円程度。日持ち&見てくれのよさで満足いただけるのが「スターシリーズ」カーネーションの大きな特徴です。

【合わせて読みたい】“母の日”にもらったカーネーション鉢を長持ちさせる6つの秘訣

暑い夏場をどう乗り切るか

 お手入れは、毎日水を換えながら茎を洗ってくれっ! の一言に尽きます。どんなお花にもいえる長持ちポイント。そこを踏まえた上でのさらなる長持ちの必殺技とは…。

1. 水に浸かる部分の葉は除去…単純に水に浸かった葉が腐る!

2. 驚きの浅水5cmが目安…水が多すぎると茎がヌメヌメ部分が増えちゃいますが、少なすぎると水枯れ。

3. ヌメリは洗って切り戻し…茎のヌメリは劣化の大きな要因。水の吸い上げ口を1cm程度斜めに切ると潰れた導管が広がって水の吸い上げがよくなる。

4. 直射日光とエアコンの風が直接当たるとイチコロ…暑いのが苦手だからエアコンの風を当てちゃえ! なんて親切心が仇に。

開運の近道とは

 カーネーションは強い浄化作用の力を持つとされています。夏の暑さに強い「スタースノー」や「スターチェリー」などの「スターシリーズ」カーネーションを飾るなら玄関がオススメです。

 気の入り口でもある玄関は、運気を整えてくれる場所。そこに強い浄化作用を持つカーネーションを飾ると、悪い気も洗い流してくれるかもしれません。

 特に白い「スタースノー」は、その色が持つ浄化の力でさらにパワーアップ! 暑さに負けずに凛と咲くスタースノーの白い花は、沈んだ気持ちを玄関で洗い流してくれるかもしれません。お試しあれ!!

 夏の暑さに負けないカーネーションがアナタの鬱々とした気持ちをスッキリ洗い流してくれますことを…遠いお空の向こうから応援しておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


いい香りから紅葉まで♡ お花屋さん太鼓判!「秋を感じる花」5選
 10月に入り、涼しい風が感じられる日が増えてきました。秋と言えばまず紅葉が思い浮かびますが、気持ちのいい気温は植物にと...
球根をお得に買うなら秋! でも植えるのは“待ち”が正解。「秋植え」のベストタイミングはいつ?
 もー、いきなりの秋! その秋は「ほっぽらかし園芸」の明暗を左右する宿根・多年草を植えるベストシーズンです。
商店会勧誘で実感。この町は「超ヤカラ的おじーおばー」の⽣息地だった!
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
ま、まじか…。価格最重視で選んだ大バズり中の「解凍プレート」で牛肉切り落としの運命が変わった!
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
【45歳からの歯科矯正】ワイヤー矯正終わったのにマウスピースを装着。毎日キッチン泡ハイターが手放せない
 ワイヤー矯正が終了し、1年半装着していた矯正器具を外しました。食後の歯磨きのしやすさに感動するのもつかの間、今度は「マ...
子育ては「完璧主義」だと詰む! SNSの“キラキラママ”に振り回されないためには?
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
小馬鹿にする人って実は…。隠された心理とメンタルを死守するための3つの対処法
 会話の節々で「私のことを小馬鹿にしてる…?」と感じるような言動をとってくる人、いますよね。今回は、他人を小馬鹿にする人...
「寝香水」って知ってる?【10月前半】調香師が睡眠の質を高めるアロマをタイプ別に解説
 少しずつ寒くなる季節の変わり目は、しっかり睡眠をとって自律神経を整えましょう。今回は、調香師ならではの裏ワザ【幸福感に...
秋の祭りを共に過ごす時間
 このひと時が宝物だなって気が付くのは、  まだまだ先の話。
老化、苦労、ボトックスとも無縁な御年50のハローキティちゃん
 踊り子として舞台に立ち、エッセイも書く新井見枝香さんの月イチ連載です。アラフォーいろいろあるけど、楽しいよ…!
見せ場もばっちりにゃん! プロレスごっこの“たまたま”が可愛すぎる~
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ほっこり癒し漫画/第82回「ウシオの大変身」
【連載第82回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「破瓜」って何歳? バージン喪失の意味もある!?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
昭和レトロぎゃふん!「ほの字のカレのため、がんばりマッスル」あえての昭和言葉がエモいLINE3選
 令和の今、昭和は遥か昔の時代に感じますよね。40代女性の皆さんは、必死に「昭和感」が出ないよう、細心の注意を払ってきた...
令和のコメ不足、その手があった!価格高騰の秋も使える我が家の対策6選
 新米シーズンに突入し、少し落ち着きを見せているものの、この夏みんなが気になって仕方なかったニュースといえば、令和の米騒...
刺さるわあ…親の“結婚しろ圧”LINE3選。OVER30が涙した「いつまでも元気でいられないから」
 30代半ばを超えると、親からの結婚に対する圧もより一層強くなってきますよね。  LINEに忍ばせた小さなプレッシャー...