セックスレスの現実と共感
相手を嫌いになったわけではないけれど、性的な対象として見られない。
このような悩みを抱えている人は少なくないはずです。
筆者自身も、夫から「女性として見られない」と言われ、10年以上セックスレスが続いています。
ドラマの前半までは、“外に恋愛相手を作りながらも家庭はそれなりに円満”という状況が描かれています。
夫婦関係に不満を持つ人にとって、この設定は一種の理想的な解決策に見えるかもしれません。
セックスレスだけに限らず、夫婦としての生活が続くと、何かしらの不満が溜まるものです。
どの夫婦にも当てはまる問題
「1122(いいふうふ)」は、セックスレスや夫婦の在り方に関する現代の課題を鋭く描いているドラマです。
公認不倫という大胆な設定ですが、細かい部分を見ていくと、どの夫婦でも通ったであろう悩みが多く出てきて共感の嵐。
二也は妻に対しても妻の母親に対してもとても優しいのですが、その優しさが違った方向にいく時もあって、一子はイライラします。
二也の不倫相手の美月(西野七瀬)の家庭も子どもの発達や夫のモラハラなどさまざまな問題を抱えています。
夫婦とはいえ、他人です。
思っているだけでは相手に気持ちは伝わらない、そんな当たり前のことに気づかされました。
それぞれの夫婦の結末が気になる
個人的には二也と、不倫相手の美月との温度差も非常に興味深かったです。
所詮、男は一瞬の恋愛のときめきを感じたいだけで、決して本気にならない一方で、無理だとわかっているけれど、不倫相手との生活を夢見ているのが女。
なんとも切ない対比でした。結局のところ、夫婦は必ずいろいろな揉め事やトラブルに直面します。
「それでも相手と一緒にいたいと思えるかどうか」これに尽きると思います。
・夫婦とは一体なんなのか?
・共に生きていく意味とは?
・婚外恋愛許可制は果たして成立するのか?
それぞれの夫婦がどのような結論を出すのか、続きが気になって仕方がありません。
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