やる気マンマン? 起業したい系男子が増殖中…本気か、金目当てか?

内藤みか 作家
更新日:2024-06-27 06:00
投稿日:2024-06-27 06:00
 年上の女性を狙う「起業したいんです」系男子が増殖しています。そのなかには起業を口実に女性からお金を引っ張ろうとするウソつき男子も混じっているので要注意!
 本気の男子を見極める方法をお伝えします。

彼らが起業したいのはなぜ?

 マッチングアプリなどで、「今は会社勤めですがゆくゆくは起業したいです」「いずれは経営者になりたくて勉強中です」などというプロフィールを見かけたことがあるかと思います。

 以前に比べてかなり起業系男子が増えた印象がありますが、なぜなのでしょうか。実際に「起業したいです」というプロフィールにしている20代の色白スリム男子に聞いてみると――。

「僕はショップ店員をしていて給料が20万円台です。今後もすごく増えるという見込みはないので、自分で起業するしか生き抜く道はないと思っています」というお答えでした。起業欲は厳しい世相の表れなのかもしれません。

女性経営者を探せ!

 話を聞いた20代の色白くんは、日に焼けると赤くなってしまう敏感肌の持ち主なんだそうで、美容には他の男性よりずっと気を使っているとのこと。この知識を活かしてオリジナルの化粧品を開発して販売したいとも話します。

 けれど、どうやって商品を作り、売っていけばいいのかノウハウがわからないので、まずは経営者の人とお近づきになりたいとマッチングアプリに登録。会社経営をしている女性に「いいね!」をして回っているとのこと。

どうしてマッチングアプリなの?

「どうしてマッチングアプリなの? 起業のためのセミナーやオンラインサロンなどのほうが人脈も増えるし、勉強になるんじゃないかな」と聞くと、「マッチングアプリで女性経営者と仲良くなれば、起業資金も支援してもらえるんじゃないかと思って」と言うのです。

 起業のためのセミナーにはお金も時間もかかります。そこで彼なりに考えた末に「女性経営者とマッチングして起業について教えてもらい、起業資金も出してもらう」という方法を編み出したのだとか。

 恋愛目的じゃないの? と聞いたら、「もちろん素敵な女性だったら恋愛にも発展するといいなと思ってる」のだとか。

求められるだけの関係

 マッチングアプリで、IT系の女性社長Fさん(40代)は、起業したい系男子と交際したことがあると言います。けれど関係は長くは続きませんでした。

「彼は求めてばかり。起業について教えて欲しい。起業したいからお金を出して欲しい。それだけじゃなく、一緒に食事をしたり旅行をするときも全部費用は私に出してもらいたい。こちらは与えてばかりで疲れた」ということです。

 女性経営者に対してすべてを求める、起業したい系男子…これでは女性の負担感が大きすぎます。せめて少しは自分で本を読んで勉強するなり、どんな商品を作りたいかをしっかり企画するなりするくらいの行動力がないと、なかなか続かないでしょう。 

 それでも、何もかもお世話してもらえると期待する男性は後を絶たないそうです。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


49歳女「28歳の彼は可愛いペットです」閉経後に酔いしれる甘美な恋愛。“結婚”以上に求めあえるもの
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-08-29 11:45 ラブ
割り勘は「男女平等でしょ」33歳男の主張に違和感。“ケチ”と“平等”の違いはどこにある?
“男女平等”を盾に、愛情まで割り勘にする人がいる。カナ(仮名・29歳)がその男と出会ったのは、会社の同僚に誘われたBBQ...
おがわん 2025-08-29 11:45 ラブ
「会ったら抱きしめて」いま“ベタベタ系男子”が増えている? 猛暑にボディータッチを欲するワケ
 猛暑が続く夏ですが、年下男子と恋愛している女性たちからは意外な声が聞こえてきます。それは「こんなに暑いのに、彼がベタベ...
内藤みか 2025-08-28 11:45 ラブ
私が出会った「人生で1番許せない」最低男たち。ウソを拡散、コツコツ貯めた340万円がパーに!
「大好きだったあの人を忘れられない」なんて女性もいますが、「絶対にあの男だけは許せない!」と、違う意味で忘れられない人が...
恋バナ調査隊 2025-08-28 08:00 ラブ
男運がないの、自分のせいじゃん! “ダメ男ホイホイ”女の4つの共通点「私だけが理解者」って違うから
「いつもダメ男に引っかかっている気がする…」と思っていませんか? もしかしたら、あなたがダメ男に引っかかるタイプの女性だ...
恋バナ調査隊 2025-08-26 08:00 ラブ
返信が来ない…彼は「回避型男子」では? 6つの“恋愛あるある”から学ぶ攻略法
「彼から好意を感じるけど、アプローチされない」「なかなか彼との距離が縮まらない」と悩んでいるそこのあなた。もしかしたら彼...
恋バナ調査隊 2025-08-26 08:00 ラブ
「姉がいる男性は沼る」ってマジか! 実は“難易度高め”な彼らの恋愛あるある。小賢しいテクは通用しない?
 姉がいる男性って、どこか女性に慣れていて自然体な雰囲気がありますよね。話しやすくて優しいのに、時々ドライで現実的な面も...
恋バナ調査隊 2025-08-25 08:00 ラブ
その“オレ通信”いらんわ! 距離感バグってる男たちのLINE6選「オレに一番似合う色は?」「角栓の写真送る!」
 仲良くもない男友達から、毎日届く俺通信…。あまりにうざいと、「あの日LINEを交換するんじゃなかった」と悔やんでも悔や...
恋バナ調査隊 2025-08-24 08:00 ラブ
「妻が出て行けばいい」“無駄遣い”は原動力だと言い切る夫。資産形成や貯金の要望を拒否する呆れた理由
「冷酷と激情のあいだvol.260〜女性編〜」では、ミーハーな暮らしを好む夫との離婚を決意したミニマムライフを好む真琴さ...
並木まき 2025-08-23 11:45 ラブ
「人生設計が狂いました」妊活に失敗した妻、浪費家の夫といる意味が見いだせない。離婚願望が強くなる日々
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-08-23 11:45 ラブ
「宝塚の男役みたいで…」夫には秘密、女性同士の濃密な関係。昂ぶる想いが“執着と嫉妬”に変わるまで
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-08-22 11:45 ラブ
「ほんと、ちょろい」裏アカが暴いた彼の本性。優しい言葉は全部ウソだった…SNS二重人格男の恐怖
「優しそうで誠実な人がいいな」――そんな言葉を繰り返していた友人のマキが、「まさに理想通りの人に出会った」と目を輝かせて...
おがわん 2025-08-22 11:45 ラブ
イケメンより優しい人より「筋肉男子」好き! 今、そんな女性が増えているワケ。背景は“社会情勢”にあり?
 筋トレ男子が人気です。今までは「マッチョはちょっと怖い」と言っていた女性も、「やっぱり逞しい人がいい」と気持ちが切り替...
内藤みか 2025-08-21 11:45 ラブ
なんで付き合ってるの? 友達の彼氏に“ドン引き”したエピソード。カスハラに束縛男って無理すぎ!
 友達の恋愛は応援したいですよね。でも「その彼氏はやめておいたほうがいい!」と思うときもあるはずです。今回はそんな体験談...
恋バナ調査隊 2025-08-20 08:00 ラブ
「優しい男はモテない」説の真実…女が語る“ガッカリした”5つの瞬間。神対応は私だけじゃなかったの?
 多くの女性が理想の男性像に“優しい人”を挙げるものの、“優しいのにモテない男性”が存在します。この矛盾はいったいなぜ生...
恋バナ調査隊 2025-08-19 08:00 ラブ
彼氏に「見知らぬ土地で置き去り→バックレ」って最悪じゃん! 人間性終わってた男の最低エピ5連発
 恋愛は、人の数ほどストーリーがあります。胸が熱くなる純愛エピソードもあれば、時には信じられない最低最悪彼氏に出会うこと...
恋バナ調査隊 2025-08-19 08:00 ラブ