えっ、そんな理由で? スナック「出禁客」がやらかすアウトな共通点

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2024-07-05 06:00
投稿日:2024-07-05 06:00

「出禁客」になる理由ってなに?

 みなさん、行きつけの飲食店で「出禁」の人って実際に見たことありますか?

 スナックなんかだと多そうだし、そういう話を聞いたことは何度もあるのですが、私も本物を見たのは一回だけ。でも一体なにをやらかしたら出禁ってなるんでしょうか?

  ◇  ◇  ◇

 前回のお話し「接待はキャバクラより断然スナック! “クセつよ”ママが教えるメリット5つ」はコチラから

お酒に飲まれる人は出禁率が高め

【神回の四コマ漫画】小汚いサンダルをやめた女性の成功実話! メイクや髪形より「キレイな靴」を履く

 何年か前に書いたことがあるのですが、スナックに来るお客さんはいい人もたくさんいるけど、やばい人もたくさんおります。

 例えば昔、私が本当に気に入っている靴を、テーブルの下でずっと踏んでくる人がいました。何回やめてと言っても聞かず、あげく「新しいの買ってやるよ」と。この靴、もう売ってねえよ! と伝えても延々と踏み続けられました…。

 またお姉さんから聞いたのは、履いているレギンスをひっぱってくる人。これも同じく、何度やめてと言っても聞かなかったそうです。こういった働いているお姉さんたちに実害のあるお客さんは出禁になります。だってキモいもんね。

 そしてお姉さんには利益があっても、お店に損害を与えるタイプの人も出禁率高め。例えば、女の子を引き抜いたりしちゃう人(私が実際に見たのはこのタイプ)。

 惚れっぽい小金持ちが多く、自分がお金を出してあげるからホステスはやらないでくれとお店をやめさせる。だけど誰とも長く続かず、同じことを繰り返すのでお店は大迷惑です。

お店の店主に嫌われたら一発アウト!

 あとはツケをしまくる人。「今日5000円の持ち合わせがないから、3000円でいい? 次払うから!」を無限にループするって人もいるんだとか。逆に、数回はこれでやり過ごせるんですね。

 また、いちばん最近聞いたのは、お店のママに対して「暇ならやってあげてもいいよ?」と言ってきた人。お店の営業をじゃないですよ、セックスしてあげてもいいよって意味だったらしいです。

 ママは「なんで私があんたにしていただく感じになってるわけ!?」とブチギレてそのまま出禁にしたそうです。

  ◇  ◇  ◇

 あたりまえだけど、お店の主人に無礼を働けば一発アウト。うーん、書きながらいろんなエピソードを見直してみても、なぜ出禁になるようやことするのか意味がわからないですね…。

 まあ、お酒を飲んで意味不明な行動をしてしまう人は危険分子だろうし、即出禁にするのがベストなのかも。

 みなさんも行きつけのお店があれば出禁の人の話を聞いてみると面白いかもしれません。

【登場人物紹介】

コミ:どろんぱの人気ホステス。明るく機転がきく話し上手。お客さんより酒乱なのが玉にきず。

ママ:どろんぱのママ。基本的にはどんなお客さんも受け入れるが、香水の趣味が合わない人は無理らしい。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


新学期早々ピンチ! 子供の「学校に行きたくない」の最適解は?
 子供が「学校行きたくない」と言い出したら、親としてはとても不安になりますよね。理由は、いじめや人間関係、勉強の遅れや体...
黄・紫・桜♪
 春の三原色を見つました。
陽だまりでゴロゴロ♡ お日様パワーを吸収する“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ほっこり癒し漫画/第71回「はふはふぴたっ」
【連載第71回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
美人局の語源に「筒」と「陰茎」
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
結婚式前夜、娘の門出を祝う「親として最後の教え」の内容に涙腺崩壊!
 入学や卒業、就職による1人暮らしなど、門出は1つの節目。嬉しい反面、どこか寂しさや不安を感じる瞬間でもありますよね。 ...
占い好きな成功者と占い好きな非成功者の違い…占いライターで一攫千金も
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
豊洲の人生勝ち組妻でも幸せじゃない?彼女が裕福と引き換えに諦めた事
 独身時代は都心に暮らしていたが、結婚を機に武蔵境に暮らし始めた千佳。しかし、郊外のこの地を愛せない。そんな時、中学の同...
「夫の駐在時にね…」なぜあのコが?田舎の同級生“玉の輿婚”に心ざわつく
 独身時代は都心に暮らし、華やかな生活をしていた千佳。しかし、結婚を機に都内から離れ、武蔵境に住み始めた。しかし、妥協し...
メガバン妻が悟ったリーマンの限界値 吉祥寺より2駅下った中古マンション
 武蔵野の自然を携えそびえる瀟洒な白亜の建物は、まるでこの場所がヨーロッパの一都市であるかのような錯覚を与えてくれる。 ...
帰ったらお風呂に…夫「沸いてるよ!子供が入ってる」危機管理能力ゼロや
 子育て中のママにとって、子供の命と健康を守るのは一番大切な使命。だからこそ、危機管理能力は嫌でも高くなります。 ...
号泣しながら「愛の讃歌」を熱唱 なぜ人はスナックでダサい姿を晒すのか
 私はこれまで多くの夜の世界を見てきましたが、スナックは本当に不思議な場所です。  完全無欠のモテ人間ほど、なぜか...
大人は「さようなら」とハッキリ言わないけど…
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
春の行楽、御朱印集めはスタンプラリーと何が違う? 作法やタブーとは
 山形県東部にある山寺(山形市)で自らの行いについて考える出来事がありました。我よ、御朱印集めがスタンプラリーと化してい...
この勇姿もあとわずか…去勢手術予定“たまたま”を記念撮影!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「クリスマスローズ」で究極のほっぽらかし園芸!怠け者でも花いっぱい♡
 猫店長「さぶ」率いる我が花屋のある神奈川は地球温暖化の影響もあり、ここ近年の特徴は卒業式に桜咲くでしたが、今年は入学式...