私が見た最凶の闇ホステス!後輩いびり、“ブルーカラー”のお客様を蔑む女

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2024-04-26 06:00
投稿日:2024-04-26 06:00

私が見た最凶の“闇ホステス”

 ホステス歴10年。スナックへの愛は今も増しており、これからもスナックの良さを知っていただくべく、何か綴れたらと思っています。

 でも同時に、あまり良くない面の話もしなければアンフェアな気もする…。今回は、私が見た最凶の“闇ホステス”のお話をさせてください。

  ◇  ◇  ◇

 前回のお話し「号泣しながら『愛の讃歌』を熱唱…なぜ人はスナックで“ダサい姿”を晒すのか」はコチラから

夜は誰にでもやさしい、でもやっぱり暗い

 基本的に、スナックは人への「愛」で成り立っていることが多いです。接客する側、そしてお客さん側のどちらにいてもそう感じます。

 そしてそこで働くお姉さんたちも、基本的には人が好きで優しく、情け深い人ばかり。まさに日本の古き善きナイトカルチャーといった感じです。

 しかしこの“情け深さ”ゆえにトラブルが起きることも。お客さんのトラブルで私がよく耳にするのが、無銭飲食です。

 おそらく結構な割合でスナック経営陣は経験しているはず。そしてホステス側なら、闇属性の人が混ざってしまうこと。

 私が見た中で最もひどかったのは、あるアラフィフのお姉さまです。わざと後輩ホステスにプレッシャーをかける・下戸のホステスへの飲酒強要・急に顔をジャッジするなど、まあ全てがかなりヤバめな女(ここでは女と言わせてくれ!)。

 なかでも特にヤバかったのは、お客さんがいる前で「作業着をきてるような人が来る店だったんでしょ?w」という発言です。これ、他店から移籍してきた新人ホステスへの言葉でした。

 ちなみに目の前で聞いていたお客さんは会社経営者でしたが、作業着でお仕事をされています。全方位に無礼すぎて、固まってしまいました。

懐の深さゆえのよからぬことも

 スナックでは、こんなパッパラパー的な考えをしてしまう人でも働くチャンスがあるんです。しかも、その懐の深さゆえ自浄作用が機能しにくい。

 本当なら誰かが指摘すべきですが、ヘタにホステス歴だけは長い相手だとなかなか…。

 これはとても難しい問題で、ホステス歴10年の私にも明確な解決策はわかりません。もしかしたら、さらに経験を積んでいけばわかるのか?

 いや、そこまでひっくるめて楽しめるのが“スナック玄人”なのかも??

【登場人物紹介】

モジョ子:自信がほしい主人公。先輩たちに憧れる新人ホステス。ダル着ラブ。

マキさん:どろんぱナンバーワンホステス。プライドをもって仕事をこなす3人の子持ち。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


おすそ分けが楽しみにゃん♡ 猫島の港で漁師さんを待つご機嫌“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
レズビアンバーを初体験! 接客、ショータイムにドキドキ…そこは「秘密の楽園」だった
 レズビアンバー。名前は聞いたことがあっても、足を踏み入れたことがある人は、少ないのではないでしょうか。  店内ではど...
40女「神戸マラソン2024」走ったで!ランナーのポイ捨て、アカンやろ…
 11月17日に行われた「神戸マラソン2024」に参加してきました! 倍率2倍をくぐりぬけ、今回で3回目の出走です。
生きた化石のイチョウをかわいく楽しむ! 花屋が教えるイチョウの葉を使った簡単フラワーデザイン
 猫店長「サブ」率いる我がお花屋は、神奈川県の片田舎にあります。今時分から年末にかけて、配達途中にちょっぴり遠回りを...
女性の「更年期と老化の受け止め」に3パターン。休むのはわがまま? 更年期休暇も求む!
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
【備蓄の日】うまっ…!無印良品級の「レトルト専門店」でごちそうを見つけた♪ ストックしたいオススメ3つ
 東京都では、11月19日を「備蓄の日」としているそうです。「1年に1度は、びち(1)く(9)の確認」なのでこの機会に保...
「乾燥対策」に使うべきベスト・オブ・アロマオイルは?【フェロモンジャッジ調香師が解説】
 女性ホルモンのバランスがよく、フェロモンが溢れる女性の共通点に「肌のみずみずしさとツヤ」があります。これは、体の内側か...
「やば、出ちゃった…」の強い味方!『吸水ショーツ』日仏対決。実際の履き心地、吸水させてみたら…
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
芸術の秋、散歩の秋!「緑と道の美術展 in黒川2024」の楽しみ方
 今年で9回目となる野外で楽しむ美術展覧会「黒川黒山アートプロジェクト 緑と道の美術展 in黒川2024」が開催中です(...
Z世代界隈に多い!? 「静かな退職」を選ぶ心理と、先輩として上手な接し方
「仕事には熱を持って取り組むべし!」アラフォー世代以降はこのように思っている人が多いですよね。その一方で、Z世代の若者は...
ひろゆき氏に言いたい! 48歳まで処女だった私は、本当に魅力がなかったのか?
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。48歳で処女を卒業し、現在はフリーで自分の時間を楽しんで...
3年ぶりのご登場! 超個性的なうし柄“たまたま”は今日も元気です
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「姿」の部首は何? イメージにとらわれてはダメ
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
週末だ、包丁も火も使わん!正義の炭水化物“爆速レシピ”5選【爆速レシピクリエイター・およねさんの自信作】
 SNSで話題の「爆速レシピクリエイター」およねさんが考案する《ひとり分の分量で》《最小限の工程で》《最低限の洗い物で》...
打倒、借りパク民!「貸したもの返して」催促LINEの“角が立たない”お手本はこれだよ~
 人に貸したものを返してくれなかった時、催促するのは気まずいと感じる人が多いですよね。  どうしたら角が立たない伝...
げっ困った! 超苦手なカラオケに誘われたら…場の空気を壊さずに切り抜ける方法
 冬が近づいてきて、そろそろ忘年会のシーズン。忘年会の二次会といえば、カラオケが定番ですよね。でも、「カラオケ、苦手だか...