スメハラ? 90年代の出版社は“異臭”がプ~ン…男と香水と時代の変化

山口明 プロ童貞・現代アーティスト
更新日:2024-08-10 06:00
投稿日:2024-08-10 06:00

香水の力で恋も名声も手に入れた女性

 実際、香水の力で恋も名声も手に入れたとされる歴史上の人物がクレオパトラ。

 古代エジプトではミイラを製造する時に必要な香料の研究が発達していた。ローマの英雄アントニウスを迎える時、クレオパラがムスクと呼ばれるジャコウジカからとった濃厚な香料を全身に焚きこめていた、というのは有名なエピソード。

――ムスクってなんともいえない魅惑的な香りですよね~。

 そうそう、こうした逸話もあって性的興奮をうながす香りとして知られていて、昔よく雑誌に「異性をその気にさせる香水」と怪しげな広告が掲載されてたなぁ。

 ところで、クレオパトラって「歴史に名を残す美女」になってるけど、実は「美女ではなかった」という説もある。

 もしかしてルックスではなく、いい香りで当時の男性たちを虜にしていたのかもしれないよね。あとスゲー床上手、テクニシャンだったって説もあるし…。

――(呆れ気味に)うーん、それってどこまで本当の話なんですか?

(思ってもなかったツッコミに焦り、急に話をまとめ始める)香りが大事なのは歴史が証明してるってことで、皆さんDOなのYO!! 次回のオレの与太話もお楽しみに。

――自分で与太話って言っちゃいましたね(笑)。

(聞き手・箕浦恵理/コクハク編集部)

【童貞のつぶやき(おまけトーク)】

「世界一有名な香水」といえばシャネルのN°5(ナンバーファイブ)。1921年に発売されて以来、100年以上売れ続けるロングセラー商品で、N°5以前のすべての香水を流行遅れにしてしまったという画期的な香水なんだ。

 それまでの香水といえば自然の花の香りとかがベースだったんだけど、N°5は80種以上のエッセンスを使った人工的な香りで、デザインも装飾を削ぎ落とした薬品の小瓶のような素っ気なさ。

 N°5というネーミングとともにシンプルの極みで、当時は革命的に新しかったみたいよ。

 そして、シャネルのコスメ界でのもうひとつの“偉業”は口紅をスティック型にしたことだ。今や口紅だけじゃなくてリップクリームや糊もあの形。普段意識せずに使ってるけど、やっぱり意外なところでつながっているんだ。

山口明
記事一覧
プロ童貞・現代アーティスト
1960年生まれ。プロ童貞しかし、あるときは現代アーティスト。そしてまたあるときはオナニストにして予言者。しかし、その実体は無職のオシャベリ・クソジジイ。毎日、地元MAD CITY(松戸市)の平和を守る為、猫背&早歩きでパトロール。本日も童貞戦線異状なし!!
著書の「ワイルドチェリーライフ山口明 童貞力で一億総クリエーター時代を生きる」が発売中。代理人による公式Xも更新中。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


何じゃコレー!モクモクの正体は開運の木「スモークツリー」♂♀どっち?
 GWが過ぎた5月中旬あたりから毎日無言の“圧”をかけ、見つめております。我が家のほっぽらかし園芸に植えられたアノ樹木を...
嘘吐きピンクローター
「知ったかぶり」という言葉がある。実際は知らないのに、知っているようなフリをすることだ。  知らなかったことを恥ず...
LINEで退職届は“フツーにある”と聞いてたが…辞めるの簡単すぎじゃね?
「退職する場合は1カ月前までに申し出ること」などと、会社ごとにルールが設けられている場合が多いですよね。でも最近は「今日...
友達褒めるはずが「シェイシェイのワンピ可愛い」で自滅…知ったか、恥っ
 人間誰しも知ったかぶりをしてしまった経験があるはず。知ったかぶりでその場を乗り切れるならいいものの、中にはボロが出て顔...
控えめな家族葬が200万ってマジ? 祖母急死で痛感!葬儀業者の“こっそり上乗せ”テク
 幼い頃に両親が離婚し母方の実家で暮らすことになりました。そんな筆者を優しく迎えてくれた祖母が2023年の11月に他界。...
2024-07-02 16:36 ライフスタイル
「楽しく暮らしています」“たまたま”が遠く離れた母上に一筆啓上
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
幸せの価値、そして――。
 家族親子恋人たちお年寄りも若者も桜に埋もれて過ごす時、人は皆幸せそうだ。  季節はもうすぐ梅雨――。
ほっこり癒し漫画/第74回「ヘルプみーこ」(中編)
【連載第74回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
今さら聞きにくい? 英語の新敬称「Mx.」や「X」って何
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
夫の胸ポケからキャバ名刺→子の刻に家出!?いいから落ち着けが止まらない
 LINEの文面だけでも、意外と「焦ってる」「取り乱してる」と分かるものですよね。今回は、そんな慌ただしいLINEを3つ...
すげえ!BoA完コピおじいに喝采。スナック常連の濃ゆいエピソード3選
 みなさんの職場には癒しキャラはいますか? スナックで働いているといろんな人を見るのですが、癒しキャラもとっても多いんで...
好きを仕事にしても「しんどい」よ。憧れだけではない現実との向き合い方
 キャリアについてよく聞くフレーズが「好きを仕事に」。確かに、好きなことでお金を稼げたら一挙両得! 幸せな毎日が送れそう...
「マタニティハイ」要注意! おブスな振る舞いが誰かを傷つける可能性も
「妊娠して幸せの絶頂です!」と感じている女性必見! 今回は、マタニティハイでやりがちなNG言動を4つ紹介します。  妊...
クネクネの正体はおとうさん!“たまたま”が真実を知った瞬間
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【花屋実践】春から秋まで眼福♡ずぼら激推し良コスパの姫リョウブって?
 今年も自らの無計画さを後悔する季節がやってきました。  猫店長「さぶ」率いる我がお花屋の店横にある屋外LAB(「植物...
「ぼっち・ざ・ろっく!」のぼっちちゃんも仰天!承認欲求モンスター図鑑
 承認欲求は、人間であれば持っている自然な欲求。誰だって「自分の話を聞いて欲しい」「自分を認めて欲しい」と感じることがあ...