“幽霊商店会”から「相談がある」と突然言われ、会合に出てみると…何!ナニ!!なにー!!!

フィッシュバーン真也子 コラムニスト
更新日:2024-09-10 16:30
投稿日:2024-08-21 06:00

商店会の預金通帳その残高は…

 さて、話は商店会の進退に戻る。決められないペアの床屋さん&元酒屋さん、2人とこのまま話していてもラチがあかないと気づいた私は、とりあえず預金通帳を見せてもらうことにした。

 前述のように、退くためには資金が必要となる。お金がなければこのポンコツ商店会は前へ進むしか道がない。通帳残高がすべてを決めてくれるはず。

 残念ながら? 幸運なことに? 残高は心もとない桁、つまり「進め」を示唆。そして、床屋さん、元酒屋さん、私の3名で、にわかポンコツ商店会再起動部隊が結成され、再出発への準備を始めることとなった。

 通帳を見せてもらった段階で、このミッションのメンバーに組み込まれる気はしていたが、まさに予感的中。この日から、区役所通いと過去の資料と睨めっこが始まり、再起動のための新たな資料作成に取り掛かることとなった。

 数日後、自ら墓穴を掘り「会長職」を拝命することになるとは、この時点で知る由もない私…。

 次回(#2)へ続く。

フィッシュバーン真也子
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コラムニスト
養生茶カフェ店主。とある都心商店会会長。ちょこっと大家業。

出版社でインテリア誌やファッション誌の編集者として長らく勤務したのち、フリーランスのエディター、インテリアスタイリスト、デコレーターとして活動。現在はメディカルハーブのスペシャリスト、ハーバルプラクティショナーの資格を活かし、養生茶と手作りおやつのカフェ『だんで茶屋』を経営。その他、著述業、不動産賃貸業などを少々営む。

外国人との結婚と離婚、シングルマザーでの子育てなど、タフな経験を栄養にして生きる50代。いい『気』を求めて神社脇に移住。住まいや暮らしを自分流にカスタマイズしながら「空間から得る幸福感」を実践研究している。54歳から建築系大学に再入学、現在大学院にて空間によるコミュニケーションデザインを研究中。

著書に食と旅のエッセイ『笑顔になれる美味しいプロヴァンス』(スタンダードマガジン)、住まいのエッセイ『女ひとり・借金アリ・貯金ゼロからのトーキョー大家さんLIFE』(主婦の友社)

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