加齢臭も漂う夫は「ザ・おじいさん予備軍」。生理的に厳しいと訴える46歳女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-08-24 06:00
投稿日:2024-08-24 06:00

見た目もダメなら仕事もダメ

「自分で言うのもおかしな話ですけど、私はまわりからかなりの頻度で『若く見える』って言われるんです。

 その私の夫なんだから、もうちょっと外見や身だしなみに気を配るのは、エチケットだと思うんですよ。

 それなのに夫は、とにかく“ザ・おじいさん予備軍”。すでに50代とは思えないほど体型も崩れていて、貧相そのもの。着ているスーツもヨレヨレ、肌だってガサガサで血色も悪くて。

 ヘアスタイルにも無頓着だから白髪が汚い感じで伸びているし、挙げればキリがないほど、“イケてない”んですよ!

 仕事ができればまだいいですけど、人並みかそれ以下。年収だって、結婚してからほとんど上がっていないし…」

 話しているうちに、夫への不満が爆発してしまった千鶴さん。聞けば夫の容姿に幻滅したと同時に、愛情も日増しに薄れているのだとか。

私は努力しているのに

 千鶴さんは、自分は努力を重ねているのに、夫が明らかな努力不足によって日増しに老けていくのがとにかく許せないと強調します。

 このまま今の状況を打破しないと、夫婦関係にもひびが入りかねないと強い危機感を覚えているそうです。

「あまりにもみっともないので、友人たちに写真を見せる気にもなりませんね。

 当然ながら、夫と一緒に歩くのも恥ずかしい。だから夫婦でお出かけなんて、ここ何年もしていません。

 バツ2になることには抵抗があるから、夫婦を継続している感じ。もし私が初婚だったら、とっくに離婚に踏み切っています。

 でも、ここへきてやっぱりこんな夫と添い遂げるのは、やめたほうがいいんじゃないかとも思います。

 夫がもう少し清潔感を持ってくれれば、違うんでしょうけど。このままでは離婚するしか選択肢がなさそうで、将来を考えると暗い気持ちにしかなりません」

 たかが容姿、されど容姿。毎日をともに過ごすパートナーの容姿に生理的な嫌悪感を覚えてしまうと、一つ屋根の下に暮らし続けるのは困難になる理由にもなりえるのでしょう。

  ◇  ◇  ◇

 では、夫であるケンタさんは、今の妻との関係性をどう受け止めているのでしょうか。実は、夫には千鶴さんが想像もしていない本心が隠されていました。

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


人気じわり「令和版レンタル彼氏」知られざる実態を“覗き見”
 彼氏をレンタルすることが、コロナ禍にじわじわ広がっています。マンツーマンでの対応なので、ホストクラブよりも密にならない...
内藤みか 2022-04-14 06:00 ラブ
「ドーターに恋をした自称ダメ男」ハイスぺお爺ちゃまの恋文
 涼香(リョウカ)と言います。銀座で長らくお仕事をさせていただいています。といって、接客型のクラブではなく、カウンター越...
涼香 2022-04-27 14:28 ラブ
傷つく恋愛いらん!付き合っていないのに手をつなぐ男性心理
 付き合っていないのに手をつなぐ男性っていますよね。若いうちなら、少しの火遊びも冒険心で楽しめるもの。でも、年を重ねるご...
恋バナ調査隊 2022-04-13 06:00 ラブ
30代40代の恋愛…なぜ片思いはつらい、逃げたいって思うの?
 若い頃は、たとえ片思いでも好きな人がいるだけで幸せな気持ちを味わえていたでしょう。でも、大人になるにつれて片思い自体が...
恋バナ調査隊 2022-04-13 06:00 ラブ
夫に幻滅する5つの瞬間 しんどい夫婦生活を1ミリでも改善!
 大好きな人との結婚が決まった時、多くの人は幸せでバラ色の生活をイメージしていたでしょう。しかし、月日が経つにつれて「こ...
恋バナ調査隊 2022-04-13 06:00 ラブ
アナタを好きになっちゃう会話術 共通の話題がなくてもOK!
 同じ趣味の話題で盛り上がっている男女を見て、羨ましいと感じたことはありませんか? せっかくデートまでこぎつけたのに、共...
若林杏樹 2022-04-13 06:00 ラブ
いざ離婚!公正証書作成で養育費月6万円、元夫は顔面蒼白に
 ステップファミリー5年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
彼と価値観が合わない…コロナ禍で浮き彫りもすぐ別れるな!
 コロナ禍になり、生活スタイルが変わった人は多いでしょう。恋人がいない不安や寂しさから恋活に力を入れる人が増えた一方で、...
恋バナ調査隊 2022-04-12 06:00 ラブ
本気で結婚したいなら「遊び終わった男性」が買いって本当?
 過去に浮気をされた経験がある人は、彼氏を選ぶ時に「浮気するタイプかどうか」を基準にしている人が多いでしょう。中には、女...
恋バナ調査隊 2022-04-11 06:00 ラブ
男が失いたくない彼女って? 若さより“人生経験”に勝算あり
 アラサー&アラフォーになると「これを最後の恋にしたい」「失いたくないと思われる彼女になりたい」など、切実に思うようにな...
恋バナ調査隊 2022-04-11 06:00 ラブ
排卵検査薬ない? 絶賛不倫中の子から届いたドン引きLINE5選
 芸能人や著名人による不倫報道はたびたび世間を騒がせていますが、あなたの身の回りでも、不倫をしている人は意外と多いかもし...
恋バナ調査隊 2022-04-10 06:00 ラブ
デートがしたいだけ! 女性から誘う時の秘訣3つと男性の本音
 恋愛中に「彼からデートに誘ってくれたらいいのに!」と思う女性は多いでしょうが、現実はそう甘くはありません。でも、だから...
恋バナ調査隊 2022-04-10 06:00 ラブ
ビビビッを信じて!「一目惚れカップル」の恋は意外に長続き
 恋に落ちる瞬間は人によってさまざま。時には「一目惚れ」をしてしまうこともあるでしょう。一目惚れは成就しづらいというイメ...
恋バナ調査隊 2022-04-09 06:00 ラブ
男性は繊細な生き物デス…彼のプライドを傷つける彼女の言葉
 男性には「男のプライド」があります。雄々しく見えるこのプライドですが、実はちょっとした彼女の言葉でも傷ついてしまうデリ...
恋バナ調査隊 2022-04-09 06:00 ラブ
結婚10年目で発覚!“鬼嫁”と吹聴する夫に不信感が募る38歳妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-04-09 06:00 ラブ
“鬼嫁”と吹聴すれば楽…切実な事情を抱える41歳劣等夫の選択
「冷酷と激情のあいだvol.85〜女性編〜」では、3歳年上の夫・トシキさん(仮名)から、自分の知らないところで“鬼嫁”呼...
並木まき 2022-04-09 06:00 ラブ