パパ活とママ活、何がどう違う?「何でもします」を“喧伝”した30代フツメンが垣間見た地獄

内藤みか 作家
更新日:2024-09-12 06:00
投稿日:2024-09-12 06:00
 パパ活の逆ヴァージョンの「ママ活」をしたいと考える男性が増えています。女性とデートをしてお小遣いをもらうというものです。

 しかしママ活は甘い世界ではなさそうです。痛い目に遭った男性の経験談をご紹介します。

パパ活とママ活は何がどう違う?

 ママ活を始める男性は、「女性がパパ活してあんなに稼いでいるのだから、自分もママ活して収入を得たい」と考えるようです。

 今回話を聞いたJさんも、バイト先で知り合った女子大生から「パパと食事をするだけでお小遣いをゲットした」と聞いて、決断したそうです。

 Jさんは31歳のフリーター。今はコンビニで深夜バイトをしています。お給料は決して多いわけではないので、年上の女性と食事をしてお金がもらえるのなら、そんなうれしいことはありません。

ママ活に年齢制限ってあるの?

 しかしJさんが「ママ活を始めたい」と相談すると、パパ活女子大生は難しそうな顔をしました。パパ活では若くて可愛い子ほど人気があり、収入も得やすいというのです。なので30代のJさんの需要は多くはないかも…と、言いづらそうに伝えてきたのです。

 あくまでもポジティブなJさんは、「少しでも需要があるのなら」とマッチングアプリに登録し、自分より年上の女性に「ママ活したいんで、お食事でもしませんか?」と持ちかけましたが、返事は一切戻ってきませんでした。


【こちらもどうぞ】10歳超年上女にアプローチする男性が増えている。“出産が難しい”と断り、後悔しないための改善点

「20代に見える30代より、本当の20代がいい」

 それでもめげずに売り込み続けていたある日、40代の女性から返信がありました。「ごめんなさい、20代を探しているので」とのことでした。

 やはり若いほうがいいのかと落ち込みながらも、Jくんはめげずに「僕は30代だけど童顔で、よく20代に見られますよ」と返したのです。

 女性からの返信にはこう書かれていたそうです。

「20代に見える30代より、本当の20代がいいです。30代とお食事をするメリットが見えないので、ごめんなさい」

 やはり30代の自分は需要がないのかもしれない…Jくんは心が折れそうになったそうです。

 Jくんはメガネをかけていて、ゲームが好きな、おとなしいタイプ。顔も体型もかなり普通です。どこかに自分のような純朴な青年を好むマダムがいるのでは、という淡い期待は打ち砕かれる結果となったのでした。

どうしてもマッチングしたい!

 やり取りした40代女性は、20代男性を探している理由を、「学生くらいの年齢の男性とお食事をして、若返った気持ちになりたいの。アンチエイジングみたいなものかな」と説明してくれました。若い男性と食事をすることが美容にもいいと考えているようでした。

 30代は食事だけではマッチングしづらいのかもしれないと考え、Jくんは作戦を変えることにしました。

「お食事しましょう」から「なんでもします」にメッセージを変え、ママ活を呼びかけてみたのです。すると返信がありました。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


アラフィフで婚活→1カ月で「即婚」達成!『54歳スピード婚』が断言する“お値段以上のある効果”
 新年に「今年こそ結婚したい!」という大きな目標を掲げる人が少なくありません。では、今年中に結婚するためにはどのような行...
内藤みか 2025-01-09 06:00 ラブ
一体なぜ? “不倫容認”に至った夫婦の6つの物語。「お好きにどうぞ!」に至った経緯は…
 そう多くはありませんが、「お好きにどうぞ!」と不倫を容認している夫婦は実在します。不倫を問題視しない夫婦、今回はそんな...
恋バナ調査隊 2025-01-09 06:00 ラブ
夫の顔を妥協した女が後悔する6つの瞬間。「トゥンク…!」できない生活はつらい
「男は顔じゃない」なんてフレーズがあるように、夫は顔ではなく内面で選ぶべしといわれていますよね。でも、夫の顔を妥協した女...
恋バナ調査隊 2025-01-07 06:00 ラブ
旦那の浮気を義母に相談したら「これが目的やろ?」義母の性格や息子の本性見たり
 旦那の浮気が発覚して「懲らしめたい」「痛い目に遭わせたい」と、義母への相談を考えている女性もいるでしょう。ただ、あなた...
恋バナ調査隊 2025-01-06 06:00 ラブ
幸せになりたいなら断った方がいいプロポーズ5選。その彼は運命の相手ではない可能性アリ
 女性としての喜びを感じられる瞬間といえば、大好きな彼からのプロポーズ。好きな人と家族になれる嬉しさで胸がいっぱいになり...
恋バナ調査隊 2025-01-06 06:00 ラブ
【2024年人気記事】私が48歳まで処女だったワケ。30代日本人女性の3人に1人が性体験なし
 あけましておめでとうございます。2024年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
mirae.(みれ) 2025-01-05 06:00 ラブ
【2024年人気記事】年下男にモテるアラフィフ女達 褒めより気を遣う“たった1つ”のNG行為
 あけましておめでとうございます。2024年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
内藤みか 2025-01-04 06:00 ラブ
【2024年人気記事】独占・いきなり“ヤリマン願望”宣言した漫画家のモヤモヤと裸への価値観
 あけましておめでとうございます。2024年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
河合桃子 2025-01-03 06:00 ラブ
【2024年人気記事】一児の母で現在妊娠中。「それでも抱かれたい…」35歳英会話講師の不倫欲 #1
 2024年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
蒼井凜花 2024-12-31 06:00 ラブ
【2024年人気記事】「何もかも苦痛なのに夜の営みは月数回」空虚な結婚生活を終わらせたい女
 2024年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
並木まき 2025-08-05 17:11 ラブ
「しないとだめ?」冷凍庫のような結婚に終止符、45歳バツイチ男が不倫相手との再婚を躊躇するワケ
「冷酷と激情のあいだvol.227〜女性編〜」では、2年弱にわたる不倫関係の末に、相手の男性の離婚が成立し結婚を切望する...
並木まき 2025-03-03 19:12 ラブ
「書類を出すだけじゃん!」不倫成就→略奪婚のはずが、前進しない関係に苛立つ34歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-12-28 06:00 ラブ
脱・2番目の女! 本命になれない女子の残念な特徴4つ、デートでしでかす過ちとは?
「気づくといつも2番目の女になってる…」と悩んでいる女性はいませんか? もしかしたらあなたには、改善すべきポイントがある...
恋バナ調査隊 2024-12-28 06:00 ラブ
おかもとまりは2度目離婚→新彼氏公表。シンママの結婚&恋愛、子供の将来に影響しないスパンは?
 元ものまねタレントで現在はクリエイターのおかもとまり(35)が24日、自身のブログを更新し、新恋人の存在を明かした。友...
36歳女医「婚外恋愛のきっかけは父の不倫疑惑です」ナンパで出会った年下男子は救世主か極悪人か?#1
 あまたある婚外恋愛の中でも、父の不倫疑惑が背景にあるケースは珍しいかもしれない。  今回、取材に応じてくれたのは...
蒼井凜花 2025-03-03 19:12 ラブ
BL、女風に続き2025年は「百合」が流行る? 性別問わず関心高まる“知られざる世界”
 2024年に話題になったワードのひとつに「女性用風俗」があります。テレビ番組やマンガなどでも取り上げられることが続き、...
内藤みか 2024-12-26 06:00 ラブ