増えるアラフィフからの婚活。60代男性とお見合いした50代女性が悟ったことは?

内藤みか 作家
更新日:2024-09-19 06:00
投稿日:2024-09-19 06:00
 アラフィフで婚活を始める女性が増えています。同い年か年下の男性を希望する人が多いのですが、結婚相談所からはシニア層ばかりを紹介されがち。そこで何事も経験だとシニア男性とお見合いしてみると、想像を超えた老後世界が待っていたのでした。

いつの間にか独身は自分ひとりに…

 アラフィフ世代になってから結婚相談所に登録したMさん。仕事に夢中で、気づいたら40歳を超えていたといいます。

 それでも周囲に同様の独身女性がいて一緒に出かけたり食事をしたりしていたので、寂しいと感じることはありませんでした。

 しかし、そうした仲間も1人また1人と伴侶を見つけ、気づけばグループのなかで独身はMさんだけに。夫のノロケで盛り上がる会話についていけないつらさや、老後の孤独の不安から、結婚相談所に登録することになったのです。

【こちらもどうぞ】10歳超年上女にアプローチする男性が増えている。“出産が難しい”と断り、後悔しないための改善点

年下男性を希望したのにシニアばかり

 しかし直面したのは、アラフィフで婚活する厳しさでした。同い年の男性か年下の男性を希望するMさんでしたが、希望する年齢の男性からの申し込みは1件も入らなかったのです。

 相談所からは、「この年代の男性は、子どもが産める年下の女性を選ぶ人がほとんどなんですよ」と気の毒そうに言われる始末。

 しかし、シニアと呼ばれる60代以上の男性からは何通も申し込みがありました。

 写真を見ると、深く刻まれたシワに白い頭髪にやはり抵抗を感じてしまいました。まだまだ若いつもりだったので、高齢者と交際することを勧められても、どうしても納得できなかったのです。

60代の男性とお見合いすることに

 結局Mさんは、60代の男性とお見合いすることになりました。同年代や年下には自分から交際を申し込んでも断られてしまい、結局会えるのはこの世代の男性だったのです。

 せっかく高い入会料を払って登録した相談所なので、1人でも多くの男性と会っておこうと思ったのです。

 お会いした男性はにこやかで、Mさんを前にしてかなり嬉しそうにしています。「こんな若い人に会ってもらえるのは初めて」と言うのです。

 60代の彼は、同年代の女性ばかりとマッチングしていたのだとか。

相手はもうすぐ定年…にゾゾッ

 Mさんは都心のホテルのティールームで、60代男性が張り切って語る人生プランを聞きました。

 彼は来年で定年退職をする予定だというのです。リタイア後は警備員のバイトをちょこちょこしながら、のんびり庭いじりや温泉旅行をして過ごしたいのだとか。

 それを聞いてMさんはゾッとしました。50代のMさんはあと10年は働き続けるつもりなので、彼の老後生活に合わせられそうにありません。働き続けるMさんと、庭いじりをする彼とでは生活のテンポも違いそうです。

 さらにMさんは、ショッキングなことを聞かされました。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


恋人の“避妊しないで”に演技で応じる男 好きだけれど結婚はしたくない訳
「冷酷と激情のあいだvol.162〜女性編〜」では、3年間にわたって交際している恋人・リョウタさん(36歳・仮名)にプロ...
並木まき 2023-09-30 06:00 ラブ
結婚は躊躇し、避妊具ナシには応じてくれる彼…37歳女が目論む受胎計画
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-09-30 06:00 ラブ
夫が「ひきこもり」になったらどうする? 慌てず冷静な対応がマストです
 ある日突然、夫がひきこもりになったらあなたはどうしますか? 仕事にもいかず、ずっと家にいる夫にどう接したらよいのか戸惑...
彼氏にママ活疑惑…クロかどうかチェックする方法3つ、未遂はチョー厄介
「ママ活」といった言葉が広まるにつれて、とある問題が出てきています。それは「彼氏がママ活しているかも!?」なんて疑惑です...
内藤みか 2023-09-28 06:00 ラブ
マジかよ…夫の隠れ借金が発覚!大切な財産とメンタルを守る8つの対処法
 ある日突然、夫の借金が発覚したら、あなたはどうしますか。「これって、私も返済しなくちゃいけないの?」「これから先、我が...
恋バナ調査隊 2023-09-28 06:00 ラブ
結婚したくない若者が増加中!? 蛙化現象もあるらしい、理由を聞いてみた
 今、若い世代で「結婚したくない」という女性が増えているのだそう。いったい結婚のどこにデメリットを感じているのでしょうか...
恋バナ調査隊 2023-09-28 06:00 ラブ
初デートでキョドりたくない!話題が続かない人のモテ会話術
 初デートって緊張しますよね。年齢が上がるにつれて、失敗したくない思いから何を話していいのかわからなくて、口が重くなる時...
若林杏樹 2023-09-27 06:00 ラブ
籍入れたとたんに豹変…よく見極めたい「結婚後に変わる男」特徴7つ
 交際中は優しくて愛溢れる彼氏だったにも関わらず、結婚したとたんに態度が変わる男性がいます。結婚後「こんな人だと思わなか...
恋バナ調査隊 2023-09-27 06:00 ラブ
彼氏のドタキャンから始まるイイ女道 いらっとしたら飲み込むのが得策
 楽しみにしていたデートをドタキャンされたら、誰だって悲しいものです。でも文句を言ったら、それが別れの原因になってしまう...
恋バナ調査隊 2023-09-26 06:00 ラブ
39歳、赤ちゃんを見ると母乳が出るような気に…出産のリミットを考える
 最近、お母さんの腕に抱かれている小さな赤ちゃんを見るとなんだかおっぱいがうずきます。  見てるだけで母乳が出るん...
豆木メイ 2023-09-26 06:00 ラブ
外見が大事ですか? 見た目のことを言う男性の心理&3つの対処法
 どうせ恋愛をするなら、自分の中身をまるごと愛してほしいもの。でも、彼氏がやたらと見た目のことを言う男だと、がっかりしま...
恋バナ調査隊 2023-09-25 06:00 ラブ
「不倫の慰謝料」気になる使い道、サレ妻たちは何を思い、どう使った?
 夫に不倫された場合、相手の女性に慰謝料を請求できます。その相場は数十万円から数百万円ほど。時には1000万円以上になる...
恋バナ調査隊 2023-09-24 06:00 ラブ
当てはまりすぎて自分が怖い!? 恋愛ご無沙汰女性5つの特徴と脱出方法
 気が付いたら「数年、彼氏がいない……」なんて人はいませんか。あまりにもご無沙汰だと、恋愛の仕方すら忘れてしまいますよね...
恋バナ調査隊 2023-09-23 06:00 ラブ
「結婚6年でメシマズは致命傷」妻に抱かない宣言を突き付けた夫の決断
「冷酷と激情のあいだvol.161〜女性編〜」では、結婚6年目にして完全にセックスレスになり、夫婦で話し合うたびに状況が...
並木まき 2023-09-23 06:00 ラブ
夫の「2度と抱かない」宣言にタガが外れた43歳レス妻、潮目が変わった
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-09-23 06:00 ラブ
やっておけばよかった…既婚女性が悔やむ「恋愛ときめき」7大イベント
 イベントは恋愛に欠かせないときめきエッセンス。結婚して落ち着いた今、「もっと、こんなことしておけばよかった」なんて後悔...
恋バナ調査隊 2023-09-22 06:00 ラブ