目黒蓮“おバカキャラ封印”でますます上がる俳優業のハードル 「何をやってもキムタク」化の不安

更新日:2024-10-05 17:03
投稿日:2024-10-05 17:00

 Snow Man目黒蓮(27)の“ヒーロー化”に拍車がかかっている。9月27日放送の「それSnow Manにやらせて下さい」(TBS系)で、ファッションセンスを見極める新企画「TOKYO SoreSnow COLLECTION」がスタートし、スペシャルゲストのウエンツ瑛士(38)とともに、メンバー9人それぞれが思い思いのコーディネートを披露した。

 それを藤田ニコル(26)、「みちょぱ」こと池田美優(25)、河北麻友子(32)ら女性タレント審査員の5人が判定するという企画で、渡辺翔太(31)、宮舘涼太(31)、阿部亮平(30)らが酷評され、「ダサコレ」という不合格認定される結果となった。一方、目黒のコーディネートは大きな批判もなく、絶賛された。

 しかし目黒のコーディネートと審査員の絶賛具合に違和感を抱いた視聴者が多かったようで、《ビストロのキムタクみたいな忖度祭りがめめにも始まっているのだと思っている》《キムタクがヨイショされてるのと同じで目黒君をイジらない雰囲気は、見てる方が痛々しい》と、目黒に対する過剰な持ち上げぶりに、事務所の先輩である木村拓哉(51)のようになることを心配する声も散見されていた。

■「お便り」を「おべんり」と読み、「連絡」を「練楽」と書く

 目黒といえば、デビュー当時は持ち前のおバカぶりを活かし、バラエティー番組にも積極的に出演し、今年3月にレギュラー放送を終了した「アイ・アム・冒険少年」(TBS系)でも、そのおバカぶりをいじられ、お茶の間を沸かせていた。

「目黒さんはクイズ番組で、『お便り』を『おべんり』と読んだり、『連絡』を『練楽』と書いたり、ヘビを哺乳類と答えるなど、実はSnow Manの中でも随一のおバカキャラで、それがファンにも愛されていました。しかし、『silent』の佐倉想役で大ヒットして以降、すっかりそれを封印してしまった印象です」(バラエティ番組制作関係者)

 今やグループの人気を牽引する存在になり、俳優としてのキャリアを積み重ねている目黒にとって、おバカキャラでいじられることは、役のイメージを損なう可能性があるということなのだろうか。だが、その目黒を"下げてはいけない"という空気感こそが、Snow Manと目黒の成長を阻んでいると見る向きもある。

「目黒さんが"完全無欠である"というイメージを背負わされることで、目黒さんやSnow Manが本来持っている面白さをファン以外の視聴者に知ってもらう機会を逸しているのでは…と危惧しているファンも多いようです。また、『何をやっても完璧な目黒蓮』というイメージを守ろうとすると、木村さんのように演じる役柄に制限が出かねません。各方面へのガス抜きとしても、三枚目な部分も適度に出した方が良いかもしれません」(芸能関係者)

 目黒が初の月9主演を務めた前期放送の「海のはじまり」(フジテレビ系)に対し、重い展開が続きながらも救いを求めて最終回まで見届けた視聴者からは《「海のはじまり」は目黒くんには「黒歴史」》という声も上がった。朴訥とした素直そうなイメージを貫くことが必ずしもプラスに働くとは限らない。

  ◇  ◇  ◇

 木村拓哉がブレずに“キムタク”を演じ続けていることにも限界が見え始めている。●関連記事【もっと読む】キムタクが迫られる「主役の座」からの退場…盟友からも“二番手”降格を提言される異例の事態に詳しい。目黒も路線変更するなら今だろう。

エンタメ 新着一覧


【写真特集】ぎらついていた時代のKAT-TUNメンバーたち
  【この写真の本文に戻る⇒】中丸雄一はいつまで地下に潜む? “アパ丸君のざわめく時間”を描く日は来るのか
中丸雄一はいつまで地下に潜む? “アパ丸君のざわめく時間”を描く日は来るのか
 いやあ、驚きました。人は見かけに寄らないというか。KUT-TUNの中丸雄一(40)のことです。  女子大生とのア...
朝ドラ史上に残るラブシーン。インテリはこれだからー!視聴者をやきもきさせた深夜の本庁トーク
 優未(竹澤咲子)から、思わぬところに優三(仲野太賀)の手紙が入っていたことを教えられた寅子(伊藤沙莉)。寅子のことばか...
桧山珠美 2024-08-10 08:58 エンタメ
寅子と航一どうなる? 花江訪問、涼子忠告、優三ラブレターの“一押し”3連チャン
 予想していなかった人物の突然の訪問に、喜びを爆発させる寅子(伊藤沙莉)。優未(竹澤咲子)と稲(田中真弓)も加わり、4人...
桧山珠美 2024-08-08 17:00 エンタメ
フワちゃん炎上で再評価? 竹内涼真ら「誤爆」で好感度が上がった芸能人
 タレントのフワちゃん(30)がお笑い芸人のやす子(25)に向けて放った暴言が大きな騒動を巻き起こしている。8月4日、X...
【写真特集】懐かしい!16年前の渡辺梓さん
  【この写真の本文に戻る⇒】「じゅん散歩」のロケに突然、朝ドラ女優が登場! しかも黒髪から“ファンキーヘア”になって...
「じゅん散歩」のロケに突然、朝ドラ女優が登場! しかも黒髪から“ファンキーヘア”になっていた
 リモートワークの日は、羽鳥さんのモーニングショーからそのまま「じゅん散歩」(月〜金曜9時55分、テレビ朝日系)を見るの...
「クソばばあ」に「クソ小僧」、涼子のリアクションにも注目
 寅子(伊藤沙莉)は、戦争によって航一(岡田将生)が背負った苦しみに寄り添いたいと思う。  一方、寅子から「よりど...
桧山珠美 2024-08-08 16:37 エンタメ
早くも“NHK御用達俳優”の片鱗が?「虎に翼」出演の岡部ひろきはそんじょそこらの2世俳優とは違う
 1日放送「ダウンタウンDX」(日本テレビ系・読売テレビ制作)に故・西城秀樹さんの息子・木本慎之介(20)が出ていました...
なぜ令和ロマンは賞レースに出続ける?3冠制しヘイトも無視する戦闘力
 芸歴10年以下のお笑い賞レース「ABCお笑いグランプリ」(テレビ朝日系/以下ABC)が7月7日に開催。M-1に続き、令...
帽子田 2024-08-03 06:00 エンタメ
航一の秘密、明かされる。久々の回想シーンでも発揮した直道の顔芸パワー
 判決後、涼子(桜井ユキ)の店で寅子(伊藤沙莉)らと杉田(高橋克実)たちは偶然顔を合わせる。  戦争で娘と孫を亡く...
桧山珠美 2024-08-02 16:00 エンタメ
【写真特集】ワンピース姿を披露する、珍しく清楚なあやまん監督
【この写真の本文に戻る⇒】 【独自レポ】あやまんJAPANは健在だった! Tバックにぽいぽいコール、コンプラ無視の危ない...
優未の言葉「困っている子を助けるのは普通」に教えられた真っ当なコト
 寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)は、涼子(桜井ユキ)の店がたびたび嫌がらせを受けていたことを知る。警察に相手にされず...
桧山珠美 2024-07-31 16:30 エンタメ
赤いミサンガの女・美佐江、来た~!“放置エピソード”の回収がお見事
 寅子(伊藤沙莉)と優未(竹澤咲子)の姿を見ていきなり号泣した杉田(高橋克実)。実は杉田は昭和20年の長岡空襲で娘と孫を...
桧山珠美 2024-07-29 16:45 エンタメ
目黒、ニノを“沼落ち”続出の松村北斗「西園寺さん」が猛追!視聴率やTVerではない意外なデータが急上昇
 7月も後半に入り、2024年夏期主要ドラマの初回がほぼ出揃った。その中でも特に、STARTO ENTERTAINMEN...
こじらぶ 2024-07-27 06:00 エンタメ
「ごめんなさい」を連呼する航一。“戦時中の何か”は来週判明する?
 玉(羽瀬川なぎ)の将来を奪ったのは自分だと、涼子(桜井ユキ)も悩んでいた。寅子(伊藤沙莉)は2人の決断を応援するため、...
桧山珠美 2024-07-29 15:49 エンタメ