更年期突入を控え「稼げるときに稼いでおきたい」。45歳女性“再婚への戸惑い”は特別なのか

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-10-12 06:00
投稿日:2024-10-12 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

45歳。バリキャリ女性の深刻な悩み

 優香さん(仮名)は、45歳のバツイチバリキャリウーマン。30代の頃に離婚をし、現在は17歳になる娘とともに都心のマンションで暮らしています。

 半年ほど前にアプリで知り合った男性・タカユキさん(50歳・仮名)と順調交際が進んでいて、つい1週間前にプロポーズを受けたばかりとのこと。

 しかし優香さんには、友人に話しても理解してもらえなかった深刻な悩みがあると打ち明けます。

稼げるときに稼いでおきたい

「結婚…かぁって感じで、プロポーズされたのに、まったく気持ちが盛り上がらないんですよね。

 その理由は自分でもわかっています。タカユキさんと私の性格が真逆といっていいほど異なるんです」

 暗い表情で話し始めた優香さんは、妊娠や出産を経験する中、ほとんど仕事を休まずに働き続けてきた女性。

「仕事が好き」だと自覚しているほか、稼げるときに少しでも稼いでおきたい気持ちが強いのです。

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並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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