「子供は誰の子だ?」うたた寝の悲劇、妊娠中の不倫がまさかの夫バレ 35歳英会話講師の不倫欲 #2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-11-08 15:05
投稿日:2024-10-11 06:00

20人に1人は托卵妻?

 由奈さんは続ける。

「私はすっかり宗太郎さんにハマっていましたから、彼の子供を妊娠しても『一生、秘密にしよう』と墓場に持っていく覚悟でした。

 ご存じですか? 20人に1人は不倫相手の子供を夫の子供として出産し、夫に養育させているんですって。『托卵妻(たくらんづま)』と呼ぶそうです」

 由奈さんはその日、1カ月ぶりに宗太郎さんに抱かれた。

「とても優しく抱かれました。彼が『赤ちゃん、大丈夫かな』と言いながら、ベッドに横に寝た体勢で背後から貫いてきたんです。俗にいう『寝バック』ですね。

 赤ちゃんを大切にしなくちゃと思う一方で、女としてめいっぱい愛されて歓喜に浸りたい思いも強くて…。

 夫や家族には、いつもどおり『英会話の個人レッスン』と言っていますから、問題はありません。事実、英会話のレッスンは続けていましたし、家のことも家事代行サービスを利用しながら、可能な限り頑張りましたよ」

夫や娘への罪悪感はほぼゼロ

 由奈さんは、「体調が悪くて外出できなかった1カ月間を取り戻すかのように、仕事も恋愛も全力で挑んだ」と笑う。

「宗太郎さんとのLINEも、ラブラブ度がアップしていきました。彼、『子供の名前、どうしようか?』なんて相談してくるんです。その頃には性別は男の子だと報告していたので、彼は『赤ちゃんの名前辞典を買って、いろいろ調べているよ♡』とすっかりパパ気取り」

 娘や夫に対しての罪悪感はなかったのだろうか?

「無かったと言えば嘘になりますが、ほぼゼロに近いでしょうか。仕事をしっかりして家計を助けていますし、家事や育児も可能な限りやっています。そして以前も言ったように、『女に生まれてきたからには、女を満喫したい』がポリシーですからね。

 LINEもさらに刺激的になっていきました。『こないだ、中出ししちゃったけど大丈夫かな?』と心配する彼に、『妊娠9カ月くらいまでは大丈夫みたい。早く逢いたいな♡』と返信すると、『名前なんだけど、湊(みなと)とか、碧(あおい)はどうかな?』『素敵な名前ね』などと甘いやり取りが続きました」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


クソリプよ、セックスレスの原因は自分だと考えたこともある
 セックスレスであるとTwitterで発信している人のアカウントを見ると、コメント欄に必ず「そんな性格だから抱かれないん...
豆木メイ 2023-07-11 06:00 ラブ
睡眠第一、生理的に無理…「夫婦のセックスレス好都合派」妻たちの本音
 夫とセックスレスで「寂しい」「つらい」と悩んでいる女性は少なくありません。ですが、世の中には「むしろありがたい!」とラ...
恋バナ調査隊 2023-07-11 06:00 ラブ
容姿は二の次三の次! 本命になれない女子がデートでやりがちな行動4選
 いい感じになった男性とデートをしても、なぜか気がつけばただの友達で、なかなか本命になれないと悩んでいませんか? 実は本...
恋バナ調査隊 2023-07-11 06:00 ラブ
単身赴任中の夫の不倫で人生狂わせるのは嫌!友人をチラつかせる予防策
 夫の単身赴任中に、不倫が発覚したという夫婦は少なくありません。夫婦が離れている時こそ本当の絆が試されますよね。  今...
恋バナ調査隊 2023-07-10 06:00 ラブ
結婚指輪をなくした! 夫にバレる前の“悪あがき”&二の舞を踏まない対策
 お互いを一生涯のパートナーとして誓った証である「結婚指輪」は、2人にとってとても大切なものですよね。でも、1割くらいの...
恋バナ調査隊 2023-07-10 06:00 ラブ
不潔のレッテル貼るの待って!爪が長い男性から読み取れる性格と意外な訳
 男性の手元を見た時に、爪が長く伸びているとあまり良い印象は受けませんよね。実は爪が長い男性の多くは、ネガティブな「4つ...
恋バナ調査隊 2023-07-09 06:00 ラブ
「ゼニがあるのに何不満?」月6万円で彼女に世話をさせたい成金50代男
「冷酷と激情のあいだvol.150〜女性編〜」では、モラハラ自覚のない彼のモラハラに悩み、自分に自信を失ってしまった亜紀...
並木まき 2023-07-08 06:00 ラブ
「モラハラ男に引っ掛かったのが運の尽き」自信と笑顔を失った41歳独女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-07-08 06:00 ラブ
「ヒモ彼氏が欲しい」ってマジ? 理由とメリットを徹底解説
 仕事をせずに、金銭面で彼女に頼りっきりの「ヒモ彼氏」。悪い印象を持つ女性も多いようですが、実は今バリキャリ女子の中で「...
恋バナ調査隊 2023-07-08 06:00 ラブ
胸板、血管、ほくろ…何フェチ? 色気を感じる男性の身体部位7選
 女性で、男性の特定の部位に色気を感じる「フェチ」がある人は多いようです。フェチの部位は人によってさまざま。なかには、ほ...
恋バナ調査隊 2023-07-08 06:00 ラブ
「不倫夫の歯ブラシでトイレ掃除」恐ろしい!サレ妻たちの計画的な復讐法
 夫に不倫された女性をネット上では「サレ妻」と呼びます。一見、「サレ妻」という呼び方から、悲劇のヒロインのように可哀想な...
恋バナ調査隊 2023-07-07 06:00 ラブ
草食も肉食も凌駕!人気急上昇「犬系男子」の特徴、幸せな恋ができそう
 男性のタイプといえば、草食系、肉食系などが思い浮かびますよね。中でも最近、人気上昇中なのが「犬系男子」です。今回は犬系...
恋バナ調査隊 2023-07-07 06:00 ラブ
年下彼氏との食事でお金を出していい時・悪い時、最強ホットスポットは?
 近頃は年下の男性と恋愛する女性が多く、経済力の違いに戸惑うケースも増えています。  彼におごってあげるべきかどうか迷...
内藤みか 2023-07-06 06:00 ラブ
“過干渉オカン”になってない?カレに口出しせずに過ごす方法
 カレが大好きなのに、気になるところを見つけては、口出ししたりイライラしてしまう時ってありませんか。  例えば、友...
若林杏樹 2023-07-05 06:00 ラブ
男性のガラスの心を傷つけてる? 夫婦でも言ってはいけない3つのこと
 今回は、夫婦でも言ってはいけないこと3選を紹介します。夫婦になって一緒にいる時間が長くなればなるほど、お互いの悪いとこ...
恋バナ調査隊 2023-07-05 06:00 ラブ
具合悪いからって“バイ菌”扱いする!? 夫を「敵認定」した5つの瞬間
「夫婦関係は、いつも良好」なんて夫婦はごく稀。どんなに仲良く見える夫婦だって、喧嘩をします。言動によっては「夫は敵」と感...
恋バナ調査隊 2023-07-04 06:00 ラブ