「SDGsな散歩」の楽しみ方。クリスマスリースや季節のスワッグ作りに役立つ“お宝”街路樹3種

斑目茂美 開運花師
更新日:2024-10-16 06:00
投稿日:2024-10-16 06:00
 日中は暑くてエアコン、夜は軽く暖房をつける不思議な秋ですが、お散歩がグッと楽な気候になりました。今回は「お宝の横を素通りしてたかも? お散歩の途中に収穫できるもの」の解説です。

街路樹にも秋の訪れが…

 野山だけでなく街路樹や何気ない植物が秋色に変化し、冬支度をしていく様子は時間を忘れていつまでも眺めてしまいます。ワタクシの場合は花の配達途中の車窓からですけど…。

 そして「あーキレイだな」で終わらず、「あーキレイだな」から「あーいつ拾えるかな」と思い始めたら、アナタも立派なお花ヲタクです!

クリスマスリースや季節のスワッグに役立つ

 何気なしに毎日通る道やお散歩コースには、ひょっとしたら気が付かないだけで“お宝”の横を素通りしているかもしれません! 特に秋はクリスマスリースや季節のスワッグにも使える魅力的な実物(みもの)や葉が「マジで!?」な状態で生えている…。

 わざわざ資材屋さんで仕入れる身としては、生息場所を発見するたびに「ここもか!」の発狂レベルです。

 そういえば、ワタクシが幼少だった昭和の時代、名前も知らない実物や枯葉、松ぼっくりを拾ってきては、ボンドや枝、洋菓子屋さん(もう言い方が古いw)のキレイな包装紙やリボンを駆使してあれこれ作ったものでござんした。

【読まれています】球根をお得に買うなら秋! でも植えるのは“待ち”が正解。「秋植え」のベストタイミングはいつ?

 いつの間にか「拾うもの」から「買うもの」になっておりましたが、SDGsな令和は、「再利用」に美徳を感じる時代に戻ってきたのでございます。

 散歩コースを必死で前だけを向いて歩いてるアナタ。たまには上や下を見てみてください。本当にビックリするくらい身近な場所にお宝があります。まずはコチラをご覧くださいませ。

注目の街路樹3種類

 街路樹には、紅葉や実物を楽しむセンスの良いものが驚くほど植えられています。たとえば海が近いと潮風にも強い松が多く、都会では紅葉の美しい銀杏並木をよく見かけます。

 松林には松ぼっくり、銀杏並木で採れる鮮やかな黄色の落ち葉は、幾重にも重ねた葉っぱをワイヤーを使って、レイのように串刺し状に繋げば、ドライフラワーにもなるイチョウの葉のリースが出来上がります。

 お散歩コースでよく見かける樹木の中で、ワタクシがワクワクするものをご紹介いたします。

フウの木

 よく見る街路樹ですが、秋になると真っ赤な紅葉が美しい「モミジバフウ」の実は、「ポプラコーン」という名前になって、クリスマスリースのポピュラー商材として販売されております。風が強い日や枯葉が落ちれば実もバンバン落下して、もう最高よ。

ナンキンハゼ

 こちらも最近では街路樹でよく見かけるようになり、近年のドライフラワーブームで大人気! 驚くほどの高額で取り引きされております。真っ赤に紅葉する葉が美しく、黒い殻がはぜると中から白い実が顔を出し猛烈に可愛い。こちらも風が吹くと小枝が折れてよく落下しております。もう最高よ。

ヒノキやスギノキ

 えー! と思うかもしれませんが、実はヒノキの仲間も街路樹でよく見かけます。ヒノキなどのスギの仲間の実は、大小さまざまで形も千差万別。

 松ぼっくりと並んで、ドライフラワーの実物花材としては最もポピュラー。秋のリースやクリスマスの飾り付けには欠かせません。ナチュラルなものから脱色したもの、ゴールドやシルバーに色付けされてしまうと、まさかこれが? なものに変身しちゃうから不思議。

 ワタクシの行動範囲では「Theヒノキ」や「Theスギノキ」はワンサカですので、台風の後は絶好の採取のタイミング! 実だけでなく実付きの枝まで落ちてて、もう最高よ。

 特にヒマラヤ杉の実は、落下するとバラバラに砕けて先端の部分だけが残ります。まるで木でできたバラの花のようなので「シダーローズ」と名前を変えて販売されていますが、スギの実だなんて!? な素敵な造形物です。

 今回ご紹介したのはホンの一部。「あーこれは!」と思わぬ発見をしながらのお散歩は、今までとは違った楽しみ方ができます。

お宝を拾ったあとの保存方法

 採取してすぐに室内に入れてしまうと、虫がいる可能性があります。洗ったり乾かしたりは必要。この作業は室外で行うことをオススメいたします。

 松ぼっくりやスギの実などは丸一日水の中に入れっぱなし。その後天日干しです。ドングリなどのナッツ系は、洗って水気を拭き取ったら、ビニール袋に密封して冷凍庫に入れてもいいですよ。

 自分で採取したもので手作りのリースやスワッグは、まさに世界にひとつだけ。ぜひお試しあれ。

 アナタのお散歩がさらに楽しくハリのあるものになりますことを…遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


それ入れちゃう!?  我が家の「かさ増し食材」を大公開。節約×ダイエットにもベストな10選
 メニューの定番の食材を、別の食材で「かさ増し」させたことはありますか? 食費の節約、栄養バランスの調整、ダイエットなど...
「じゃ、誕プレとデート代返して」ってケチすぎない!? 相手の“本性”に幻滅したLINE3選
 あなたが信頼している彼氏や親友は、別の顔を持っているかもしれません。  もしも、そんな相手の本性を目の当たりにし...
「大金に手が震えた」若手芸人が打ち明ける“営業”の実態…VIP相手の席で抱いた違和感の行方
 世間を揺るがす芸能界の黒い噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。現在は清浄化が行われている芸...
推し活ロス、将来の不安…独女にこそ「サウナ」を勧めたい。暑苦しい場所が“居場所”に変わった理由
 外出もままならず、仕事も減り、推しにも会えない――そんなコロナ禍の真っ只中、アラフィフ独女の私が偶然出会ったのが「サウ...
媚びない女は憧れる女性へ、スナックママが「一匹狼を目指すな」と伝える真意
 スナックのママといえば、たいがい激動の人生を歩んできたことが多く、その会話は含蓄に富んだものばかり。  今回はつ...
換毛期が来る~! 愛するペットと飼い主のサバイバル術。ガチで“使える”のはコロコロだけじゃない
 春と秋。年2回の犬や猫の換毛期…飼い主は抜け毛に悩まされる時期です。いくら掃除をしても追いつかず、頭を抱えてしまう飼い...
洗練されすぎぃ! モデル級“イケにゃん”のクールな佇まいにズームイン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
その手があったか! 正直しんどい「オンライン飲み会」、 賢いオトナの“断りテクニック”7選
 コロナ禍、スタンダードになったオンライン飲み会。家から気軽に参加できる分、誘いを断るハードルが高いと感じる人も多いはず...
不安な時は「呼吸法」で心がリラックス。“おもち”イメージして体もトロトロに♡【専門家監修】
 2012年に59歳で亡くなったロック歌手・桑名正博さんとアン・ルイス(68)の長男でミュージシャンの美勇士さんや、タレ...
「あなたの秘密は?」毎夜、女に探られて…“ハニートラップ”にハマった豪傑な男の末路
 職場や近所、SNS界隈に現れる「残念な人」、いますよね。実は今から約2000年前から現在に伝わる「聖書」にも「残念な人...
なんて可愛い“にゃんたま”!「なに見てんの?」な表情と美しいボディラインにメロメロ♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
9月1日は「防災の日」。経験者が教える“我が家の地震対策”7選。マウスウォッシュやヘアゴムが役に立つわけ
 9月1日は、関東大震災に由来して制定された「防災の日」。災害は一人暮らしの女性にとって大きな不安ですが、いざという時に...
【漢字探し】「坊(ボウ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
「生きることが難しい」不注意すぎる私の日常。PR案件の真偽や如何に。
 踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きな...
ヤバ…トイレ行きたい、おならしたい! “緊急事態”をどう乗り越える? 生理現象のごまかしテクニック
 電車や会議中の急な尿意や、うっかり人前でおならをしてしまう瞬間――。大人になっても誰にでも訪れる“生理現象のピンチ”。...
ちょ、想像以上に高価な付録だ!「VOCE10月号」3500円→980円も驚異だが、660円得する方法を発見
 本体以上の値段がする付録がついて、毎号コスパ抜群な雑誌の付録。今回はさらにお得さが増す、書店限定付録についてレポートし...