再び紅白司会で国民的MC“有吉弘行嫌い”のナゼ?…裏にフワちゃん問題スルーやメディアへの猛抗議

更新日:2024-10-16 17:03
投稿日:2024-10-16 17:00

 11日に司会者が発表された大晦日の「第75回NHK紅白歌合戦」。

 今回抜擢されたのは、NHK連続テレビ小説「おむすび」のヒロインで、3回連続となる橋本環奈(25)、前回の朝ドラ「虎に翼」のヒロインで初司会の伊藤沙莉(30)とNHKの鈴木奈穂子アナウンサー(42)、そして、2回連続となる有吉弘行(50)の4人。

 昨年の紅白は、旧ジャニーズ事務所(STARTO ENTERTAINMENT)創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題で、同事務所所属グループの出場はゼロに。この影響もあってか、紅白は平均視聴率が過去最低の31.9%を記録したが、もう一つ不評だったのが有吉の初抜擢だった。今回、2回目の司会が発表されると、《え~有吉嫌いだから見たくない》《有吉なんぞに司会をさせるなんて愚行》といった声が目立つなど、現在、MCを務めるレギュラー番組を12本抱える超人気者にシビアなのだ。
 
「昨年の紅白ではそつのない司会ぶりで、藤井フミヤとヒット曲『白い雲のように』を披露するなど、NHKが『日本を代表する司会者のお一人』と持ち上げるだけのことはありました。視聴率低迷の責任は有吉にありませんが、“アーティストに興味もリスペクトもない”“自分が撮られるのは過剰に嫌がるクセに、人に対して意地悪なところが嫌い”といった声が出ています。さらに、フワちゃんのことをかわいがっていたのに、やす子への『死んでください』発言が問題になると、フワちゃんを庇うわけでもなく叱るわけでもなく、番組でさりげなく名前を出してイジる程度の“我関せず”の態度に終始している」(芸能ライター)

 テレビ出演の多さから“かなり食傷気味”という声も出ている有吉については、視聴者だけでなく、メディア関係者からもネガティブな声あがっている。有吉は2021年4月1日に元フリーアナの夏目三久さんと電撃入籍し、今年の3月には第一子が誕生。夏目さんとの夫婦関係は順風満帆だというが、結婚に行きつくまでで、芸能界やマスコミを巻き込んだ大騒動があった。

■物議を醸した夏目三久との熱愛騒動
 
「2016年に日刊スポーツが1面で"夏目(三久)アナと有吉熱愛!すでに妊娠"とスクープ記事を報じました。夏目は当時、TBS系の朝の情報番組『あさチャン!』のキャスターで、芸能界のドンと言われる所属事務所の当時の社長がこの記事に激怒したのです」(週刊誌記者)

 熱愛、妊娠のスクープ記事に、他のメディアが後追いに動くと、有吉サイドは当初「昨年まで交際していたが、現在は別れている」と、結婚、妊娠こそ否定したが交際の事実は認めた。しかし、その後、「記事は事実無根」と全否定に転じたのだった。

「夏目アナをかわいがっていた所属事務所社長の逆鱗に触れたことで、ワイドショーはこの一件をスルー。日刊スポーツも渋々記事を誤報と認め、謝罪しました。その5年後に、2人は入籍しましたが、普段は歯に衣着せぬ有吉もこの一件についてネタにするでもなく、最後まで自らの口から語らなかった。さらに、自身の家族が写真週刊誌に撮られると猛抗議。過去には週刊誌が故郷に押しかけたことに嫌悪感を露わにしていますが、その一方で、結婚といい、フワちゃんの件といい、自身の身に降りかかった案件をスルーする傾向が見られる」(前出・芸能ライター)

 有吉に対してアレルギーが聞かれる中、超人気司会者は低迷が続く国民的番組の救世主となるのか。

(本多圭/芸能ジャーナリスト)

  ◇  ◇  ◇

 共演NG?たけしは有吉をどう評価しているのか。●関連記事【もっと読む】ビートたけしのNHK紅白サプライズ出演は立ち消え…司会の有吉弘行を嫌い、結婚時はテレビでメッタ斬り…に詳しい。

エンタメ 新着一覧


すわ、嫁姑戦争勃発か!? 月のもので結束力まで描く脚本の妙
 実際の事件を調べるため、まんじゅうを作ってみることにした寅子(伊藤沙莉)たち。すると涼子(桜井ユキ)が急に謝罪したいと...
桧山珠美 2024-04-19 15:50 エンタメ
「お月のもの」ネタ再び、寅子らの生理談議にマスターのヘンな気遣い
 よね(土居志央梨)は貧しい生い立ちを明かし、涼子(桜井ユキ)や寅子(伊藤沙莉)など、同級生らが恵まれていることに憤りを...
桧山珠美 2024-04-18 16:50 エンタメ
森香澄は“嫌われる女”を演じてる説 「女子アナ」抹消計画を進行中!?
 元・テレビ東京の「女子アナ」で、昨年3月に退社してフリーに転身後、バラエティ番組を中心に引っ張りだことなっている森香澄...
堺屋大地 2024-04-17 06:00 エンタメ
朝ドラ史上初の快挙!ヒロインの月のもの(生理)事情が描かれた
 生徒数が減り、存続の危機に陥る明律大学女子部。宣伝のため2年生の寅子(伊藤沙莉)たちは先輩の久保田(小林涼子)・中山(...
桧山珠美 2024-04-15 15:48 エンタメ
平野、神宮寺、岸のNumber_i返り咲きの春! 欲いえばもっともっと…
 さくら満開の春、Number_iがテレビに帰ってきました平野紫耀(27)、神宮寺勇太(26)、岸優太(28)、お久しぶ...
「ニャニャニャニャニャ」寅子の必殺技!いずれ強い虎になる“伏線”か?
 判決の日。寅子(伊藤沙莉)たちの予想は外れ、妻が着物を取り戻すことが認められる。大喜びする女子部の面々だったが、よね(...
桧山珠美 2024-04-12 18:20 エンタメ
不祥事芸人・フジモンの賛否両論の復帰劇!実は吉本への貢献度が抜群?
 昨年10月に当て逃げ事故を起こして活動自粛していたフジモンことFUJIWARA・藤本敏史が、3月23日放送の『さんまの...
堺屋大地 2024-04-12 06:00 エンタメ
寅子「あきらめたらそこで終わり」はもしや…名作漫画のイズムにニヤリ
 傍聴した裁判について尋ねた寅子(伊藤沙莉)に対し、穂高(小林薫)は皆で議論してみるよう促す。  暴力を振るう夫か...
桧山珠美 2024-04-11 15:25 エンタメ
トラコ入学、伊藤沙莉は表情筋を自由に操る女優…男装の山田よねにも注目
 昭和7年。晴れて「明律大学女子部法科」に入学した寅子(伊藤沙莉)のクラスには女子の憧れの的の華族令嬢・桜川涼子(桜井ユ...
桧山珠美 2024-04-08 18:38 エンタメ
“お騒がせ”青井実アナが心機一転、なにわ男子の道枝駿佑と似てるって⁉
 世の中の人がNHKに持つイメージといいますと、「真面目」「お堅い」「地味」といったところでしょうか。  そんな中...
逃げ恥の百合ちゃん役が“頭のいい女は頭の悪いふりをするしかない”発言
 穂高(小林薫)に出くわしたことで女子部への出願が母・はる(石田ゆり子)にばれてしまった寅子(伊藤沙莉)。  娘に...
桧山珠美 2024-04-05 15:30 エンタメ
「虎に翼」語りは尾野真千子 NHKアナと俳優のナレーションの違いは?
 寅子(伊藤沙莉)がお見合いに苦戦する中、親友の花江(森田望智)は寅子の兄・直道(上川周作)との結婚準備を順調に進めてい...
桧山珠美 2024-04-05 15:14 エンタメ
「虎に翼」シン・朝ドラの予感!わずか1話、たった15分で心つかんだ描写
 昭和6年・東京。女学校に通う猪爪寅子(伊藤沙莉)は父・直言(岡部たかし)、母・はる(石田ゆり子)から次々とお見合いを勧...
桧山珠美 2024-04-01 22:28 エンタメ
僥倖!世界に挑む赤西仁ほど「サムライマック」のCM向きな俳優はいない
 マクドナルドのCMにイケメンあり!  そんな声をちらほら耳にするようになりました。たとえば4月2日から全国放送さ...
平野らTOBEがドーム公演大成功の一方、暗雲立ち込める旧ジャニの逆転は
 3月14日から17日にかけて、滝沢秀明氏創設のTOBE所属アーティストによる東京ドーム公演「to HEROes ~TO...
こじらぶ 2024-03-30 06:00 エンタメ
ブギウギ最終回、水を差すようでスンマセン! 残念すぎる4つの演出と描写
 スズ子(趣里)のさよならコンサートが始まる。客席には懐かしい多くの面々がかけつけている。茨田りつ子(菊地凛子)、愛子(...
桧山珠美 2024-03-30 11:41 エンタメ