愛子(麻生久美子)は名古屋の元スケバン、酒井若菜は栃木出身だったんだ

桧山珠美 TVコラムニスト
更新日:2024-10-17 16:45
投稿日:2024-10-17 16:45

第3週「夢って何なん?」#14

 結(橋本環奈)がギャルたちと福岡・天神のゲームセンターで遊んでいるところに、いきなり警察官が現れた。最近、天神界隈で、若い女性たちがサラリーマン相手に金を巻き上げる事件が多発しているという。

 博多ギャル連合のメンバーは自分たちが疑われていると思い警戒するが、警察官たちはそういう事件に巻き込まれないようにと注意を促す。


【こちらもどうぞ】50歳北村有起哉の高校生は、もはやコント!博多大吉「物事には限界がある」のごもっとも

【本日のツボ】

糸島のオードリー・ヘプバーンと名古屋の元スケバン

 ※※以下、ネタバレあります※※

 母・愛子(麻生久美子)の発案で、ギャルたちの練習場所として米田家を開放しました。もちろん、ギャル嫌いの父・聖人(北村有起哉)のいない時に。

 で、ふと思ったのですが、なにも電車に乗って米田家に行かなくとも、娘の一大事に警察からの電話にも出ないような母しかいないルーリー(みりちゃむ)の家だったら、どうせ誰もいないのだから、存分に練習ができるのではないかと(笑)。

 もっとも、米田家にギャルちゃんたちが集まったおかげで、祖母・佳代(宮崎美子)の野菜のバーニャカウダや、佳代が若い頃、「糸島のオードリー・ヘプバーン」と呼ばれていたプチ情報を知ることができたわけですが…。

 そして、この日はもうひとつ、母の愛子が「名古屋の元スケバン」であることも発覚しました。佳代がそう言うと愛子は「やめてよ、そんな昔の話」と言うだけで、否定はしなかったので、多分そうなのでしょう。

 そうなると、名古屋の元スケバンがどうして聖人と知り合い、結婚することになったのか、気になります。いずれまた、ご本人たちによる再現シーンがあるかもしれないので、それはそれで少し楽しみです。

 もうひとつ。この日、福西のヨン様こと四ツ木翔也(佐野勇斗)の母が登場しましたが、以前、予想した森三中・大島ではなく、酒井若菜でした。酒井も栃木出身だったのですね。てっきり木更津かと思っていました。「木更津キャッツアイ」のモー子、懐かしいです。


桧山珠美
記事一覧
TVコラムニスト
大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。読売新聞「アンテナ」、放送批評誌「GALAC」、日刊ゲンダイ「あれもこれも言わせて」などで連載中。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


山本耕史、玉木宏はTVで告白 イクメンパパの手作り弁当が心底羨ましい
 生まれ変わるなら堀北真希さんになりたい、心からそう思いました。26日放送「あさイチ」(NHK総合)のプレミアムトークの...
山下智久「正直不動産2」、永野芽郁月9「君ここ」冬期ガッカリドラマは
 山下智久(38)主演の「正直不動産2」(NHK総合)が好調だ。初回平均世帯視聴率5.8%、個人視聴率3.0%から第2話...
こじらぶ 2024-01-27 06:00 エンタメ
“ラスボス”小雪の大迫力!NHKは「わろてんか」の再放送どうですか?
 山下(近藤芳正)は大阪へ向かいトミ(小雪)と話をする。山下は、スズ子(趣里)や愛助(水上恒司)の覚悟を必死に語り、なん...
桧山珠美 2024-01-26 16:05 エンタメ
スズ子ご懐妊! 山下&坂口“おじさん応援隊”のワナワナ顔が必見すぎる
 病状が落ち着いた愛助(水上恒司)とスズ子(趣里)は、2人きりで湖畔に旅行に出かける。  そこで将来の家族のこと、...
桧山珠美 2024-01-25 15:50 エンタメ
口をプーっ! 草彅剛演じる羽鳥の駄々っ子な表情に注目して
 トミ(小雪)から伝言があると、社長秘書室長の矢崎(三浦誠己)が、スズ子(趣里)と愛助(水上恒司)のもとにやってくる。 ...
桧山珠美 2024-01-22 15:35 エンタメ
宮沢氷魚の文面にデキ婚とは言わせない圧…イケメン続々“獲られる”幕開け
「まさかやー」と思わず声をあげてしまいました。そうです。宮沢氷魚(29)と黒島結菜(26)の事実婚発表です。 「か...
元モー娘。加護亜依様の“セクシー女優匂わせ”が冗談に聞こえないワケ
 モーニング娘。黄金期の人気メンバーだったものの、現在はお騒がせタレント化してしまっている加護亜依。昨年も週刊誌やネット...
堺屋大地 2024-01-20 11:16 エンタメ
シン・スズ子誕生!タナケンに「面白いね」と言わしめたヒロインの魅力
 喜劇「舞台よ! 踊れ!」の幕が上がる。タナケン(生瀬勝久)に稽古ですべてを受け止めると言われたとおり、スズ子(趣里)は...
桧山珠美 2024-01-19 14:45 エンタメ
タナケン(生瀬勝久)の決め言葉、「どうだろうね」に込められた真意
 スズ子(趣里)は、不安を抱えたまま喜劇王・タナケン(生瀬勝久)との舞台稽古を続けていた。  なんとかしようと、ス...
桧山珠美 2024-01-22 15:16 エンタメ
ブギウギ新章、タナケン役生瀬勝久の“顔芸”と「3枚の張り紙」が見もの
 小夜(富田望生)が付き人をやめると言って姿を消してから3カ月、愛助(水上恒司)は大学を卒業し、村山興業で働き始める。 ...
桧山珠美 2024-01-17 15:49 エンタメ
5年ぶり「おっさんずラブ」にコレジャナイ感?それでもいいと思うところ
 あの「おっさんずラブ」が5年ぶりに帰ってきました。2018年4月期にスタートした同作は、ピュア過ぎるおっさんたちの恋愛...
小夜(富田望生)の食い意地は国境を越えた!愛か、餌付けされただけか
 復学した愛助(水上恒司)は、スズ子の公演に触発され、いっそう勉学に励んでいた。  そして、公演が再開して以来、ス...
桧山珠美 2024-01-12 16:05 エンタメ
任侠ドラマ出演の高岡蒼佑様…小栗旬&芸能界批判に“かわいいチワワ”か!
 アウトローな役柄などで人気を博していた元俳優の高岡蒼佑。役者引退宣言をしていたものの、今年2月にリリースされる任侠ドラ...
堺屋大地 2024-01-11 06:00 エンタメ
朝ドラ名物の闇市、小夜の食い意地はタダモノじゃねえ!
 戦争が終わって3カ月、世の中の混乱は続き、スズ子(趣里)たちは未だ公演ができずにいた。  愛助(水上恒司)の病状...
桧山珠美 2024-01-09 14:50 エンタメ
歯に衣着せぬ小夜のキャラを生かしたブギウギ流「玉音放送」シーン
 終戦の日。スズ子(趣里)たちは巡業先の富山で玉音放送を聞く。りつ子(菊地凛子)は慰問先の鹿児島で敗戦を知る。  ...
桧山珠美 2024-01-08 15:50 エンタメ